熱傷センターで働く看護師は、創部の処置だけを行う仕事ではありません。重症熱傷患者の呼吸・循環状態の観察、疼痛や感染への対応、植皮術前後の看護、リハビリテーション、退院後の生活を見据えた支援まで、急性期から回復期にまたがる看護を担います。
救急外来、ICU・HCU、手術室、形成外科、外科系病棟などの経験は活かされやすい一方、熱傷看護が未経験でも応募できるか、どの程度の重症患者を受け入れるか、教育体制があるかは病院によって異なります。求人名だけで判断せず、実際の配属と勤務体制を確認することが重要です。
執筆・監修看護師
藤堂あけみ 看護師
看護学校卒業後、看護師として15年以上働いていました。大学病院や公立病院に勤務し、消化器外科や呼吸器外科など経験。パートで美容クリニックや訪問看護なども行い、現在在宅の看護師ライターとして頑張っています。
著作・監修記事一覧
この記事では、熱傷センター看護師の仕事内容、必要な知識・経験、向いている人の特徴、勤務上の注意点、転職時に確認したい項目を解説します。自分の経験が活かせるか、どのような環境で専門性を高められるかを判断する材料としてご活用ください。
熱傷センターで働く看護師の仕事内容
熱傷センターの看護師は、創傷ケアと全身管理を並行しながら、患者の救命、機能回復、社会復帰を支えます。熱傷では皮膚の損傷だけでなく、受傷範囲や深さ、気道への影響、疼痛、感染、栄養状態、関節の拘縮などが問題となることがあるためです。局所の創部と全身状態の両方を継続して捉える役割が、熱傷看護の大きな特徴です。
日本熱傷学会の熱傷診療ガイドラインでは、初期診療、局所治療、鎮痛・鎮静、感染対策、栄養、リハビリテーション、患者・家族への対応など、熱傷診療に関する幅広い項目が扱われています。看護師は、医師をはじめとする多職種と連携し、これらの治療を安全に進めるための観察、ケア、説明、調整を行います。
出典:一般社団法人日本熱傷学会「熱傷診療ガイドライン(改訂第3版)公開のお知らせ」
初期対応と急性期の観察・呼吸循環管理の補助
救急搬送や緊急入院の熱傷患者を受け入れる際、看護師は医師や救急部門と協働し、バイタルサイン、意識状態、疼痛、受傷状況、熱傷の範囲・部位などを把握します。重症例では、輸液管理や尿量測定、体温管理、呼吸状態の継続観察、検査・処置の介助などを行い、状態変化を速やかに共有します。
気道熱傷が疑われる場合は、呼吸状態の変化を見逃さないことが重要です。火災現場や閉鎖空間で煙を吸った場合、顔面や口腔内に熱傷がある場合、嗄声や呼吸困難がある場合などは、気道の腫れや酸素化の障害が生じる可能性があります。看護師が単独で診断するのではなく、観察所見を共有し、気道確保や呼吸管理を速やかに行えるよう準備・介助します。
出典:一般社団法人日本救急医学会「気道熱傷」
広範囲の熱傷では、受傷後に循環動態が不安定になることがあります。血圧や脈拍だけでなく、末梢冷感、皮膚の色、尿量、意識、疼痛などを総合的に確認し、治療への反応や悪化の兆候をチームで共有する姿勢が求められます。
創部処置、疼痛管理、感染予防
熱傷センター看護師の中心的な業務の一つが、創部の洗浄、外用薬や被覆材の準備・交換、処置の介助、創部の観察です。創の深さ、滲出液、出血、臭気、周囲皮膚の状態、痛みの程度などを継続して確認し、記録と報告につなげます。
熱傷の処置は、患者にとって強い痛みや恐怖を伴うことがあります。処置前から疼痛や不安の程度を確認し、医師の指示に基づく鎮痛薬の使用、処置の見通しの説明、体位の工夫、声かけなどを組み合わせます。患者が苦痛を表現しやすい環境を整えることも重要な看護です。
創部には感染のリスクがあるため、清潔操作を徹底し、物品や処置手順を施設の基準に沿って管理します。発熱、創部の変化、全身状態の悪化などがある場合は、感染を含む異常の可能性を考え、担当医やチームへ速やかに報告します。処置方法や被覆材の選択は、熱傷の深さ、部位、治癒過程、治療方針によって異なるため、自己判断ではなく指示と院内手順に基づいて実施します。
出典:一般社団法人日本熱傷学会「熱傷診療ガイドライン[改訂第3版]」
植皮術を含む手術前後の看護
深い熱傷や広範囲の熱傷では、壊死組織の除去や植皮術などの手術が行われることがあります。熱傷センターの看護師は、手術前の全身状態の確認、絶食・検査・輸血などの準備、手術室との情報共有、術後の疼痛、出血、創部、呼吸・循環状態の観察を行います。
植皮術後は、移植した皮膚の部位だけでなく、皮膚を採取した採皮部(ドナー部位)の観察とケアも必要です。安静が必要な時期と、早期からリハビリテーションを進める時期のバランスは、手術内容や創部の状態によって異なります。形成外科医、手術室看護師、リハビリテーション職種との連携が欠かせません。
熱傷に対する手術には、壊死組織の切除、植皮、採皮部の治療、瘢痕拘縮に対する治療などがあります。治療の内容や時期は個々の病状に応じて決まるため、看護師は治療目的を理解したうえで、患者への説明補助と術後経過の観察に取り組みます。
出典:一般社団法人日本熱傷学会「熱傷専門医制度に関する手引き」
栄養、リハビリテーション、瘢痕・拘縮への支援
重症熱傷では、創傷治癒や全身状態の維持のために栄養管理が重要になります。看護師は食事摂取量、体重、消化器症状、経腸栄養・静脈栄養の実施状況などを確認し、医師や管理栄養士と情報を共有します。痛み、倦怠感、不安などによって食べること自体が難しくなる患者もいるため、症状に応じた支援が必要です。
また、浮腫、関節周囲の創、植皮後の安静、瘢痕の収縮などにより、熱傷後は関節可動域が低下しやすくなります。看護師は理学療法士・作業療法士と連携し、ポジショニング、離床、日常生活動作の援助、装具の装着支援などを行います。
創部が閉じた後も、機能回復を支える看護は続きます。瘢痕拘縮は関節のつっぱりや顔面の引きつれなどにつながり、日常生活動作や社会復帰に影響することがあります。患者がリハビリに取り組む意味を理解し、痛みや生活上の困りごとを相談できるよう支えることが大切です。
出典:一般社団法人日本熱傷学会「熱傷診療ガイドライン[改訂第3版]」
退院調整と患者・家族の心理社会的支援
熱傷患者の中には、外見の変化、疼痛の持続、身体機能の低下、仕事や家事・育児への復帰など、多くの不安を抱える人がいます。治療期間が長くなるケースでは、患者本人だけでなく、家族の生活や心理面にも影響が及ぶことがあります。
看護師は、患者・家族の理解度や不安を確認し、治療やセルフケアについて説明します。必要に応じて、医療ソーシャルワーカー、退院支援看護師、リハビリテーション職、地域の訪問看護、かかりつけ医などと連携し、退院後の生活環境や通院継続の方法を調整します。
身体の回復と生活の再建を一体で考える視点は、熱傷看護において大切です。患者の価値観や復職・復学の希望を聞き取り、すぐに解決できない不安も適切にチームへつなぎます。
熱傷センター看護師に必要な知識・経験・資格
熱傷センターで働く条件は、病院や配属先によって異なります。ただし、急性期の全身管理と創傷ケアを並行して行う現場であるため、基本的な看護技術に加え、急変対応、清潔操作、疼痛への配慮、多職種連携に関する理解が求められやすい領域です。熱傷センター勤務に全国一律の追加資格が必須とは限りません。
基本となる資格と採用要件
熱傷センターの看護師として勤務する際は、一般に看護師免許が基本となります。ただし、正看護師のみを募集するか、准看護師も応募可能か、急性期経験をどの程度求めるかは、病院ごとの採用方針によって異なります。
求人票に「看護師」とだけ記載されている場合でも、正看護師を指すケースがあります。資格区分、必要な経験年数、夜勤の可否、配属予定先は、応募前に募集要項や採用担当者への確認が必要です。資格や経験年数を推測せず、募集要項で確認することが原則です。
出典:公益社団法人日本看護協会「准看護師に関するよくあるご質問」
また、入職時から熱傷センターへの配属が確約されるとは限りません。形成外科病棟、救急病棟、集中治療室、外科系病棟などに配属され、熱傷患者を受け持つ形で経験を積む場合もあります。配属の決め方と将来的な異動範囲を確認しておきましょう。
身につけておきたい熱傷看護の基礎知識
熱傷看護を目指す場合は、入職前に以下の知識を整理しておくと、現場での学習を進めやすくなります。
- 熱傷の深達度と受傷面積の評価に関する基本
- 気道熱傷、熱傷ショック、低体温など急性期の全身管理
- 輸液、呼吸管理、循環管理に関する観察項目
- 創傷治癒の過程、清潔操作、感染徴候の観察
- 疼痛、不安、せん妄などへの対応
- デブリードマン、植皮術、採皮部の看護に関する基礎
- 栄養管理、体位管理、関節可動域、瘢痕・拘縮予防
- 患者・家族への説明、退院後のセルフケアと社会復帰支援
これらは、看護師が単独で診断や治療方針を決めるための知識ではありません。根拠を持って観察・報告・連携するための知識として身につけることが大切です。
日本熱傷学会は、広範囲熱傷だけでなく、気道熱傷、電撃傷、化学損傷、顔・手・会陰部など後遺症を残しやすい部位の熱傷についても、専門的な対応と関連職種の連携が必要になることを示しています。
出典:一般社団法人日本熱傷学会「熱傷(やけど)に関する簡単な知識」
活かせる看護経験と未経験から目指す準備
熱傷看護では、救急外来、救命救急センター、ICU・HCU、手術室、形成外科、外科病棟、皮膚・排泄ケア、訪問看護などの経験が活かされる可能性があります。
| これまでの経験 |
熱傷センターで活かしやすい力 |
| 救急外来・救命救急 |
緊急度の判断、初期対応、急変時の連携 |
| ICU・HCU |
呼吸・循環・輸液など重症患者の全身観察 |
| 手術室 |
周術期管理、無菌操作、手術部門との連携 |
| 形成外科・外科病棟 |
創傷ケア、術後観察、退院支援 |
| 皮膚・排泄ケアや褥瘡ケア |
創部評価、被覆材への理解、清潔管理 |
| 回復期・リハビリテーション病棟 |
日常生活動作の支援、生活再建、多職種連携 |
一方で、未経験者を受け入れるかどうかは施設差が大きく、一律に「未経験でも転職できる」とはいえません。未経験から応募する場合は、プリセプターの有無、独り立ちの基準、処置・救急対応の研修、夜勤開始の時期、相談できる先輩看護師の配置を確認してください。
教育の仕組みと本人の学習意欲の両方が重要です。急性期経験が浅い場合は、救急・外科・形成外科などで基礎を積む選択肢も含めて検討するとよいでしょう。
専門性を深めるために役立つ学習・研修
熱傷センター勤務に特定の認定資格が一律に必須となるわけではありません。しかし、救急看護、集中ケア、手術看護、創傷管理、皮膚・排泄ケア、リハビリテーション、心理的支援に関する学習は、実務理解に役立ちます。
日本熱傷学会では、熱傷治療に携わる医師だけでなく、看護師などの医療従事者を対象とした講習会を案内しています。熱傷の初期対応、創面評価、局所管理、感染制御などを体系的に学ぶ機会として、開催状況を確認してみるとよいでしょう。院内教育と外部研修を組み合わせて学ぶ方法があります。
出典:一般社団法人日本熱傷学会「日本熱傷学会講習会」
認定看護師などの資格も、長期的に専門性を高める選択肢になり得ます。ただし、資格取得には看護師免許取得後の実務経験や教育課程の修了などの要件があります。転職直後に資格取得を急ぐより、まずは勤務先の教育体制を活用し、必要な知識と技術を段階的に習得することが現実的です。
出典:公益社団法人日本看護協会「認定看護師」
熱傷センター看護師に向く人・やりがいと大変な点
熱傷センターは、緊急性の高い対応と長期にわたる回復支援の両方が必要な職場です。専門性を深めやすい魅力がある一方、重症患者の看護や患者・家族の苦痛に向き合う負担もあります。やりがいだけでなく、自分の得意な働き方や生活条件と照らし合わせることが大切です。
向いている人に共通する力
熱傷センター看護師に向いているのは、緊急時にも優先順位を考え、チームで落ち着いて行動できる人です。また、処置時の痛み、外見の変化、長期療養への不安を抱える患者に対して、丁寧に関わり続ける姿勢も求められます。
- バイタルサインや創部など、小さな変化にも気づこうとする観察力
- 急変や緊急入院時に、必要な支援を整理して動く力
- 痛みや恐怖を言葉にしにくい患者の思いをくみ取る力
- 医師、看護師、リハビリ職、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなどと協働する力
- 回復に時間がかかる患者を、短期的な結果だけで判断せず支える姿勢
一人で抱え込まず、チームに相談しながら看護を組み立てる力が、専門性の高い熱傷医療では特に重要です。
救命から社会復帰まで関われるやりがい
熱傷センターで働く魅力は、急性期の救命だけでなく、創傷の治癒、身体機能の回復、退院、復職・復学など、患者の生活が再建される過程に関われる点です。入院当初は痛みや不安が強かった患者が、少しずつセルフケアを身につけ、日常生活を取り戻していく過程を支えられます。
また、創傷管理、周術期看護、集中治療、リハビリテーション、心理社会的支援など、複数の領域を横断して学べます。急性期看護と継続看護の両方を深められる領域です。
勤務で負担になりやすい点
熱傷センターでは、重症患者の急変、緊急入院、手術対応などにより、予定どおりに業務が進まないことがあります。処置に伴う強い疼痛、患者や家族のショック、外見や機能の変化に関する相談に向き合うことが、精神的な負担につながる場合もあります。
夜勤、オンコール、休日の呼び出し、手術前後の残業があるかは、病院や配属先によって異なります。また、熱傷患者を中心に受け持つ病棟なのか、形成外科・救急・外科系の患者を幅広く受け持つ病棟なのかによって、忙しさの内容も変わります。
負荷が高まる場面を具体的に確認しましょう。職場見学や面接では、夜間帯の人員、処置の頻度、緊急入院時の応援体制、心理的負担へのフォローについて質問することが大切です。
熱傷センターとは|一般病棟・救急・形成外科病棟との違い
熱傷センターは、重症熱傷や専門的な治療が必要な熱傷患者に対し、救急、集中治療、形成外科、手術、リハビリテーションなどが連携して対応する体制を指すことが多い名称です。ただし、「熱傷センター」という名称の使われ方、病床の独立性、受け入れる患者層は施設ごとに異なります。名称だけでは、看護師の実際の業務範囲は判断できません。
熱傷センターが担う役割と受け入れ体制
重症熱傷では、広い範囲の皮膚損傷だけでなく、気道熱傷、循環不全、感染、低体温、栄養状態の悪化、関節拘縮など、さまざまな問題に対応する必要があります。そのため、救急部門、集中治療部門、形成外科、麻酔科、リハビリテーション部門などが連携する体制が組まれます。
日本熱傷学会は、熱傷専門医認定研修施設を公表しています。ただし、研修施設であっても看護師の配属形態や教育内容が同一ではありません。候補病院の採用情報と看護部の体制を個別に確認する必要があります。
出典:一般社団法人日本熱傷学会「日本熱傷学会熱傷専門医認定研修施設一覧」
配属先によって異なる業務範囲
熱傷センター看護師の働き方には、主に次のようなパターンがあります。
| 配属の例 |
特徴 |
| 熱傷患者を中心に受け持つ病棟・ユニット |
創傷処置、植皮術後の看護、リハビリ支援などに継続して関わりやすい |
| 形成外科病棟との兼務 |
熱傷以外の形成外科手術患者、外傷、再建手術患者なども受け持つ可能性がある |
| 救急病棟・ICUとの連携またはローテーション |
初療や重症管理の経験を積みやすい一方、急性期対応の比重が高くなる場合がある |
| 外科系病棟での熱傷対応 |
熱傷専従ではなく、一般外科・整形外科などの患者と併せて看護する場合がある |
受け持ち患者、兼務の有無、異動範囲、夜勤体制を確認しましょう。自分が想定する働き方と合うかを見極めることが、転職後のミスマッチ予防につながります。
熱傷センターへ転職する際の確認ポイント
熱傷センターへの転職では、熱傷経験の有無だけでなく、教育体制、患者の重症度、勤務条件、配属方針を具体的に確認することが重要です。特に未経験から挑戦する場合は、入職後のフォロー体制によって学びやすさと継続しやすさが変わります。見学・面接では、抽象的な説明を具体的な運用に置き換えて確認しましょう。
受け入れる患者層と看護体制を確認する
まず確認したいのは、どのような患者を受け入れているかです。成人中心か小児にも対応するか、軽症から重症まで幅広いか、救急搬送がどの程度あるか、気道熱傷や集中治療が必要な患者をどこで管理するかを聞きましょう。
あわせて、病床数、日勤・夜勤の看護師配置、看護補助者の配置、急変時の応援体制、創部処置を複数人で実施する体制があるかも確認します。患者数だけでなく、重症度に対して人員がどう組まれているかを見ることが大切です。
教育体制と未経験者への支援を確認する
熱傷看護が未経験の場合は、次の点を具体的に確認してください。
- プリセプターや教育担当者がつくか
- 創傷処置、疼痛管理、急変対応、感染対策に関する院内研修があるか
- 独り立ちまでの目安と評価方法
- 夜勤を始める時期と、夜勤開始前の習得項目
- 形成外科、救急、ICU、手術室への研修・ローテーションの有無
- 院外研修や学会参加への支援制度があるか
教育が「OJTのみ」とされている場合でも、必ずしも不十分とは限りません。ただし、誰から、どのような手順で学べるのかが曖昧であれば、未経験者にとって負担が大きくなる可能性があります。教育内容を具体的に説明してもらえるかを判断材料にしてください。
勤務形態・手術対応・異動範囲を確認する
勤務条件では、夜勤回数、オンコールの有無、緊急手術時の対応、休日出勤、残業が発生しやすい場面を確認しましょう。熱傷センター内で勤務すると思って入職したにもかかわらず、実際には形成外科・救急・ICU・外科病棟などへの異動や兼務があると、想定とのギャップが生じます。
- 熱傷患者を受け持つ割合と、他疾患の患者を受け持つ割合
- 夜勤の回数、夜間の看護師数、急変時の医師・応援看護師の体制
- オンコールや待機当番の有無、実際の呼び出し頻度
- 手術日の業務内容、残業の発生状況
- 救急外来、ICU、形成外科病棟などへの異動・ローテーションの可能性
- 小児熱傷患者を受け入れる場合の小児看護体制
生活との両立を考えるなら、夜間・休日の運用まで確認する必要があります。
給与・手当・雇用条件は求人票だけで決めない
給与や待遇は、病院の設置主体、雇用形態、経験年数、夜勤回数、待機の有無などにより異なります。求人票の基本給だけで比較せず、夜勤手当、オンコール・待機手当、時間外手当、住宅手当、賞与、休日数、試用期間中の条件などを確認しましょう。
面接で条件を確認することは失礼ではありません。内定後は、提示された雇用条件通知書や労働条件を確認し、口頭説明と相違がないかを確かめてから入職を決めることが大切です。曖昧な点を残したまま承諾しないことがミスマッチの予防につながります。
病院見学と面接で聞く質問例
病院見学や面接では、「熱傷看護を学びたいです」と伝えるだけでなく、実際の働き方を具体化する質問を用意すると、入職後のイメージを持ちやすくなります。
- 熱傷患者は年間を通してどの程度受け入れていますか。
- 重症熱傷や気道熱傷の患者は、どの病棟・ユニットで管理しますか。
- 創部処置は誰が、どのような体制で担当しますか。
- 熱傷未経験で入職した場合、最初の数か月はどのように教育を受けますか。
- 夜勤を始める目安と、夜勤帯のサポート体制を教えてください。
- 形成外科、救急、ICU、手術室との連携はどのように行っていますか。
- 熱傷センターへの専従配属でしょうか。将来的な異動や兼務の可能性はありますか。
- 院内外の研修、学会参加、資格取得への支援制度はありますか。
質問に対して具体的に説明してくれる職場かも確認しましょう。教育や安全管理の仕組みが整っている職場では、業務内容や支援体制を明確に説明できる場合があります。
熱傷センター看護師の求人の探し方と応募準備
熱傷センターを設置している病院は限られるため、一般的な「病棟看護師」の求人検索だけでは見つけにくいことがあります。施設名や診療科名に加え、形成外科、救命救急センター、救急科、集中治療室などの情報も確認しながら候補を広げることが大切です。求人の有無と熱傷部署への配属可否は分けて確認しましょう。
病院公式採用ページと求人媒体を併用する
求人を探す際は、病院の公式採用ページ、看護師向け求人媒体、ハローワークインターネットサービスなどを併用します。病院公式サイトでは、看護部の教育方針、部署紹介、救急・形成外科・集中治療の体制など、求人票だけでは分からない情報を確認できます。
また、日本熱傷学会が公開する熱傷専門医認定研修施設の一覧は、熱傷医療に取り組む病院を調べる際の参考の一つになります。ただし、看護師募集の有無や熱傷センターへの配属可否は一覧だけでは判断できません。応募前に各病院の採用窓口へ確認することが必要です。
出典:厚生労働省「ハローワークインターネットサービス」
応募書類と面接で経験を伝える方法
履歴書や職務経歴書では、「急性期病棟で勤務していました」とだけ書くのではなく、熱傷看護につながる経験を具体的に整理します。たとえば、急変時対応、人工呼吸器管理中の患者の観察、創傷処置、術後管理、疼痛評価、多職種カンファレンス、退院支援などです。
- 救急外来で緊急入院患者の受け入れを担当し、優先順位を考えた初期対応を学んだ
- 外科病棟で術後患者の創部観察と疼痛評価を行い、変化を早期に報告する重要性を身につけた
- ICUで重症患者を受け持ち、呼吸・循環状態を継続して観察し、多職種と連携してきた
- 退院支援において、患者・家族の不安を聞き取り、生活背景に応じた調整を行った
熱傷看護が未経験の場合は、経験を誇張しないことが重要です。そのうえで、熱傷診療ガイドラインや講習会などで学習を始めていること、急性期・創傷ケア・周術期看護の経験をどう活かしたいか、教育体制について何を確認したいかを誠実に伝えましょう。未経験を隠すより、準備と学ぶ姿勢を具体化する方が信頼につながります。
よくある質問
熱傷センターへの転職を検討する看護師から、特に確認されやすい質問をまとめます。
熱傷看護が未経験でも熱傷センターに転職できますか?
未経験者を採用するかどうかは、病院の募集要件と教育体制によって異なります。救急外来、ICU・HCU、手術室、形成外科、外科病棟などの経験があれば活かせる可能性がありますが、未経験可と明記されていない場合でも応募可否を採用担当者に確認しましょう。未経験の場合は、教育担当者と独り立ちまでの流れの確認が不可欠です。
熱傷センターでは夜勤やオンコールがありますか?
夜勤やオンコールの有無は施設によって異なります。重症患者を受け入れる病院や救急・ICUと密接に連携する施設では、夜間の対応が必要になることがあります。一方、熱傷専門外来や形成外科病棟との兼務が中心の場合は、勤務体制が異なることもあります。夜勤回数、待機当番、緊急呼び出しの実態を面接で確認してください。
熱傷センター勤務に認定看護師の資格は必要ですか?
特定の認定看護師資格が、熱傷センター勤務の一律の必須条件となるわけではありません。救急、集中ケア、手術、創傷管理などに関する学習や資格は専門性を高めるうえで役立つ場合がありますが、まずは応募先の採用条件と院内教育を確認することが優先です。資格の有無より、応募先が求める要件の確認を優先しましょう。
まとめ|仕事内容と教育・勤務条件を確かめて転職を判断する
熱傷センターで働く看護師は、創傷ケアだけでなく、気道熱傷を含む呼吸・循環状態の観察、疼痛・感染管理、植皮術前後の看護、栄養・リハビリ支援、退院調整や心理社会的支援まで担います。急性期の全身管理と、回復・社会復帰を支える継続看護をつなぐ仕事です。
救急、集中治療、手術、形成外科、外科病棟などの経験は活かされやすいものの、熱傷看護の経験がないからといって、ただちに応募できないとは限りません。大切なのは、受け入れる患者の重症度、熱傷患者を受け持つ割合、教育体制、夜勤・オンコール、手術対応、異動や兼務の範囲を具体的に確認することです。
求人票の名称だけで判断せず、病院見学や面接で実務を確認したうえで、自分が学び続けられる環境か、生活と両立できる勤務条件かを見極めましょう。
当サイトおすすめの看護師転職サイト!

看護師転職ガイドを運営する株式会社pekoがおすすめする、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)をご紹介します。
こちらでご紹介する看護師転職サイトは、以下のサービス内容が充実しています。
- 看護師の転職支援実績が豊富
- 転職支援サービスの内容が充実
- 履歴書・職務経歴書の添削、面接対策が充実
- 保有する看護師・看護職求人の多さ
- 担当者や紹介される求人の質の良さ
特に迷われる方は、2社とも無料会員登録を行い、ご自身で比較しながら利用する看護師転職サイトを最終的に一つに絞り込みましょう。
看護師求人数が断トツで豊富!レバウェル看護

| サイト名 |
レバウェル看護(旧:看護のお仕事) |
| 運営会社 |
レバレジーズメディカルケア株式会社 |
| 公開求人数 |
134,558件(2026年7月06日時点) |
| 非公開求人 |
豊富 |
| 対応職種 |
正看護師、准看護師、助産師、保健師 |
| 対応 雇用形態 |
常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤 |
| 対応施設 |
総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター |
| 対応 診療科目 |
内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科 |
| 対応配属先 |
病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡 |
| 対応エリア |
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
| 特徴 |
・看護師の転職求人が豊富 ・転職支援サービスが手厚い ・転職の相談から行える ・院内・施設内情報に強い |
公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/
丁寧で的確なアドバイス!ナース専科転職

| サイト名 |
ナース専科 転職(旧 ナース人材バンク) |
| 運営会社 |
株式会社エス・エム・エス |
| 公開求人数 |
20万件以上 |
| 非公開求人 |
豊富(会員限定のレア求人あり) |
| 対応職種 |
正看護師、認定看護師、准看護師、助産師、保健師、管理職 |
| 対応 勤務形態 |
常勤、常勤(日勤のみ)、常勤(夜勤あり)、常勤(夜勤のみ)、非常勤 |
| 対応施設 |
病院、クリニック、訪問看護、企業、保育園、幼稚園、学校、その他 【介護施設】 居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問介護事業所、介護老人保健施設、軽費老人ホーム、デイケア事業所、小規模多機能、訪問入浴事業所、看護小規模多機能居宅介護、有料老人ホーム、デイサービス事業所、グループホーム、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、ショートステイ事業所、訪問リハビリ事業所、介護医療院 |
| 対応 診療科目 |
美容、産婦人科、整形外科、眼科、外科、呼吸器科、循環器科、精神科/心療内科、小児科、皮膚科、形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、消化器科、内科、透析、その他 |
| 対応配属先 |
病棟、外来、オペ室、透析、その他 |
| 対応エリア |
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
| 特徴 |
・東証プライム上場企業 ・支店が多く地域密着&チーム制で転職をサポート ・職場のリアルな情報を共有することも可能 ・2025年オリコン顧客満足度®調査 看護師転職3年連続No.1 ・LINE対応 |
公式サイト:https://www.nursejinzaibank.com/
このサイトの運営者情報
| 運営会社 |
株式会社peko |
| 会社ホームページ |
https://peko.co.jp/ |
| 所在地 |
〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F |
| 代表取締役 |
辻󠄀 昌彦 |
| 設立 |
2015年6月 |
| 資本金 |
14,000,000円 |
| 事業内容 |
- 有料職業紹介事業
- キャリアメディア事業
- インターネット広告事業
- SEOコンサルティング事業等
|
| 許認可 |
有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509 (厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細) |
| 届出 |
特定募集情報等提供事業:51-募-000760 |
| 連絡先 |
03-5324-3939 (受付時間:休日、祝日を除く10:00~17:00) |
| お問い合わせ |
お問い合わせフォーム |
| 監修者情報 |
著者・監修者情報 |
| 規約等 |
|
参考文献等