看護師に転職の情報と体験を。
勤務先別の看護師転職

ショートステイで働く看護師の仕事内容やメリット・デメリット

  • 公開日:
ショートステイで働く看護師の仕事内容やメリット・デメリット!転職する注意点
当ページには広告リンクが含まれます。

当ページを含む当サイト「看護師転職ガイド」は、株式会社pekoが運営しており、複数の企業と提携しています。記事内で紹介しているサービスに登録・申込みが行われた場合、提携企業より報酬を受け取ることがあります。

ただし、掲載サービスの評価・順位・選定基準は、提携の有無や報酬の有無に左右されることはありません。編集方針に基づき、読者の判断支援を最優先として情報を掲載しています。

なお、当サイトでは閲覧ユーザーの方に課金を求めるサービスの掲載は行っておりません。

広告掲載およびPR表記の考え方については、広告ポリシー(PR表記の明示)をご確認ください。

ショートステイは、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などに併設されている場合や、ショートステイを専門とし、単独で運営している一般企業もあります。

また、中には働く看護師が不在のショートステイの施設もあり、運営施設によって様々と言えます。

このページでは、ショートステイの施設で働く看護師の仕事内容、働く看護師のメリット・デメリット、ショートステイへ看護師転職する注意点を体験事例も含めて説明していきます。

監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

著作・監修記事一覧

執筆・監修看護師
原口 看護師
原口 看護師
  • エリア:埼玉県在住
  • 保有資格:看護師
  • 施設経験:公立病院、総合病院、個人病院、ショートステイ
  • 専門分野:整形外科、整形外科外来、内科、小児科、内視鏡室

看護師歴15年以上で、公立病院、総合病院、個人病院、ショートステイ等の勤務経験があり、整形外科、整形外科外来、内科、小児科、内視鏡室等が専門分野となります。また、2人の子供がいるシングルマザー看護師であり、少しでも転職する看護師の皆様へ役立つ情報を書いていけたら思っています。

著作・監修記事一覧

看護師が知っておきたいショートステイについて

看護師が知っておきたいショートステイについて

介護施設の中でもショートステイはとても複雑になっており、看護師としてショートステイへ転職を考える方は、知っておきたい知識を解説していきます。

ショートステイとは?

ショートステイとは?

ショートステイとは、65歳以上で要支援・要介護認定をされた方、又は40歳以上65歳未満の特定疾患で要介護認定を受けた方が、短期的(1日~連続30日の利用期間)に介護施設(老人短期入所施設、特別養護老人ホーム等)に入所することで、日常生活支援、機能訓練などの介護サービスや医療ケアを受けることができるサービスとなります。

また、ショートステイには、それぞれ利用する目的やサービスなどが違う、以下のような3つの種類があります。

看護師向け ショートステイの3つの種類

  1. 短期入所生活介護
    (「単独型」「併用型」に分けられる)
  2. 短期入所療養介護
  3. 上記以外のショートステイ
    (保険適用外の有料ショートステイ)

ショートステイを「短期入所生活介護」とも呼ぶことから、「短期入所療養介護」を「療養型ショートステイ」と言う場合もあり、保健適用外のショートステイは、「有料ショートステイ」と呼ぶ場合もあります。

ショートステイを利用する方の条件や期間

利用者の条件
  1. 要支援1~2、又は要介護1~5の65歳以上の高齢者
  2. 又は、40歳以上65歳未満で特定疾患で要介護認定を受けた方
滞在する期間 連続して1日から30日まで利用可
(要支援、要介護により利用可能な日数が異なる)
※介護認定期間の半数を超える利用が出来ない
利用するために ケアマネジャーが作成するケアプランが必要

また、上記で説明した「有料ショートステイ」の場合は、利用者の条件等はその施設によります

短期入所生活介護・短期入所療養介護の目的の違い

短期入所生活介護(ショートステイ)と短期入所療養介護(療養型ショートステイ)は、以下のような目的があることを厚生労働省は伝えています。

短期入所生活介護
(ショートステイ)
利用者が可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、利用者(要介護者等)が老人短期入所施設、特別養護老人ホーム等に短期間入所し、当該施設において入浴、排泄、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者の心身の機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図るものである。
短期入所療養介護
(療養型ショートステイ)
要介護状態となった場合も、利用者が可能な限り居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、看護、医学的管理の下における介護、機能訓練その他必要な医療、日常生活上の世話を行うことで、療養生活の質の向上及び利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図るものでなければならない。

出典:厚生労働省 短期入所生活介護及び短期入所療養介護

ショートステイの3つの種類の違いについて

ショートステイの3つの種類の違いについて

先ほど説明したように、ショートステイには3つの種類があり、それぞれサービスが以下のように違いがあります。

短期入所生活介護
(ショートステイ)
  • 目的:利用者は介護のサービスを受ける
  • サービス:日常生活支援、機能訓練、レクリエーションなど
  • 主なスタッフ例:介護スタッフ(又は看護師)など
  • 運営:特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、一般企業など
  • 備考:「併設型」と「単独型」がある
短期入所療養介護
(療養型ショートステイ)
  • 目的:利用者は医療的ケアを受ける
  • サービス:リハビリや医療的ケア等の医療サービス、日常生活支援、機能訓練、レクリエーションなど
  • 主なスタッフ例:医師、看護師、介護スタッフなど
  • 運営:介護老人保健施設、介護医療院、病院、有床クリニック、無床クリニック
  • 備考:運営施設が決められており、配置基準も各施設で異なる
介護保険適用外のショートステイ
(有料ショートステイ)
  • 目的:要介護認定を受けていない方がショートステイのサービスを受ける
  • サービス:日常生活支援、機能訓練、レクリエーションなど
  • 主なスタッフ例:介護スタッフ(又は看護師)など
  • 運営:有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅など

看護師として、「短期入所療養介護(療養型ショートステイ)」を選択する場合や、「短期入所生活介護(ショートステイ)」で併用型を選択する場合、併設している施設の仕事を兼ねる場合もあり、看護師転職には注意が必要となります。

また、多くのショートステイの看護師求人は、併設型のものが多く、ショートステイとして看護師を採用するのではなく、介護施設の職員として採用する場合がほとんどとなります。

そのため、純粋にショートステイの仕事のみを行いたい場合は、「短期入所生活介護(ショートステイ)の単独型」(又は、有料ショートステイで看護師を採用している求人)を選択する必要があります。

短期入所生活介護(ショートステイ)の併用型と単独型

短期入所生活介護(ショートステイ)の併用型と単独型の違いは以下の通りです。

短期入所生活介護(ショートステイ)の併用型と単独型

単独型 施設が併設しておらず、ショートステイ専門で行っている短期入所生活介護(ショートステイ)の施設
併用型 特養、老健、介護医療院、有料老人ホームなどがショートステイと併設している事業所

併設型の短期入所生活介護(ショートステイ)は、他の施設と併設していることから、大型施設となる場合が多いと言えます。

単独型、併設型での利用者に対するサービスや配置基準等の違いはありませんが、併用型はベッド数が多い(利用者が多い)傾向にあると言えます。

ショートステイの看護師等の配置基準

ショートステイの看護師等の配置基準

ショートステイの看護師等の配置基準は上記で説明した「短期入所生活介護(ショートステイ)」「短期入所療養介護(療養型ショートステイ)」により異なります。

(※保険適用外の有料ショートステイは除きます。)

 

短期入所生活介護(ショートステイ)の配置基準

短期入所生活介護の人員配置等の基準は以下の通りとなります。

管理者
  • 1名(原則:常勤専従で例外あり)
医師
  • 週2回程度以上勤務する医師を1人以上配置
    (常勤等の要件はなし)
生活相談員
  • 社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員、社会福祉主事、精神保健福祉士の資格を有する生活相談員を、うち常勤で1名以上
  • 利用者が100人、又はその端数を増すごとに常勤換算方法で1人以上
看護職員・介護職員
  • 看護師・准看護師・介護職員のうち1名以上は常勤で、利用者に対して3対1以上
  • 定員20名以上の場合1人以上は常勤
栄養士
  • 1名以上の配置が必要であり、常勤等の要件はなし
  • ※40名以下の事業所は、隣接する施設等により適切に栄養管理が行われる場合は配置しないことが可能
機能訓練指導員
  • 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護職員、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師の資格を有する人を1名以上の配置
  • 他の職種と兼務可能

出典:厚生労働省 短期入所生活介護

看護師が注意したい点としては、「看護職員・介護職員」を合わせて3対1であり、介護職員は必ずしも介護士(介護福祉士)というわけではありません。

ショートステイにおける介護職員の資格要件

ショートステイにおける介護職員の資格要件は、認知症介護基礎研修修了者(令和6年3月31日まで経過措置)であること。
または、次のいずれかの資格を持つ場合は研修の受講不要です。
看護師、准看護師、介護福祉士、介護支援専門員、実務者研修修了者、介護職員初任者研修修了者、生活援助従事者研修修了者、介護職員基礎研修修了者、訪問介護員1級課程修了者、訪問介護員2級課程修了者、社会福祉士、医師、歯科医師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士、管理栄養士、栄養士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、認知症介護実践者研修修了者、認知症介護実践リーダー研修修了者、認知症介護指導者研修修了者
引用:短期入所生活介護の報酬・基準について(厚生労働省)

 

短期入所療養介護(療養型ショートステイ)の配置基準

短期入所療養介護(療養型ショートステイ)を行うことができる施設が決められており、原則以下のような施設が運営しています。

  • 介護老人保健施設
  • 療養病床を有する病院や診療所
  • 診療所(療養病床を有するものを除く)
  •  介護医療院

そして、「短期入所生活介護」の基準に加え、各施設別で看護職員・介護職員の施設基準が定められており、下画像のような形となります。

短期入所療養介護の配置基準
出典:厚生労働省 短期入所療養介護の基準

そのため、ショートステイで働く看護師として雇用される施設形態によって、看護師の人数が変わってくるため注意しておきましょう。

ショートステイの施設で働く看護師の仕事内容

ショートステイの施設で働く看護師の仕事内容

ショートステイの施設で働く看護師の仕事内容は、短期入所生活介護(ショートステイ)、短期入所療養介護(療養型ショートステイ)、又は働く施設で違いがあるため注意が必要です。

以下では、「単独型の短期入所生活介護(ショートステイ)」で働いた看護師の仕事内容について説明していきます。

実際にショートステイで働いた看護師の1日のスケジュール例です。

8時30分~
  • 出勤、朝礼
  • 申し送り
  • 利用者のバイタルサイン測定
  • 処置のため巡回
11時00分~
  • 看護記録
  • その他雑務
11時30分~
  • 昼食の配膳
  • 食事の介助
12時00分~
  • 交代で休憩に入る
13時00分~
  • 薬の分別や確認
  • 口腔ケアなどの実施
  • レクリエーションへ参加
15時30分~
  • 利用者の自由時間
  • 利用者とのコミュニケーション
  • トイレ介助など
17時00分~
  • 看護記録などの記入漏れの確認
  • 夜勤者への申し送り
17時30分
  • 勤務終了

ショートステイで働く看護師の仕事内容を、看護師の体験事例も含めながら詳しく説明していきます。

看護師としての医療行為

看護師としての医療行為

ショートステイの施設では、主に以下の医療行為を看護師が行う場合が多いと言えます。

  • バイタルチェック(血圧測定、体温測定)
  • 服薬管理
  • 外用薬塗布
  • 褥瘡処置
  • その他、主治医からの指示による処置
    (インシュリン・傷の処置・摘便など)

ただし、勤務するショートステイの施設によっては、行うことが違うため注意してください。

 

補足説明:看護師が行えない医療行為

「単独型の短期入所生活介護(ショートステイ)」では、以下のような医療行為を行うことはできません。

  • 在宅人工呼吸療法 気管切開下陽圧人工呼吸
  • 結核菌排菌者の治療
  • 胃婁(胃ろう・経管栄養法)
  • 癌性疼痛治療
  • 中心静脈栄養(TPN・IVH)

そのため、ショートステイでは看護師が行う医療行為は少ないと言えるでしょう。

利用者の服薬管理

利用者の服薬管理

利用者の服薬管理に関しては、ショートステイで働く看護師の仕事となり、医療行為の一つとなります。

利用者が新しく入所してくる場合、滞在日数分の薬を持ってくるため、看護師が内容と数を確認し、日にちごとに振り分けることが一般的な業務となります。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務したショートステイの施設では、薬を内服してもらう時も、確実に飲めたか確認するまで、看護師はその場を離れないようにしていました。
利用者が口に入れた後に、口から落としてしまう場合が多いからです。
薬の種類も色々あり、短期入所のため、覚えたころには利用者は出ていくため、服薬管理が唯一、手間がかかると感じた仕事でした。

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務していた施設では、服薬に関しては、家族の方が綺麗に分けてきてくださいますが、たまに薬袋にどっさりと、日数分以上の薬を持ってくる利用者もいました。
利用者の家族が病気で入院中の場合や、家族の仕事が忙しい場合など、家庭環境により不可能な利用者もいるため、私が薬の整理をすることもありました。

利用者の見守りやコミュニケーション

利用者の見守りやコミュニケーション

利用者を見守り、コミュニケーションを取ることも看護師の大切な仕事となります。

ショートステイの利用者は、自ら希望して入所してくる方は少なく、認知症や身体機能の低下により、自宅で日常生活を送る事が困難な方や、家族の介護負担の軽減の為に入所して来る方がほとんどです。

そのため、なぜ自分がここにいるのか理解できず、「いつ自宅に帰れるのか」「何時に帰れるのか」など、何度も繰り返しスタッフに聞きに来ることや、不穏状態になる利用者もいます。

看護師は利用者の不安を少しでも軽減出来るように、対応することも仕事の一つとなります。

また、ショートステイの施設で働く看護師は、介護スタッフが中心となって行うレクリエーション活動にも一緒に参加し、利用者を見守ります。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務したショートステイの施設では、利用者は日中、居室ではなく共有フロアで過ごしている場合がほとんどでした。
そのため、看護師としては転倒リスクのある利用者などは、常に目が離せない状態で見守りが必要でした。

看護師の体験事例

看護師の体験事例利用者の自由時間には、看護師として積極的にコミュニケーションを取ることを心がけていました。
また、私は介護士が一生懸命考えたレクリエーションを、利用者が楽しんでいる姿を見ると嬉しくなりました。

利用者の体調管理・緊急時の対応・夜勤やオンコール

利用者の体調管理・緊急時の対応・夜勤やオンコール

ショートステイでも特に「単独型の短期入所生活介護(ショートステイ)」の場合、医師不在のため利用者の体調で問題があれば看護師の判断で病院受診を決めることになります。

そのため、利用者の日々の体調管理や、緊急時の対応は看護師の大切な仕事内容となり、緊急時を要する場合は救急車を呼ぶなどの判断を看護師が行います。

また、ショートステイの施設では夜勤があり、施設によって違いがありますが、夜間勤務やオンコールの対応なども看護師の仕事となります。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務した施設では、利用者に高熱があるなど、その日のうちに病院受診が必要と判断したら、家族に連絡して受診に行かせることが必要で、最近食欲がない、最近血圧が高いなど、緊急性のないものは家族に連絡し、近日中の受診を促していました。

その他の業務

その他の業務

その他の仕事内容としては、看護記録や利用者の入浴後の処置、サービス担当者会議への参加(利用者とその家族、ケアマネジャーなどが、ケアプランの内容を検討する会議)などが該当します。

サービス担当者会議は、利用者の状況を詳しく知る事も可能であり、家族と信頼関係を築く良い機会となるでしょう。

また、勤務するショートステイの施設によって異なりますが、以下のような業務内容が看護師の仕事になる場合があります。

  • 入浴介助
  • 利用者のトイレの介助、オムツの交換
  • 入浴、着替え、排泄、食事などの日常生活介護
  • 送迎のサポート
  • 居室の清掃

介護スタッフの人数にも左右されますが、ショートステイで働く看護師に多い仕事と言えるでしょう。

ショートステイで働く看護師のメリット・デメリット

ショートステイで働く看護師のメリット・デメリット

病院・病棟勤務の看護師と比較して、ショートステイで働く看護師の一般的なメリット・デメリットを体験事例も含めて説明していきます。

退院から在宅の流れが勉強できる

退院から在宅の流れが勉強できる

ショートステイの施設に看護師として勤務している場合、生活相談員や栄養士、機能訓練指導員、ケアマネジャーなど病院勤務では関われない専門職と関わりを持つため、介護関連の知識が働きながら身に付きます。

また、ショートステイの看護経験は、退院から在宅(または施設)への流れがズムーズに理解できるようになることがメリットと言えます。

トラブルがなければ残業も少ない場合が多い

トラブルがなければ残業も少ない場合が多い

多くのショートステイの施設では、利用者に何らかのトラブルや急変がなければ、残業もない場合が多く定時で帰れる施設が多いと言えます。

一般的に、介護スタッフが夜勤を行い、看護師はオンコールの対応のみの場合が多く、ショートステイで働く看護師のメリットと言えます。

また、ショートステイの看護師業務は病棟勤務の看護師などと比較すると、仕事量が少なく、仕事も覚えやすいと言えます。

そのため、ブランク明けや子育て中の看護師にも最適な仕事内容となります。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務したショートステイでは、1日の看護師業務は決まっており、利用者にトラブルがなければ定時で帰宅できました。
常勤でも利用者の夕食前のインスリン注射が終われば帰宅できたため、子育て中の看護師などは働きやすいのではないでしょうか。

看護師としての医療行為が少ない

看護師としての医療行為が少ない

ショートステイは、点滴などの医療行為が必要のない高齢者が多く利用しており、点滴や採血、酸素投与(在宅酸素使用者は除く)などの医療行為の仕事は少ないと言えるでしょう。

ただし、頻度は少ないですが、救急車で搬送しなければならないような状態の時は看護師として同行も必要となります。

そのため、仕事内容に医療行為が少ないことがメリットであり、デメリットに感じる看護師も多いと言えます。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例ショートステイで仕事を行いましたが、医療行為はインスリン注射くらいでした。
また、私の勤務していた施設では、利用者がショートステイ利用中に具合が悪くなってしまった場合は基本的に家族が病院に連れて行ってくれましたし、緊急に受診が必要な場合は管理者が付き添い、看護師が付き添うことはありませんでした。
ブランク明けなどで、病院に技術的に自信がない看護師にはメリットなのではないでしょうか。

看護師の体験事例

看護師の体験事例ショートステイは医療行為がほぼないため、最初のうちは「楽だな」と感じました。
しかし、長く勤務していると技術の低下の可能性があり、それが転職の際に自身の不安材料になってしまうことも考えました。
また、医療行為に特に苦手意識がない看護師の方は、徐々に日々の業務に物足りなさを感じる可能性もあると思います。

認知症の利用者が多い

認知症の利用者が多い

ショートステイの利用者は、認知症を抱えているケースが多く、徘徊や転倒のリスクも高く、事故がないように常に職員が交代で見守っていなければなりません。

また、実際には帰宅願望が強い利用者もおり、何度説明しても同じことを繰り返し訴えてくるため、認知症患者が苦手な看護師にとってはデメリットとなります。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務していたショートステイの施設は、軽度から中度程度の認知症がある利用者が多い印象でした。
そのため、通常の利用者と比べて、なかなか伝えても伝わらないため、ストレスを感じました。
苦手な方は面接や見学の際に、どのような高齢者が入所しているのかなども事前に確認できると良いかもしれません。

看護業務以外の仕事も多い

看護業務以外の仕事も多い

ショートステイの施設によっては、介護スタッフ、看護スタッフの人数が少ない(配置基準ぎりぎり)場合もあり、看護師は介護スタッフの仕事を手伝うことも多いと言えます。

また、クリニック勤務の看護師と同様に、規模が小さければ小さいほど、清掃業務や事務作業などの仕事を与えられる可能性もあります。

そのため、看護業務以外の仕事が多いことがデメリットとなります。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例ショートステイに勤務しましたが、看護師は介護スタッフと共に介護業務も手伝わなければいけませんでした。
例えば、入浴、着替え、排泄、食事などの日常生活介護、送迎のサポート、居室の清掃などを行っていました。

看護師の体験事例

看護師の体験事例私の勤務していたショートステイの施設は、看護業務と介護業務をしなければならないので、体力的にきついと感じることもありました。
ただ、看護業務を優先したいときは介護スタッフに伝えると、看護業務を優先してできるように配慮してくれていました。
その点は、介護スタッフに理解があり働きやすかったです。

医師が常駐していない場合が多い

医師が常駐していない場合が多い

短期入所生活介護(ショートステイ)の場合、医師は週2回程度以上勤務する医師を1人以上配置することが決められており、非常勤医師や嘱託医の場合も多く、常駐しているわけではありません

※短期入所療養介護(療養型ショートステイ)の場合は常駐しています。

そのため、利用者の体調面で気になることがあってもすぐに相談できない状況で、初めての介護施設に勤務する看護師の場合、医師が近くに不在のため仕事に不安があることがデメリットといえます。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務していたショートステイでは、週1回医師が来ており、何かあれば相談や報告を行っていましたが返答は簡単なアドバイス程度でした。
看護師が「経過観察をするか」「受診させるか」などの判断をしなければならないこともあるので、時に不安に感じることもありました。

利用者や家族への接遇に厳しい

利用者や家族への接遇に厳しい

ショートステイの場合、多くの介護施設や、一般企業が運営している場合があり、介護サービスとして提供しているため、利用者や利用者の家族の接遇に厳しい施設もあります

そのため、日頃から利用者やその家族とコミュニケーションを密に取り、信頼関係を強めていく必要があります。

また、中には苦情を言われることもあり、看護師にとってはデメリットと言えるでしょう。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私の勤務していたショートステイは、一般企業が運営していたので、接遇にはとても厳しかったです。
また、荷物類の紛失などにも厳しく、ハンカチ1枚なくなるだけでも、クレームになったりすることもあるので注意が必要でした。
さらに、転倒などの事故が起こった場合は問題になるため、とにかく気を付けていました。

ショートステイへ看護師転職する注意点

ショートステイへ看護師転職する注意点

看護師がショートステイへ転職や勤務を考える場合、注意しておきたいポイントを説明していきます。

ショートステイは短期入所生活介護で単独型を選択する

看護師としてショートステイに関わる仕事を行いたい場合、「短期入所生活介護(ショートステイ)」又は「介護保険適用外のショートステイ(有料ショートステイ)」を選択し、「単独型施設」を選ぶ必要があります。

ショートステイは短期入所生活介護で単独型を選択する

それ以外のショートステイの場合、看護師の仕事内容は、

  • 介護老人保健施設
  • 特別養護老人ホーム
  • 有料老人ホーム
  • 介護医療院等

以上で勤務する看護師と変わらない、又は併設している施設の仕事を兼ねるためです。

介護施設に興味があり、ショートステイがある介護老人保健施設に転職したい場合は問題ありませんが、ショートステイの種類を理解し、選択していきましょう

また近年、短期入所生活介護(ショートステイ)は、多くの一般企業も運営しています。

 

補足説明

「併設型の短期入所生活介護(ショートステイ)」又は、「短期入所療養介護(療養型ショートステイ)」を選択する場合、その施設の業務を行うこととなり、ショートステイを行っている利用者専任の担当看護師となるか分かりません。

そのため、面接時に専任なのか運営施設の看護師となり、ショートステイの利用者も対応するのかを確認しておきましょう。

ただし、医療行為が多い介護施設を望むのであれば、「短期入所療養介護(療養型ショートステイ)」を行っている施設を選択した方が良いでしょう。

看護師の配置人数と利用者数(ベッド数)を確認する

看護師の配置人数と利用者数(ベッド数)を確認する

特に、「短期入所生活介護(ショートステイ)」の場合は、看護師・准看護師、介護スタッフの配置基準が「合わせて3対1」と決められています

そのため、看護師が1名体制、又は2名体制のショートステイが多く、施設の中で働いている看護師が、採用されるあなた一人であることも考えられます。

※短期入所療養介護(療養型ショートステイ)の場合は看護配置人数が決められています。

介護施設の経験があれば、問題ありませんが、介護施設の経験がない場合は、必ず2名以上の看護師が在籍しているショートステイの施設を選択しましょう。

また、看護師の人数が分かれば、利用者の数(ベッド数)も合わせて確認することで、何人の利用者に看護師が対応するか分かります。

仕事内容の詳細を確認しておく

仕事内容の詳細を確認しておく

ショートステイの施設で看護師として働く場合、働く職場によって看護師の仕事内容が違います

看護師として確認したいことは、以下の通りです。

  • 介護スタッフの仕事を手伝うのか、またはどのような仕事か
  • 介護の仕事を一緒に行うのか、またどのような仕事か
  • 医療行為等以外に、どのような雑務があるのか

以上のことは、転職を決定する前に必ず確認しておきましょう。

ショートステイで働く看護師は医療行為が少なく、介護スタッフ中心の職場となります。

待遇や福利厚生を比較し細かく確認する

待遇や福利厚生を比較し細かく確認する

ショートステイは、様々な介護施設や一般企業が運営しており、給与や福利厚生などの看護師の待遇は全く違います

特に病院勤務経験しかない看護師の場合、給与の他に手当や賞与など、すべて当たり前だと思わずに確認することが必要です。

また、募集要項に記載している事項は、あくまでも見込みのため、雇用契約書(又は雇用条件通知書)なども合わせて確認しましょう。

出勤日や勤務体系・オンコールを確認する

出勤日や勤務体系・オンコールを確認する

ショートステイの施設は、土日祝日も稼働しているため、働く看護師はシフト制を採用している場合が多いと言えます。

募集要項には「シフト応相談」と記載されている場合もあり、看護師のライフスタイルに合わせて面接時等に必ず確認が必要な事項となります。

また、利用者が寝泊まりするため、夜勤がありますが、介護スタッフが夜勤を行う場合が多く、看護師はオンコールの対応を行う施設がほとんどだと言えるでしょう

オンコールの場合、確認したいことは以下の通りです。

  • 持ちまわる人数と月の回数を確認
  • オンコール勤務時のルールや規制などの確認
  • オンコールの頻度の確認
  • どのような相談内容が多いのか
  • 臨時訪問する場合の対応
  • オンコール手当の詳細確認

特に初めてのオンコールを行う看護師は詳しく確認しておきましょう。

ショートステイの施設内の見学を行うこと

ショートステイの施設内の見学を行うこと

先ほども説明したように、ショートステイは様々な介護施設や一般企業が運営しており、施設により設備や綺麗さなど様々です。

そのため、ショートステイに転職を考える看護師は、以下のポイントを押さえながら、施設見学を必ず行っておきましょう

  • 施設内全体の雰囲気や利用者の表情などを確認
  • 施設の安全性や清潔感を確認
  • 看護師・介護スタッフの人数の確認
  • 介護スタッフの表情や対応などを確認
  • 食事内容やレクリエーションなどの確認
    (スケジュールを貼ってある場合も多い)

以上のことを確認しながら、看護師自身が働くイメージを持って見学してください。

また、ショートステイの場合、個室や相部屋、など様々な部屋が用意されているため、施設により雰囲気も違います。

求人探しは看護師転職サイトを活用が必須

求人探しは看護師転職サイトを活用が必須

特に「単独型の短期入所生活介護(ショートステイ)」の看護師求人を探す場合、インターネットで検索すると併用型の短期入所生活介護(ショートステイ)が多く出てしまい、自分で探すことは困難です。

さらに、上記でお伝えした施設見学のアポイント、仕事内容の確認や待遇の確認などと合わせて、自身の希望条件も加えると、一つひとつしっかりとチェックしていくことは難しくなります。

そのため、ショートステイの看護師求人を探す場合は、必ず看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を活用しましょう。

看護師転職サイトの場合、希望条件に合わせてショートステイ求人のピックアップを行ってくれた上で、詳細の確認などは専任の担当者が行ってくれます。

また、施設見学や面接のアポイントを行ってくれるため、是非活用しておきましょう。

ショートステイの看護師求人が豊富な転職サイト

ショートステイの看護師求人が豊富な転職サイト

ショートステイの看護師求人が多く、利用する看護師に人気が高い看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)をご紹介します。

特に「単独型の短期入所生活介護(ショートステイ)」への転職を考えている場合、看護師求人の数は少なくなるため、以下の3社に複数登録し、求人を探してもらうことから始めてください

監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

著作・監修記事一覧

執筆・監修看護師
原口 看護師
原口 看護師
  • エリア:埼玉県在住
  • 保有資格:看護師
  • 施設経験:公立病院、総合病院、個人病院、ショートステイ
  • 専門分野:整形外科、整形外科外来、内科、小児科、内視鏡室

看護師歴15年以上で、公立病院、総合病院、個人病院、ショートステイ等の勤務経験があり、整形外科、整形外科外来、内科、小児科、内視鏡室等が専門分野となります。また、2人の子供がいるシングルマザー看護師であり、少しでも転職する看護師の皆様へ役立つ情報を書いていけたら思っています。

著作・監修記事一覧

まとめ

ショートステイは、短期入所生活介護という普段は在宅介護を受けている要介護者が数日から1日から連続30日間の短期で施設に入所できるサービスです。

入所する利用者に多い龍としては、介護する側の体調不良や家を空ける用事などの場合が多く、1週間程度の入所が多いと言えます。

ショートステイでは医療処置はもちろん必要な人はリハビリテーションなどの機能訓練を受けることができる施設もあり、看護師が勤務する職場によって、仕事内容は働く専門職なども違うため注意が必要です。

また、看護体制も1名又は2名の施設も多いため、よく検討しながら転職活動を行ってください。

看護師の働く職場としては、やりがいを感じることは少ないかもしれませんが、ブランク明けの看護師や、子育て中の看護師、プライベートを充実させたい看護師などには、最適な仕事だと言えるでしょう。

このサイトの運営者情報

運営会社 株式会社peko
会社ホームページ https://peko.co.jp/
所在地 〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F
代表取締役 辻󠄀 昌彦
設立 2015年6月
資本金 14,000,000円
事業内容
  • 有料職業紹介事業
  • キャリアメディア事業
  • インターネット広告事業
  • SEOコンサルティング事業等
許認可 有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509
(厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細
届出 特定募集情報等提供事業:51-募-000760
連絡先 03-5324-3939 (受付時間:休日、祝日を除く10:00~17:00)
お問い合わせ お問い合わせフォーム
監修者情報 著者・監修者情報
規約等

参考文献等

監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

著作・監修記事一覧

関連記事

最新コンテンツ