看護師の求人倍率はどれぐらいでしょうか。また、病院・施設ではどこが中途採用されやすいでしょうか。(看護師/29歳)
2026年9月15日時点で確認できる最新の厚生労働省「job tag」では、令和7年度の看護師の有効求人倍率は2.38倍です。同じ令和7年度の全職業平均は1.20倍なので、ハローワーク統計上、看護師は全職業平均より求人が多い状態です。
一方、日本看護協会のナースセンター登録データでは、2024年度に第一希望職種が「看護師」の求人倍率は2.82倍、保健師・助産師・看護師・准看護師を含む看護職全体は2.51倍でした。集計元・対象・期間が違うため、2.38倍と2.82倍は矛盾する数字ではありません。
施設別では訪問看護ステーション4.54倍、病院(20~199床)3.00倍、病院(200~499床)2.49倍、病院(500床以上)1.93倍です。ただし、求人倍率は市場全体の求人の多さを示す指標であり、個人の採用確率そのものではありません。
最終データ確認:2026年9月15日|厚生労働省・日本看護協会・中央ナースセンターの一次資料を確認
看護師・ハローワーク2.38倍令和7年度
全職業・ハローワーク1.20倍令和7年度平均
看護師・ナースセンター2.82倍2024年度
先に結論:「看護師の求人倍率」を調べると複数の数字が出るのは、誤りではなく統計の母集団が違うためです。転職判断では、数字の大きさだけでなく「ハローワークかナースセンターか」「看護師単独か看護職全体か」「年度はいつか」を必ず確認してください。
| データ |
期間 |
対象 |
求人倍率 |
読み方 |
| 厚生労働省 job tag |
令和7年度 |
看護師 |
2.38倍 |
ハローワーク求人統計で見る最新の看護師全国値 |
| 厚生労働省 一般職業紹介状況 |
令和7年度 |
全職業 |
1.20倍 |
同年度の労働市場全体との比較用 |
| 厚生労働省 雇用関係指標 |
2024年度 |
保健師・助産師・看護師 |
2.06倍 |
都道府県別の比較に使えるハローワーク統計 |
| 日本看護協会 ナースセンター |
2024年度 |
第一希望職種が看護師 |
2.82倍 |
ナースセンター登録者の看護師単独データ |
| 日本看護協会 ナースセンター |
2024年度 |
看護職全体 |
2.51倍 |
保健師・助産師・看護師・准看護師を含む |
※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
- 厚生労働省「job tag」の2.38倍は、令和7年度のハローワーク求人統計による看護師の有効求人倍率です。
- 令和7年度の全職業平均1.20倍もハローワーク統計ですが、職種別データと全職業平均は比較の目的で掲載しています。
- 厚生労働省の都道府県別2.06倍は、2024年度の「保健師・助産師・看護師」をまとめた職業区分です。
- 日本看護協会・ナースセンターの2.82倍は、2024年度に求人登録時・求職登録時の第一希望職種が「看護師」であるデータです。
- 都道府県別・施設別のナースセンター表は、保健師・助産師・看護師・准看護師を含む「看護職全体」のデータです。
- ハローワークとナースセンターは母集団が異なるため、数値を同一系列として直接比較しません。
監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。
著作・監修記事一覧
最新の看護師有効求人倍率は2.38倍【令和7年度】
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」に掲載されているハローワーク求人統計では、令和7年度の看護師の有効求人倍率は全国2.38倍です。
有効求人倍率は、公共職業安定所(ハローワーク)の有効求人数を有効求職者数で割った指標です。単純化すると、2.38倍は「求職者1人に対して求人が2.38ある状態」を表します。ただし、勤務地・雇用形態・経験・勤務時間などの条件が一致している求人が2.38件あるという意味ではありません。
看護師2.38倍は全職業1.20倍の約2倍
厚生労働省が2026年4月28日に公表した「一般職業紹介状況」では、令和7年度平均の全職業の有効求人倍率は1.20倍でした。看護師の2.38倍は、同年度の全職業平均と比べて約2倍の水準です。
この比較から、ハローワーク統計上では看護師の求人需要が労働市場全体より強いことが分かります。ただし、「看護師ならどこでも転職しやすい」という意味ではありません。人気の勤務先、日勤のみ、企業、健診、学校など、条件を絞ると求人の希少性は大きく変わります。
重要:求人倍率が高いほど「求人が求職者に対して多い」状態です。「応募者が多く競争が激しい」という意味の応募倍率・競争倍率とは逆方向の概念なので混同しないでください。
「2026年最新」でも年度表記は令和7年度になる
この記事は2026年9月15日に最新公表情報を再確認していますが、職種別の看護師有効求人倍率としてjob tagが掲載している最新年度は「令和7年度」です。記事の更新年と統計の対象年度は同じとは限りません。
最新年に見せるために古い数字の年度だけを書き換えることはせず、公表元が示す対象期間をそのまま記載しています。
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「看護師」/厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年3月分及び令和7年度分)」
2.38倍・2.82倍・2.51倍・2.06倍の違いは?
「看護師 求人倍率」で検索すると、2.38倍、2.82倍、2.51倍、2.06倍など複数の数字が見つかります。ここを区別できることが、求人倍率を正しく使ううえで最も重要です。
| 数字 |
統計 |
対象 |
主な用途 |
| 2.38倍 |
厚労省 job tag・令和7年度 |
看護師 |
最新の看護師全国値を知る |
| 2.82倍 |
ナースセンター・2024年度 |
第一希望職種が看護師 |
ナースセンター内の看護師求人需給を見る |
| 2.51倍 |
ナースセンター・2024年度 |
看護職全体 |
施設別・地域別を含む看護職市場を見る |
| 2.06倍 |
厚労省 雇用関係指標・2024年度 |
保健師・助産師・看護師 |
ハローワークの都道府県差を見る |
同じ「求人倍率」という名前でも、登録している求職者、登録求人、職種のまとめ方が違えば数字は変わります。したがって、2.38倍と2.82倍を並べて「どちらが最新で正しいか」と二者択一にするのは適切ではありません。
求人倍率と応募倍率・採用倍率は別物
転職記事では「人気企業だから求人倍率が高い」「求人が少ないから求人倍率が高い」と書かれることがありますが、一般的な有効求人倍率の意味とは異なります。有効求人倍率は求人数 ÷ 求職者数であり、高いほど求職者に対して求人が多い状態です。
一方、「1つの求人に何人応募したか」を示したい場合は、応募倍率・競争倍率などと表現する方が適切です。求人倍率4.54倍の訪問看護ステーションは、ナースセンター上では「応募競争が4.54倍」という意味ではなく、求職者に対して求人が多く、人材確保が難しい状態を示しています。
ナースセンターの看護師求人倍率は2.82倍【2024年度】
日本看護協会が2025年11月21日に公表した2024年度のナースセンター登録データでは、第一希望職種が看護師の求人数は157,642人、求職者数は55,952人、求人倍率は2.82倍でした。
同じナースセンター登録データで、保健師・助産師・看護師・准看護師を含む看護職全体を見ると、求人数172,522人、求職者数68,724人、求人倍率2.51倍です。
| 第一希望職種 |
求人数 |
求職者数 |
求人倍率 |
| 看護師 |
157,642人 |
55,952人 |
2.82倍 |
| 准看護師 |
9,496人 |
5,185人 |
1.83倍 |
| 助産師 |
1,817人 |
1,593人 |
1.14倍 |
| 保健師 |
3,567人 |
5,994人 |
0.60倍 |
| 看護職全体 |
172,522人 |
68,724人 |
2.51倍 |
出典:日本看護協会「2024年度 ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書」第3章
看護師は常勤3.49倍・非常勤2.41倍・臨時雇用0.92倍
2024年度ナースセンター報告書では、第一希望職種が看護師のデータを雇用形態別にも確認できます。看護師では常勤3.49倍、非常勤2.41倍、臨時雇用0.92倍でした。
| 看護師の希望雇用形態 |
求人数 |
求職者数 |
求人倍率 |
| 常勤 |
107,732人 |
30,908人 |
3.49倍 |
| 非常勤 |
43,536人 |
18,087人 |
2.41倍 |
| 臨時雇用 |
6,374人 |
6,957人 |
0.92倍 |
「看護師の求人倍率2.82倍」だけでは見えない差です。常勤を希望する看護師では求人が相対的に多い一方、臨時雇用は1倍を下回っています。働き方を変える場合は、職種全体の倍率ではなく希望雇用形態も確認する必要があります。
看護職全体の求人倍率は2021年度から上昇
ナースセンターの看護職全体の求人倍率は、2021年度に1.33倍まで低下した後、2022年度1.84倍、2023年度2.22倍、2024年度2.51倍と上昇しています。
| 年度 |
求人倍率 |
求人数 |
求職者数 |
| 2024年度 |
2.51倍 |
172,522人 |
68,724人 |
| 2023年度 |
2.22倍 |
175,964人 |
79,151人 |
| 2022年度 |
1.84倍 |
176,797人 |
96,302人 |
| 2021年度 |
1.33倍 |
176,334人 |
132,938人 |
| 2020年度 |
2.05倍 |
156,263人 |
76,244人 |
| 2019年度 |
2.34倍 |
158,602人 |
67,710人 |
2024年度は求人数が2023年度から1.96%減少した一方、求職者数が13.17%減少したため、求人倍率が上昇しました。日本看護協会は2024年度の2.51倍を「10年ぶりの高水準」としています。
なお、2021年度に求職者数が大きく増えた背景について、日本看護協会は、新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種業務就業準備金の支給条件としてeナースセンターへの登録を求めていたことも要因の一つと説明しています。
都道府県別の看護職求人倍率|統計で順位が違う理由も解説
都道府県別の求人倍率は、どの統計を見るかで大きく変わります。まず、厚生労働省の一般職業紹介状況(ハローワーク)に基づく2024年度の「保健師・助産師・看護師」の有効求人倍率を確認します。
全国2.06倍、最高は愛知県2.97倍、最低は高知県1.34倍でした。
| 都道府県 |
厚労省 2024年度 |
都道府県 |
厚労省 2024年度 |
| 全国 |
2.06倍 |
北海道 |
1.48倍 |
| 青森県 |
2.27倍 |
岩手県 |
1.93倍 |
| 宮城県 |
2.01倍 |
秋田県 |
1.78倍 |
| 山形県 |
2.20倍 |
福島県 |
2.11倍 |
| 茨城県 |
2.73倍 |
栃木県 |
2.22倍 |
| 群馬県 |
1.96倍 |
埼玉県 |
2.36倍 |
| 千葉県 |
2.36倍 |
東京都 |
2.34倍 |
| 神奈川県 |
1.94倍 |
新潟県 |
2.03倍 |
| 富山県 |
2.42倍 |
石川県 |
2.04倍 |
| 福井県 |
2.33倍 |
山梨県 |
2.01倍 |
| 長野県 |
1.58倍 |
岐阜県 |
2.63倍 |
| 静岡県 |
2.51倍 |
愛知県 |
2.97倍 |
| 三重県 |
2.35倍 |
滋賀県 |
1.76倍 |
| 京都府 |
2.13倍 |
大阪府 |
2.03倍 |
| 兵庫県 |
1.99倍 |
奈良県 |
2.54倍 |
| 和歌山県 |
1.66倍 |
鳥取県 |
1.90倍 |
| 島根県 |
2.18倍 |
岡山県 |
2.09倍 |
| 広島県 |
1.76倍 |
山口県 |
1.96倍 |
| 徳島県 |
2.40倍 |
香川県 |
2.05倍 |
| 愛媛県 |
2.37倍 |
高知県 |
1.34倍 |
| 福岡県 |
1.54倍 |
佐賀県 |
1.79倍 |
| 長崎県 |
1.78倍 |
熊本県 |
2.17倍 |
| 大分県 |
2.00倍 |
宮崎県 |
1.99倍 |
| 鹿児島県 |
1.96倍 |
沖縄県 |
2.02倍 |
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計):雇用関係指標(2024年度)」。「保健師・助産師・看護師」の職業区分です。
ナースセンターでは和歌山9.11倍|厚労省1.66倍と矛盾しない
同じ2024年度でも、ナースセンターの看護職全体では和歌山県9.11倍、茨城県7.71倍、高知県6.94倍が上位でした。厚生労働省のハローワーク統計では愛知県2.97倍が最高なので、順位が大きく異なります。
たとえば和歌山県は、厚労省の「保健師・助産師・看護師」では1.66倍、ナースセンターの看護職全体では9.11倍です。これは計算間違いではなく、ハローワークとナースセンターで登録求人・求職者の母集団が違うためです。
したがって「求人倍率が一番高い県はどこか」と聞かれた場合、統計名を付けずに県名だけ答えるのは不正確です。
| 都道府県 |
求人倍率 |
求人数 |
求職者数 |
| 全国 |
2.51倍 |
172,522人 |
68,724人 |
| 北海道 |
1.80倍 |
6,628人 |
3,673人 |
| 青森県 |
4.49倍 |
1,501人 |
334人 |
| 岩手県 |
1.56倍 |
1,176人 |
755人 |
| 宮城県 |
4.18倍 |
3,009人 |
720人 |
| 秋田県 |
3.05倍 |
946人 |
310人 |
| 山形県 |
4.07倍 |
2,982人 |
733人 |
| 福島県 |
2.39倍 |
2,595人 |
1,086人 |
| 茨城県 |
7.71倍 |
4,134人 |
536人 |
| 栃木県 |
3.87倍 |
3,178人 |
822人 |
| 群馬県 |
3.18倍 |
2,836人 |
892人 |
| 埼玉県 |
2.24倍 |
6,452人 |
2,880人 |
| 千葉県 |
2.21倍 |
4,408人 |
1,998人 |
| 東京都 |
1.66倍 |
17,371人 |
10,462人 |
| 神奈川県 |
2.21倍 |
5,929人 |
2,679人 |
| 新潟県 |
2.63倍 |
2,630人 |
1,001人 |
| 富山県 |
2.25倍 |
1,493人 |
664人 |
| 石川県 |
2.62倍 |
2,070人 |
789人 |
| 福井県 |
1.84倍 |
2,289人 |
1,242人 |
| 山梨県 |
3.38倍 |
1,619人 |
479人 |
| 長野県 |
2.57倍 |
2,295人 |
893人 |
| 岐阜県 |
2.49倍 |
5,729人 |
2,305人 |
| 静岡県 |
2.55倍 |
7,817人 |
3,062人 |
| 愛知県 |
4.77倍 |
15,678人 |
3,284人 |
| 三重県 |
2.02倍 |
3,281人 |
1,621人 |
| 滋賀県 |
3.21倍 |
1,857人 |
579人 |
| 京都府 |
2.53倍 |
6,127人 |
2,420人 |
| 大阪府 |
2.64倍 |
8,165人 |
3,097人 |
| 兵庫県 |
4.62倍 |
5,747人 |
1,244人 |
| 奈良県 |
3.39倍 |
1,417人 |
418人 |
| 和歌山県 |
9.11倍 |
1,111人 |
122人 |
| 鳥取県 |
1.98倍 |
1,129人 |
571人 |
| 島根県 |
3.78倍 |
1,086人 |
287人 |
| 岡山県 |
3.61倍 |
2,935人 |
813人 |
| 広島県 |
2.65倍 |
4,997人 |
1,883人 |
| 山口県 |
6.53倍 |
1,398人 |
214人 |
| 徳島県 |
1.21倍 |
1,319人 |
1,086人 |
| 香川県 |
1.01倍 |
1,512人 |
1,490人 |
| 愛媛県 |
4.42倍 |
3,084人 |
698人 |
| 高知県 |
6.94倍 |
826人 |
119人 |
| 福岡県 |
1.65倍 |
6,124人 |
3,714人 |
| 佐賀県 |
1.58倍 |
635人 |
401人 |
| 長崎県 |
2.48倍 |
3,329人 |
1,342人 |
| 熊本県 |
2.48倍 |
2,919人 |
1,175人 |
| 大分県 |
1.81倍 |
1,715人 |
950人 |
| 宮崎県 |
2.47倍 |
2,083人 |
842人 |
| 鹿児島県 |
1.67倍 |
2,535人 |
1,522人 |
| 沖縄県 |
4.69倍 |
2,426人 |
517人 |
※日本看護協会・ナースセンターの看護職全体(保健師・助産師・看護師・准看護師)の登録データです。
病院・施設別の看護職求人倍率【2024年度】
施設別では、訪問看護ステーションが4.54倍で最も高く、病院も病床規模を問わず1.9倍以上でした。
厚生労働省が2026年6月の「2040年に向けた看護職員の養成・確保の在り方に関する検討会」で示した資料でも、訪問看護ステーション4.54倍を最大として、「訪問看護における人材確保が困難である状況」と整理しています。
| 施設 |
求人倍率 |
求人数 |
求職者数 |
| 訪問看護ステーション |
4.54倍 |
20,800人 |
4,586人 |
| 病院(20~199床) |
3.00倍 |
36,563人 |
12,177人 |
| 病院(200~499床) |
2.49倍 |
25,425人 |
10,214人 |
| 病院(500床以上) |
1.93倍 |
11,307人 |
5,869人 |
| ケアハウス・グループホーム・有料老人ホーム |
1.78倍 |
9,038人 |
5,075人 |
| その他社会福祉施設 |
1.52倍 |
4,827人 |
3,168人 |
| 介護老人福祉施設(特養) |
1.38倍 |
8,013人 |
5,816人 |
| 介護老人保健施設 |
1.04倍 |
6,478人 |
6,205人 |
| 診療所(無床) |
1.03倍 |
14,859人 |
14,372人 |
| デイサービス・デイケアセンター |
0.75倍 |
6,307人 |
8,355人 |
| 診療所(有床) |
0.64倍 |
3,874人 |
6,086人 |
| 保育所・幼稚園 |
0.52倍 |
2,246人 |
4,301人 |
| 学校・養成所等 |
0.51倍 |
2,960人 |
5,802人 |
| 健診センター・労働衛生機関 |
0.25倍 |
2,899人 |
11,648人 |
| 会社・事業所 |
0.24倍 |
2,282人 |
9,451人 |
| 地域包括支援センター |
0.20倍 |
649人 |
3,301人 |
| 市区町村・保健センター |
0.19倍 |
1,777人 |
9,402人 |
| 小学校・中学校・高等学校(養護教諭) |
0.09倍 |
355人 |
3,929人 |
| 都道府県・保健所 |
0.08倍 |
523人 |
6,951人 |
訪問看護・病院は人材確保側の競争が強い
訪問看護ステーション4.54倍、20~199床の病院3.00倍という数字は、求職者より求人が多い状態を示します。特に訪問看護について厚生労働省も人材確保が困難と整理しており、転職希望者にとっては候補求人を比較しやすい市場と考えられます。
ただし求人が多くても、オンコール、夜勤、配属、教育体制、給与、通勤時間などを限定すると候補は減ります。訪問看護への転職を検討している場合は、仕事内容やオンコールの実態も含めて「訪問看護の仕事内容・1日のスケジュール・体験談」を確認してください。
病院を比較する場合は、病床数だけでなく病床機能や配属も重要です。「総合病院で働く看護師のメリット・転職時の選び方」も参考にしてください。
企業・健診・学校などは求人が少ない
ナースセンターでは、健診センター・労働衛生機関0.25倍、会社・事業所0.24倍、養護教諭0.09倍など1倍を大きく下回る施設があります。
これは「転職できない」という意味ではなく、登録求職者に対して求人が少ないということです。こうした希少求人では、求人が出てから探し始めるより、公式採用ページ、eナースセンター、ハローワーク、民間転職サービスなど複数の入口を持ち、募集を早く把握する方が現実的です。
求人倍率を看護師転職でどう使う?5つの判断手順
求人倍率は「市場の混み具合」を見る数字です。応募先そのものを決める数字ではありません。転職活動では次の順番で使うと実用的です。
- 統計の種類を確認する:ハローワークかナースセンターか、看護師単独か看護職全体かを確認する。
- 希望地域を確認する:全国平均ではなく、通勤可能な地域の求人を探す。
- 希望施設・雇用形態を見る:病院、訪問看護、企業、健診、常勤、非常勤など自分の条件へ落とし込む。
- 現在募集中の求人を確認する:統計上の倍率ではなく、今応募できる求人を公式採用ページ等で確認する。
- 仕事内容・条件で最終判断する:給与、夜勤、休日、配属、教育、通勤、家庭との両立を確認する。
求人倍率が高い職場を希望する場合
求人倍率が高い場合は候補求人を比較しやすい可能性があります。複数求人を見比べ、条件交渉より前に「なぜこの職場で働きたいか」「どの条件を優先するか」を整理してください。
求人が多いことを理由に、仕事内容や職場環境の確認を省略してはいけません。特に訪問看護や介護施設は病院と勤務の仕組みが大きく異なります。
求人倍率が低い職場を希望する場合
求人倍率が1倍未満の職場では、募集を見つけること自体が重要になります。応募先を1つに決めて待つより、公式採用ページ、eナースセンター、ハローワーク、転職サービスを使い分けてください。
ただし、求人が少ないことと「採用基準が必ず高い」ことも同義ではありません。募集時期・勤務地・必要資格・経験要件まで確認して初めて、自分にとっての転職難易度が判断できます。
都道府県の求人倍率だけで引っ越し先を決めない
都道府県別の倍率には、各紹介機関の利用状況、地域の人口規模、医療提供体制などが影響します。高倍率の県だから条件の良い求人が多いとは限りません。転居を伴う転職では、給与だけでなく住居費、通勤、夜勤体制、家族の生活条件まで比較してください。
看護師求人を探すなら倍率と「現在の募集」を分けて確認する
求人倍率は過去の一定期間を集計した統計です。今この瞬間に希望する病院・施設が募集しているかは、別途確認する必要があります。
| 情報源 |
向いている使い方 |
確認すること |
| 病院・施設の公式採用ページ |
応募したい職場が決まっている |
現在募集、応募資格、選考方法、締切 |
| eナースセンター |
公的な看護職向け職業紹介を使う |
地域・施設・雇用形態の求人 |
| ハローワーク |
地域求人を広く確認する |
求人票、応募条件、紹介状の要否 |
| 看護師転職サイト |
求人紹介や選考支援も利用する |
現在紹介可能な求人、担当者との相性 |
転職サービスを比較する場合は「看護師転職サイトおすすめ5選【2026年最新】225人調査・8社取材で比較」で、公式求人の確認方法やサービスごとの違いを整理しています。
当サイトで求人情報や支援内容を確認しているサービスの中では、以下の3社を比較候補としています。特に求人が少ない地域・施設を希望する場合は、1社の「求人なし」だけで判断せず、公式採用情報も含めて確認してください。
現在の看護師求人を確認するなら!レバウェル看護

| サイト名 |
レバウェル看護(旧:看護のお仕事) |
| 運営会社 |
レバレジーズメディカルケア株式会社 |
| 公開求人数 |
141,503件(2026年10月1日時点) |
| 非公開求人 |
豊富 |
| 対応職種 |
正看護師、准看護師、助産師、保健師 |
| 対応 雇用形態 |
常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤 |
| 対応施設 |
総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター |
| 対応 診療科目 |
内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科 |
| 対応配属先 |
病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡 |
| 対応エリア |
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
| 特徴 |
・看護師の転職求人が豊富 ・転職支援サービスが手厚い ・転職の相談から行える ・院内・施設内情報に強い |
看護師の求人倍率は地域や施設によって差があるため、実際の転職活動では最新の求人状況を確認することが重要です。レバウェル看護は病院・クリニック・訪問看護など幅広い求人を扱っており、現在募集されている求人を見ながら希望条件を整理したい場合に使いやすいサービスです。
レバウェル看護で現在の看護師求人を確認する
地域の看護師求人を比較するなら!ナース専科 転職

| サイト名 |
ナース専科 転職(旧 ナース人材バンク) |
| 運営会社 |
株式会社エス・エム・エス |
| 公開求人数 |
20万件以上 |
| 非公開求人 |
豊富(会員限定のレア求人あり) |
| 対応職種 |
正看護師、認定看護師、准看護師、助産師、保健師、管理職 |
| 対応 勤務形態 |
常勤、常勤(日勤のみ)、常勤(夜勤あり)、常勤(夜勤のみ)、非常勤 |
| 対応施設 |
病院、クリニック、訪問看護、企業、保育園、幼稚園、学校、その他 【介護施設】 居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問介護事業所、介護老人保健施設、軽費老人ホーム、デイケア事業所、小規模多機能、訪問入浴事業所、看護小規模多機能居宅介護、有料老人ホーム、デイサービス事業所、グループホーム、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、ショートステイ事業所、訪問リハビリ事業所、介護医療院 |
| 対応 診療科目 |
美容、産婦人科、整形外科、眼科、外科、呼吸器科、循環器科、精神科/心療内科、小児科、皮膚科、形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、消化器科、内科、透析、その他 |
| 対応配属先 |
病棟、外来、オペ室、透析、その他 |
| 対応エリア |
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
| 特徴 |
・東証プライム上場企業 ・支店が多く地域密着&チーム制で転職をサポート ・職場のリアルな情報を共有することも可能 ・2025年オリコン顧客満足度®調査 看護師転職3年連続No.1 ・LINE対応 |
求人倍率は全国平均だけでなく都道府県や施設種別によって異なります。ナース専科 転職は、地域ごとの求人を比較しながら転職相談を進めたい看護師に向いており、自分の地域でどのような求人が出ているか確認したい場合の候補になります。
ナース専科 転職で地域の看護師求人を確認する
転職相談しながら求人を探すなら!ナースではたらこ

| サイト名 |
ナースではたらこ |
| 運営会社 |
ディップ株式会社 |
| 公開求人数 |
14,001件(2026年10月1日時点) |
| 非公開求人 |
豊富 |
| 対応職種 |
正看護師、准看護師、助産師、保健師 |
| 対応 勤務形態 |
常勤、非常勤、日勤のみ、夜勤専従 |
| 対応施設 |
病院、クリニック、介護施設、デイサービス、訪問看護、企業その他 |
| 対応エリア |
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
| 特徴 |
・非公開求人が豊富 ・希望条件に合う求人が見つかりやすい ・希望する病院・施設へ転職可能な逆指名転職がある |
求人倍率が高くても、希望する地域・勤務形態・施設で条件に合う求人が見つかるとは限りません。ナースではたらこは、転職相談をしながら求人を探したい看護師向けのサービスで、条件整理から進めたい場合の選択肢になります。
ナースではたらこで看護師求人を確認する
看護師の求人倍率でよくある質問
2026年最新の看護師有効求人倍率はいくつですか?
厚生労働省job tagに掲載されている令和7年度の看護師有効求人倍率は2.38倍です。この記事では2026年9月15日に公表状況を再確認しています。
看護師の求人倍率は2.38倍と2.82倍のどちらが正しいですか?
どちらも、それぞれの統計では正しい数値です。2.38倍は厚生労働省job tagの令和7年度ハローワーク求人統計、2.82倍は2024年度ナースセンター登録データで第一希望職種が看護師の求人・求職を集計した数値です。母集団と期間が違います。
看護師の求人倍率は一般の仕事より高いですか?
令和7年度では、job tagの看護師は2.38倍、厚生労働省の全職業平均は1.20倍です。同年度で比較すると、看護師は約2倍の水準です。ただし、企業看護師や健診など個別の職場では全国平均と状況が異なります。
求人倍率が高ければ看護師は採用されやすいですか?
求職者に対して求人が多い市場であることは分かりますが、個人の採用確率を示す数字ではありません。採用では、臨床経験、診療科経験、勤務条件、夜勤可否、雇用形態、募集時期なども影響します。
求人倍率が高いと競争が激しいという意味ですか?
有効求人倍率では逆です。求人倍率が高いほど、求職者数に対して求人数が多い状態です。1つの求人に応募者が何人いるかを示す場合は、応募倍率・競争倍率など別の指標になります。
東京都の看護師求人倍率はいくつですか?
統計によって異なります。厚生労働省の2024年度「保健師・助産師・看護師」の有効求人倍率では東京都2.34倍、ナースセンターの2024年度「看護職全体」では東京都1.66倍です。数字を引用するときは統計名と対象をセットで確認してください。
常勤と非常勤ではどちらの求人倍率が高いですか?
2024年度ナースセンターの第一希望職種が看護師のデータでは、常勤3.49倍、非常勤2.41倍、臨時雇用0.92倍です。常勤が最も高い結果でした。
求人倍率が低い職場へ転職するにはどうすればいいですか?
募集数が少ない職場では、公式採用ページ、eナースセンター、ハローワーク、転職サイトなど複数の情報源を定期的に確認し、募集開始を早く把握することが重要です。応募先が決まっている場合は、その施設の公式採用情報を最優先で確認してください。
まとめ|看護師の求人倍率2.38倍は高いが、統計の違いまで見る
2026年9月15日時点で確認できる厚生労働省job tagの最新データでは、令和7年度の看護師有効求人倍率は2.38倍です。同年度の全職業平均1.20倍と比べると、看護師は求人需要の強い職種だと分かります。
一方、2024年度のナースセンター登録データでは、第一希望職種が看護師の求人倍率は2.82倍、看護職全体は2.51倍です。都道府県別・施設別の数字も、ハローワークとナースセンターで母集団が違うため順位や倍率が変わります。
施設別では訪問看護ステーション4.54倍、病院(20~199床)3.00倍が高く、健診センター0.25倍、会社・事業所0.24倍などは低い結果でした。看護師単独の雇用形態別では常勤3.49倍、非常勤2.41倍、臨時雇用0.92倍です。
求人倍率は「採用される確率」ではありません。統計で市場の傾向を把握したあと、現在の求人、応募条件、仕事内容、給与、夜勤、休日、教育体制、通勤などを確認して転職先を判断してください。
出典・参照元