難病相談支援センターで働く看護師は、病棟のように処置や観察を中心に行うのではなく、難病患者・家族の療養生活に関する相談を受け、必要な情報を整理して医療・福祉・就労などの支援先へつなぐ相談員としての役割が中心です。
看護師として培った病状理解、症状・服薬・生活上の困りごとを把握する力は、相談支援で大きな強みになります。一方で、看護師が担う業務、保健師資格の扱い、訪問・出張相談の有無、勤務条件は、都道府県・指定都市や運営法人によって異なります。
この記事では、難病相談支援センターで看護師・相談員が担う仕事内容、求められやすい経験や適性、転職時に確認したい点を整理します。難病患者・家族が利用できる相談窓口としての役割もあわせて解説します。
執筆・監修看護師
藤堂あけみ 看護師
看護学校卒業後、看護師として15年以上働いていました。大学病院や公立病院に勤務し、消化器外科や呼吸器外科など経験。パートで美容クリニックや訪問看護なども行い、現在在宅の看護師ライターとして頑張っています。
著作・監修記事一覧
難病相談支援センターで働く看護師・相談員の仕事内容
難病相談支援センターの看護師は、難病患者・家族が抱える療養上・日常生活上の悩みを受け止め、情報提供や関係機関との連携を行います。直接的な医療処置より相談・調整の比重が高い仕事であり、相談者が地域で自分らしく暮らし続けるための選択肢を一緒に整理する役割です。
厚生労働省の療養生活環境整備事業では、難病相談支援センターは、難病患者・家族から療養や日常生活上の相談を受け、情報提供や助言を行う機関として示されています。地域の医療機関、保健所、自治体、就労支援機関、患者会などと連携した支援が想定されています。
出典:厚生労働省「療養生活環境整備事業(難病相談支援センター事業)」
ただし、全てのセンターで同じ業務を行うわけではありません。相談窓口の対応に加え、就労相談、患者・家族の交流会、講演会、出張相談、広報などを実施するセンターもあります。看護師・保健師・社会福祉職などの配置や役割分担も、応募先ごとに確認が必要です。
相談対応と療養生活のアセスメント
看護師・相談員の基本となる業務は、難病患者・家族からの相談対応です。電話や面談のほか、地域によってはメール、オンライン、出張相談などの方法が用意されている場合もあります。病気だけでなく生活全体を整理することが、相談支援では重要です。
例えば、「症状が進んで今の仕事を続けられるか不安」「介護する家族の負担が大きい」「使える制度が分からない」といった相談では、診断名や治療状況だけでは十分に状況を把握できません。住まい、移動手段、家族構成、経済面、就労状況、利用中のサービス、本人の希望などを確認し、支援の優先順位を一緒に考えます。
看護師は、症状の変化、服薬上の困りごと、栄養・睡眠・活動量、医療的ケアの必要性などを理解したうえで、受診や訪問看護、地域の保健・福祉サービスにつなぐ視点を持てます。ただし、難病相談支援センターの相談員が単独で診断したり、治療方針を決めたりする立場ではありません。医学的な判断が必要な場合は、主治医や専門医療機関への相談を案内します。
医療・福祉・就労制度の情報提供と関係機関への橋渡し
難病患者の相談には、医療だけでは解決できない課題が多く含まれます。看護師・相談員は、制度や地域資源の情報を分かりやすく整理し、相談者が次に連絡すべき機関へつなぐ役割を担います。制度の利用可否を独断で決めないことが大切です。
- 指定難病の医療費助成に関する相談先
- 障害福祉サービス、介護保険、自治体独自の支援制度
- 障害年金や傷病手当金など、経済面の相談先
- 訪問看護、訪問リハビリ、相談支援事業所など在宅療養の支援先
- ハローワークや障害者就業・生活支援センターなどの就労支援機関
- 患者会、ピアサポート、家族会などの地域活動
指定難病の医療費助成は、対象疾病であれば自動的に利用できる制度ではありません。疾病ごとの基準や重症度、申請先などを確認する必要があります。厚生労働省は、医療費助成について、居住地の都道府県の窓口や保健所などへ相談するよう案内しています。
出典:厚生労働省「指定難病」
就労に関する相談では、難病患者就職サポーターが配置されたハローワークなどと連携することがあります。看護師は、症状の特性、通院、疲労、治療との両立に関する困りごとを整理し、就職・雇用継続に向けた専門的な支援先へ橋渡しします。
出典:厚生労働省「難病患者の就労支援」
記録・連携調整・研修会や交流会などの運営支援
相談対応以外には、相談記録の作成、制度や地域資源の情報収集、関係機関との連絡調整などの事務業務があります。継続的に関わる相談もあるため、正確な記録と情報共有が支援の土台になります。
センターの事業内容によっては、患者・家族の交流会、医療従事者による講演会、地域の支援者向け研修会、就労相談会、広報資料の作成などにも関わります。全てのセンターで同じ事業を実施するわけではないため、求人票では相談支援以外の担当業務も確認しましょう。
厚生労働省の運用に関する資料では、各種相談支援のほか、地域交流活動の支援、講演・研修会の開催、就労支援、ピアサポートなどが事業として示されています。利用者のプライバシー・個人情報を保護し、関係機関との連携体制を整えることも運営上の重要な事項です。
出典:厚生労働省「難病相談支援センターに関する運用通知」
病院・訪問看護とは何が違う?難病相談支援センターでの働き方
病院や訪問看護ステーションでは、観察、処置、服薬支援、医師の指示に基づくケアなど、直接的な看護実践が中心です。一方、難病相談支援センターでは、相談支援・制度案内・地域連携が主な業務となります。
| 比較項目 |
難病相談支援センター |
病院・訪問看護 |
| 主な目的 |
療養生活の相談支援、情報提供、地域連携 |
治療・症状管理・療養上の直接ケア |
| 看護師の役割 |
課題の整理、相談対応、支援先との調整 |
観察、ケア、処置、指導、医療的判断の補助 |
| 関わり方 |
電話・面談・記録・連携調整が中心 |
対面での看護ケアや訪問が中心 |
| 必要になりやすい力 |
傾聴、制度理解、情報整理、多職種連携 |
臨床判断、看護技術、緊急時対応 |
難病相談支援センターでも、看護師としての臨床知識は重要です。ただし、看護技術を提供するよりも、相談者の生活課題を見立て、本人の意思を尊重しながら適切な支援につなぐ働き方へ変わる点を理解しておく必要があります。
看護師の専門性が生きる場面
難病は長期療養になることが多く、病状の進行や治療の継続、生活機能の変化、家族の負担、就労との両立など、複数の課題が重なりやすい分野です。看護師は、健康課題を生活課題として捉える視点を相談支援に生かせます。
生かしやすい経験には、難病看護、外来での療養指導、退院支援、地域連携室での調整、訪問看護、保健所業務、高齢者・障害者支援などがあります。難病分野の経験がなければ応募できないとは限りませんが、長期療養者への支援や多職種連携の経験は、面接で具体的に伝えやすい経歴です。
勤務時間・夜間休日対応は運営先と求人で異なる
難病相談支援センターは相談窓口であるため、日勤帯を中心とした求人が見られます。しかし、夜勤やオンコールの有無は一律ではありません。夜間・休日の電話対応、緊急時の連絡当番、交流会や研修会の開催時間、出張相談の有無は、センターの運営体制によって異なります。
給与、賞与、休日、常勤・非常勤の別、契約更新の有無にも全国共通の水準はありません。委託事業として運営される場合、雇用主が自治体ではなく、医療法人、社会福祉法人、患者団体、大学病院などになることがあります。勤務条件は求人票だけで判断せず、面接時にも確認しましょう。
看護師・保健師・社会福祉職などとのチームで支援する
「相談員」は看護師だけを指す職名ではありません。センターによって、保健師、看護師、社会福祉士、精神保健福祉士、医療ソーシャルワーカー、就労支援担当者、ピアサポーターなどが関わる場合があります。一人で全てを解決しないチーム支援が、相談の質と職員の負担軽減につながります。
東京都の難病相談・支援センターでは、療養生活上の悩みや公的手続きに関する情報提供について、保健師・看護師・ソーシャルワーカーなどの難病相談支援員が対応すると案内されています。配置職種は地域で異なるため、応募前に職員構成を確認することが大切です。
出典:東京都保健医療局「療養相談|難病相談・支援センター」
難病相談支援センターで看護師として働くために必要な資格・経験
難病相談支援センターの求人に応募する際は、「看護師資格があれば全国どこでも相談員になれる」とは考えないほうがよいでしょう。採用要件はセンターごとに異なるため、求人票、運営法人の募集要項、委託事業の内容を確認する必要があります。
正看護師資格だけで応募できる求人もあるが、要件は地域差がある
看護師資格を応募条件とする求人がある一方で、保健師資格、難病療養相談の経験、地域ケアや在宅療養支援の経験、相談支援業務の経験などを求める場合もあります。准看護師の応募可否も求人ごとに異なるため、資格欄を細かく確認しましょう。
厚生労働省の運用資料では、難病相談支援員として、保健師や地域ケアなどの経験を持つ看護師で、難病療養相談の経験を有する者が例示されています。ただし、これは個別求人の必須条件を直接定めるものではありません。必須条件と歓迎条件を分けて読むことが重要です。
出典:厚生労働省「難病相談支援センターに関する運用通知」
生かしやすい経験とスキル
難病相談支援センターで働く看護師には、疾患知識だけでなく、相談者の話を整理し、支援につなげる力が求められます。経験の有無だけを見るのではなく、これまでの看護経験を相談業務に置き換えて考えてみましょう。
- 難病患者、慢性疾患患者、障害のある人への看護経験
- 外来での療養相談、患者指導、家族支援の経験
- 退院調整や地域連携室での医療・介護機関との調整経験
- 訪問看護で在宅療養の実際を把握している経験
- 保健所、自治体、介護・障害福祉分野での相談支援経験
- 電子記録、文書作成、表計算ソフトなどを使うPCスキル
- 制度を調べ、相手の理解度に合わせて説明する力
難病看護の経験がない場合でも、退院後の生活を見据えた支援、家族の不安を受け止めた経験、多職種と連携して課題を解決した経験は生かせます。応募書類では、「何を担当したか」だけでなく、「どのように情報を整理し、誰と連携したか」を具体的に示すとよいでしょう。
普通自動車運転免許やPCスキルなどの確認ポイント
地域によっては、出張相談、患者会への参加、関係機関への訪問などで移動が発生します。このため、普通自動車運転免許を必須または歓迎条件とする求人があります。訪問・出張の頻度と運転の必要性は、応募前に確認したい点です。
また、相談記録、統計資料、事業報告、案内文、研修資料、広報物などを作成する場合があるため、基本的なPC操作も求められやすいでしょう。使用ソフト、記録システムの有無、入力時間を勤務時間内に確保できるかも、働きやすさに関わります。
難病相談支援センターに向く看護師の特徴と仕事の注意点
難病相談支援センターは、患者の長期療養と地域生活を支える仕事です。看護技術を生かす場面はあるものの、相談者の意思決定を支え、複数の機関と協力して支援を進める姿勢が求められます。「答えを出す」より「一緒に整理する」仕事と捉えると、役割をイメージしやすくなります。
長期療養と生活全体を見据えて支援したい人に向く
難病相談支援センターでは、症状だけでなく、働き方、住まい、家族関係、経済的な不安、社会参加など、療養生活全体を見据えます。そのため、患者の生活背景に関心を持ち、長期的な視点で支援したい看護師にとって、やりがいを感じやすい職場の一つです。
特に、次のような姿勢は相談員業務に役立ちます。
- 相談者の言葉を急がせずに聴き、要点を整理できる
- 本人・家族の希望と現実的な支援方法を一緒に考えられる
- 医療・福祉・就労制度を学び続けることに抵抗がない
- 他職種や行政、患者会などと連携することを前向きに捉えられる
- 自分だけで抱え込まず、必要時に相談・報告できる
複合的な相談に一人で抱え込まない体制が重要
難病患者・家族の相談では、症状への不安に加えて、経済的な問題、就労継続、介護負担、孤立、家族間の意見の違いなどが重なることがあります。相談員には守秘義務と個人情報保護への配慮が求められますが、困難な相談を一人で抱えない仕組みも不可欠です。
応募前には、相談記録の共有方法、上司や同僚への相談ルート、医師・医療ソーシャルワーカー・保健所などへの照会方法、困難事例のカンファレンス、外部研修やスーパービジョンの有無を確認しましょう。配置人数が少ない場合は、休暇時のカバー体制や、相談対応の判断を誰に相談できるかも重要です。
緊急性が疑われる相談では医療機関・救急へつなぐ
難病相談支援センターは、緊急医療を提供する場ではありません。急激な症状悪化など緊急性が疑われる相談では、主治医療機関や救急への連絡を優先する必要があります。
相談員は、センター内の対応手順や医療機関への連絡体制に沿って対応します。看護師として臨床経験があっても、電話や面談だけで個別の状態を判断しすぎず、必要時には速やかに医療へつなぐ姿勢が大切です。
難病相談支援センターとは?患者・家族を支える相談窓口の役割
難病相談支援センターは、難病患者・家族が地域で療養生活を続けられるよう、相談支援、地域交流、就労支援などを行う拠点です。難病法では、都道府県が難病の患者の療養生活の質の維持向上を図るため、難病相談支援センターを設置するよう努めることが定められています。
出典:e-Gov法令検索「難病の患者に対する医療等に関する法律」
センターは都道府県・指定都市が設置し、事業を外部へ委託することも可能です。そのため、センターが自治体庁舎内にあるとは限らず、病院、患者団体、医療法人、社会福祉法人などが運営に関わる場合があります。
相談できる内容と利用方法
難病相談支援センターでは、療養生活、日常生活、福祉制度、就労、地域の支援資源、患者会などについて相談できる可能性があります。相談対象、予約の要否、電話・面談・メールなどの相談方法、対応日時はセンターごとに異なります。
例えば、宮城県難病相談支援センターは、難病患者・家族の日常生活上の悩みや不安、福祉制度に関する相談を受け付け、電話相談・面接相談を案内しています。利用料は無料とされていますが、全国全てのセンターに同じ条件が当てはまるとは限らないため、居住地の公式サイトで確認してください。
出典:宮城県「宮城県難病相談支援センター」
地域によって運営法人・事業内容・配置職種が異なる
難病相談支援センターの名称や運営形態、職員構成、実施事業には地域差があります。看護師・保健師が療養相談を中心に担う地域もあれば、社会福祉職やピアサポーターと役割を分担する地域もあります。センターごとの公式案内を確認することが、利用者にとっても転職希望者にとっても重要です。
長野県難病相談支援センターは、保健師・看護師が電話、面接、メール、FAXなどで相談に応じると案内しています。このように相談方法にも違いがあるため、看護師として応募する際は、対面中心か、電話・オンライン中心かも確認しておくとよいでしょう。
出典:長野県「長野県難病相談支援センター」
難病相談支援センターの看護師求人を探す方法
難病相談支援センターの看護師求人は、病院や訪問看護の求人のように常時多数掲載されているとは限りません。公式性の高い情報源を複数確認することで、募集時期を逃しにくくなります。
自治体・センター・運営法人の採用情報を確認する
まず確認したいのは、都道府県・指定都市の難病対策担当部署、難病相談支援センターの公式サイト、運営受託法人の採用ページです。センターの案内ページに運営法人が記載されている場合は、その法人の採用情報も確認しましょう。
- 希望地域の都道府県・指定都市サイトで「難病相談支援センター」を検索する
- センターの所在地、運営法人、相談事業の内容を確認する
- 運営法人の公式採用ページで「看護師」「相談員」「難病」「地域連携」などを検索する
- 募集が見つからない場合は、自治体や運営法人の採用情報を定期的に確認する
雇用主が誰かは、待遇だけでなく、契約期間、異動の可能性、研修体制にも影響します。自治体が設置主体でも、雇用は委託法人との契約になる場合があるため、募集要項の雇用主欄を確認してください。
ハローワークなども併用して募集時期を逃さない
公式サイトに加えて、ハローワークインターネットサービスなども併用すると、募集情報を見つけられる場合があります。職種名が「看護師」ではなく、「相談員」「難病相談支援員」「就労支援員」「地域連携担当」などになっていることもあるため、複数の検索語を組み合わせるのがポイントです。
- 難病相談支援センター
- 難病相談支援員
- 難病 看護師 相談員
- 療養相談 看護師
- 地域連携 看護師
- 就労支援 難病
ただし、求人検索サイトの情報は掲載終了後も残ることがあります。応募前には必ず、運営法人または求人元の公式情報で募集状況と条件を確認しましょう。
応募前に確認したい求人票・見学・面接のチェック項目
難病相談支援センターは、同じ名称でも運営規模や支援体制が異なります。応募後のミスマッチを防ぐには、給与や休日だけでなく、看護師としてどこまで担うのかを具体的に確認することが重要です。
担当業務・相談体制・医療的判断の連絡先を確認する
求人票に「相談支援」とだけ書かれている場合、実際の業務量や責任範囲は分かりにくいことがあります。面接や見学では、次の項目を確認しましょう。
- 電話、面談、メール、オンライン、訪問・出張相談の割合
- 看護師一人あたりの担当相談件数や、継続支援の件数
- 相談員の配置人数と、看護師以外の専門職の構成
- 相談対応を一人で行う時間帯と、複数職員で相談できる体制
- 医学的な判断が必要な際に相談できる医師や医療機関の連絡先
- 就労支援、交流会、講演会、広報、統計業務などの担当範囲
特に、緊急性が疑われる相談や、対応困難な相談への手順は重要です。看護師個人の経験に依存するのではなく、組織として連絡・相談の仕組みが整っているか確認してください。
雇用主・契約期間・異動の可能性を確認する
委託事業の場合、雇用主は自治体ではなく、受託している法人です。そのため、雇用形態、契約更新の基準、委託契約が変わった場合の扱い、法人内異動の可能性などを確認しましょう。委託事業の雇用条件を具体的に聞くことは、長く働くうえで大切です。
確認しにくい場合は、「本事業はどの法人との雇用契約になりますか」「契約更新や配置変更について、現時点で分かる範囲を教えてください」と質問すると、落ち着いて確認できます。
夜間休日対応・研修・記録環境を確認する
夜勤の有無だけでなく、夜間・休日の相談電話、オンコール、イベント開催時の勤務、代休の扱いも確認しましょう。研修の有無、難病制度や相談支援について学ぶ機会、入職後の引き継ぎ期間も、未経験から転職する場合には重要です。
職場見学が可能なら、相談室のプライバシー、記録場所、職員同士が相談しやすい雰囲気、個人情報を扱う書類やシステムの管理方法も見ておくと安心です。守秘義務を支える職場環境があるかを確認しましょう。
応募書類と面接で伝えたい看護師経験
難病相談支援センターへの転職では、難病分野の経験だけを強調する必要はありません。これまでの看護経験を、相談支援、生活支援、地域連携に結び付けて伝えることが大切です。実際に行った支援を具体的に説明することで、相談員として働くイメージを持ってもらいやすくなります。
患者の生活背景を踏まえた支援経験を整理する
履歴書や職務経歴書では、所属部署や担当業務に加え、患者・家族の生活をどのように支援したかを整理します。例えば、退院前カンファレンスへの参加、家族への説明、訪問看護との連携、服薬管理への支援、介護サービス導入時の調整などは、相談業務との関連を伝えやすい経験です。
難病看護が未経験の場合は、知らない制度や疾患を学び、必要な支援先を調べる姿勢を具体的に示しましょう。「相談者の希望を確認したうえで、関係者と情報共有して支援を進めた経験」のように、事実に基づいて説明することが重要です。
多職種連携と守秘義務への理解を示す
面接では、医師、医療ソーシャルワーカー、リハビリ職、訪問看護師、ケアマネジャー、行政職などと連携した経験を聞かれる可能性があります。独断で判断せず、適切に共有・相談する姿勢を伝えましょう。
難病相談支援センターでは、相談内容に病状、家族関係、経済状況、就労状況などの個人情報が含まれます。記録の取り扱い、本人の同意を踏まえた情報共有、相談内容を必要以上に外部へ出さない姿勢について、自身の経験とともに説明できるよう準備しておくとよいでしょう。
難病相談支援センターで働く看護師・相談員に関するよくある質問
難病相談支援センターへの転職や利用を検討する際に、確認されやすい質問をまとめます。地域差がある内容については、公式サイトと求人票での個別確認が前提です。
看護師資格だけで難病相談支援センターの相談員になれますか?
看護師資格のみで応募できるかどうかは、全国共通の基準としては答えられません。保健師資格、難病看護経験、地域ケア・在宅療養支援の経験、相談業務経験などを必須または歓迎条件にする求人もあるため、応募先ごとの募集要項を確認してください。
難病相談支援センターの相談は無料ですか?
無料相談として案内しているセンターがありますが、利用対象、予約の要否、対応方法は地域で異なります。居住地の都道府県・指定都市、または難病相談支援センターの公式サイトで確認しましょう。
夜勤やオンコールはありますか?
日勤中心の働き方が想定される場合でも、夜間・休日の連絡体制、緊急時の対応当番、イベント時の勤務などは運営先により異なります。求人票で不明な場合は、面接時に具体的な頻度と手当の有無を確認してください。
まとめ
難病相談支援センターで働く看護師・相談員は、難病患者・家族の療養生活に寄り添い、医療・福祉・就労・地域資源をつなぐ役割を担います。病院看護のような直接ケアよりも、傾聴、情報整理、制度案内、連携調整の比重が高い仕事です。
看護師としての臨床経験は、症状や生活上の課題を理解するうえで強みになります。一方で、保健師資格の必要性、難病経験の扱い、訪問や出張相談、夜間休日対応、雇用形態、配置人数などは、センターごとに異なります。
転職を検討する看護師の方は、自治体・センター・運営法人の公式情報を確認し、求人票、見学、面接を通して具体的な業務範囲と相談体制を確かめましょう。患者の生活全体を支えたい方にとって、難病相談支援センターは、看護の経験を地域支援へ広げられる選択肢の一つです。
当サイトおすすめの看護師転職サイト!

看護師転職ガイドを運営する株式会社pekoがおすすめする、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)をご紹介します。
こちらでご紹介する看護師転職サイトは、以下のサービス内容が充実しています。
- 看護師の転職支援実績が豊富
- 転職支援サービスの内容が充実
- 履歴書・職務経歴書の添削、面接対策が充実
- 保有する看護師・看護職求人の多さ
- 担当者や紹介される求人の質の良さ
特に迷われる方は、2社とも無料会員登録を行い、ご自身で比較しながら利用する看護師転職サイトを最終的に一つに絞り込みましょう。
看護師求人数が断トツで豊富!レバウェル看護

| サイト名 |
レバウェル看護(旧:看護のお仕事) |
| 運営会社 |
レバレジーズメディカルケア株式会社 |
| 公開求人数 |
134,558件(2026年7月06日時点) |
| 非公開求人 |
豊富 |
| 対応職種 |
正看護師、准看護師、助産師、保健師 |
| 対応 雇用形態 |
常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤 |
| 対応施設 |
総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター |
| 対応 診療科目 |
内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科 |
| 対応配属先 |
病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡 |
| 対応エリア |
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
| 特徴 |
・看護師の転職求人が豊富 ・転職支援サービスが手厚い ・転職の相談から行える ・院内・施設内情報に強い |
公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/
丁寧で的確なアドバイス!ナース専科転職

| サイト名 |
ナース専科 転職(旧 ナース人材バンク) |
| 運営会社 |
株式会社エス・エム・エス |
| 公開求人数 |
20万件以上 |
| 非公開求人 |
豊富(会員限定のレア求人あり) |
| 対応職種 |
正看護師、認定看護師、准看護師、助産師、保健師、管理職 |
| 対応 勤務形態 |
常勤、常勤(日勤のみ)、常勤(夜勤あり)、常勤(夜勤のみ)、非常勤 |
| 対応施設 |
病院、クリニック、訪問看護、企業、保育園、幼稚園、学校、その他 【介護施設】 居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問介護事業所、介護老人保健施設、軽費老人ホーム、デイケア事業所、小規模多機能、訪問入浴事業所、看護小規模多機能居宅介護、有料老人ホーム、デイサービス事業所、グループホーム、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、ショートステイ事業所、訪問リハビリ事業所、介護医療院 |
| 対応 診療科目 |
美容、産婦人科、整形外科、眼科、外科、呼吸器科、循環器科、精神科/心療内科、小児科、皮膚科、形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、消化器科、内科、透析、その他 |
| 対応配属先 |
病棟、外来、オペ室、透析、その他 |
| 対応エリア |
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
| 特徴 |
・東証プライム上場企業 ・支店が多く地域密着&チーム制で転職をサポート ・職場のリアルな情報を共有することも可能 ・2025年オリコン顧客満足度®調査 看護師転職3年連続No.1 ・LINE対応 |
公式サイト:https://www.nursejinzaibank.com/
このサイトの運営者情報
| 運営会社 |
株式会社peko |
| 会社ホームページ |
https://peko.co.jp/ |
| 所在地 |
〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F |
| 代表取締役 |
辻󠄀 昌彦 |
| 設立 |
2015年6月 |
| 資本金 |
14,000,000円 |
| 事業内容 |
- 有料職業紹介事業
- キャリアメディア事業
- インターネット広告事業
- SEOコンサルティング事業等
|
| 許認可 |
有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509 (厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細) |
| 届出 |
特定募集情報等提供事業:51-募-000760 |
| 連絡先 |
03-5324-3939 (受付時間:休日、祝日を除く10:00~17:00) |
| お問い合わせ |
お問い合わせフォーム |
| 監修者情報 |
著者・監修者情報 |
| 規約等 |
|
参考文献等