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企業医務室で働く看護師の仕事内容とメリット・デメリット

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企業医務室で働く看護師の仕事内容と体験談
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企業医務室は看護師に人気がありますが、求人も少なく、狭き門となります。

そのため、私が体験した企業医務室求人の探し方から、仕事内容やメリット・デメリットも含めて、企業医務室に転職を目指す看護師の方に向けての情報を提供していきます。

少しでも、確認いただき皆さまの転職のチャンスが広がるよう、詳しく説明していきます。

執筆・監修看護師
りん 看護師
りん 看護師
  • エリア:東京都在住
  • 保有資格:看護師、保健師、衛生管理者1種
  • 施設経験:大学病院、クリニック、企業内健康管理室(企業医務室)、学校保健室
  • 専門分野:呼吸器内科、内分泌代謝内科、眼科(レーシック)

病院や企業で看護師、保健師、衛生管理者1種の医療職として勤務。キャリア約10年以上。病院では呼吸器、糖尿病患者様の看護、企業では主にメンタルヘルスを中心に働いておりました。また、看護師・保健師の資格を活かして企業内健康管理室(企業医務室)、学校保健室にも勤務していました。

著作・監修記事一覧

企業医務室の看護師は、社員の健康相談、健診後のフォロー、産業医面談の調整、ストレスチェックに関わる業務、休職・復職支援、健康教育などを行います。病棟の看護と異なり、企業内で働く人の健康管理や職場環境の改善を支える仕事です。

この記事には、執筆看護師が外資系企業の医務室と工場内の医務室で勤務した際の1日のスケジュールと体験談が含まれます。勤務時間・業務量・人員体制などは当時の勤務先の例であり、すべての企業に共通する条件ではありません。

勤務先・職種 主な確認項目
一般企業の健康管理室・医務室 社員の健康相談、健診後対応、産業医連携、看護職の人数・配属部署
工場の医務室 工場での応急対応、作業環境・産業保健活動、交替勤務者の支援、衛生管理者との連携
企業の産業看護師・保健師 募集が看護師免許か保健師免許か、保健指導・健診・メンタルヘルス業務の比重
正社員・派遣・契約社員 雇用主、勤務地の固定・異動、契約期間、教育体制、給与・休日

2026年10月時点の制度:50人未満の事業場についても2028年4月1日からストレスチェックが義務化されます。看護師が法定の「実施者」になるには原則として所定の研修を修了する必要があり、資格があるだけで全業務を担当できるわけではありません。

一次資料:厚生労働省「ストレスチェック制度・メンタルヘルス対策」/小規模事業場ストレスチェック制度実施マニュアル(2026年2月)。

目次

企業医務室の看護師1日のスケジュール

企業医務室の看護師1日のスケジュール

私が勤務した経験がある企業医務室は、「外資系の企業医務室」と「工場内の企業医務室」です。

多少内容が異なるため、2つのパターンの企業医務室で働く看護師1日のスケジュールをご紹介します。

外資系の企業医務室勤務

外資系の企業医務室勤務

9時30分 ・出社
・休養室の環境整備
・メールチェック
・来室者対応
10時00分~ ・産業医対応
・面談者のご案内
・復職面談、復職判定会議への参加
・部課長との面談、フォロー
12時30分~ ・昼休憩
13時30分~ ・メールチェック
14時00分~ ・健康相談(面談者1~3名)
・長時間労働対象者面談
15時00分~ ・記録
・お問合せメールへの返信対応
16時00分~ ・人事部との打ち合わせ
・情報共有
(メンタル、休職者、フォロー社員、長時間労働の状況)
17時00分~ ・健康診断事後措置の対応
・その他処理
18時00分~ ・退社

以前、私が勤務をしていた会社では、健康診断前後やストレスチェック実施前後等の繁忙期には1~2時間程度(20-40H/月)の残業がありました。

工場内の企業医務室勤務

8時30分 ・出社
8時45分~ ・健康管理室内での朝礼
・診療所の準備
・休養室の環境整備
・薬のチェック
9時00分~ ・診療所対応
・問診や検査介助
・薬の処方
・記録等
12時00分~ ・休憩(社員食堂利用)
12時45分~ ・担当部署の職場巡視
・衛生管理者とのミーティング
14時00分~ ・メンタル相談or保健指導(15分/人:4-5名)
・記録
17時00分~ ・健康管理室内での夕礼
17時15分 ・退社

自分の受け持ちのメンタルフォロー者の数、突発の救急対応によって残業時間が変動します。

外資系企業での勤務も、工場勤務でも、健康管理室の多くは、年間と通すと繁忙期を除いて、定時退社が可能な仕事でした。

企業医務室で働く看護師の仕事内容

企業医務室で働く看護師の仕事内容

次に具体的な仕事内容に関して、私の体験を交えながら説明していきます。

企業医務室で働く看護師の仕事内容として、社員の健康管理(フィジカル&メンタル)、会社全体の安全衛生活動、会社全体の救急対応、社員の休職管理と復職支援が挙げられます。

企業医務室で働く看護師の仕事内容

所属(勤務)する企業の事業内容により、看護師の企業医務室業務も多少異なる部分がありますが、具体的には以下の通りです。

仕事内容 仕事内容の詳細
社員の健康管理
(フィジカル&メンタル)
  • 毎年事業所で実施義務のある定期健康診断の事後措置
  • 有所見のある対象者への受診勧奨および産業医面談の設定
  • 健康面で相談のある方への相談窓口対応
  • 労基署への健康診断実施の報告(1回/年)
会社全体の
安全衛生活動
  • 安全または衛生委員会への出席
    (従業員が50人以上いる事業所での月1回開催される)
  • 職場巡視
  • 衛生管理者としての活動
会社全体の
救急対応
  • 救急で医療処置が必要な社員の対応
  • 診療業務
    (診療所登録がある事業所のみ)
社員の休職管理と
復職支援
  • 休職者支援、復職後の社員のフォローアップ
  • 休職中の社員の通院状況や内服状況を確認
  • 社員の診断書の管理
  • 社員復職後の上司と連携し体調確認と業務状況の確認
  • 体調の悪化が認められる場合の産業医への報告

(企業版の保健室をイメージしていただければ分かりやすいと思います。)

繁盛に救急対応が起こるわけではありませんが、社員3,000人以上の会社の場合、何かと走り回ることも多くなりがちでした。

また、その他の仕事内容を以下で具体的に説明していきます。

長時間労働者の産業医面談調整

看護師は、長時間労働とピックアップされた対象者(会社で決められた時間数以上の長時間労働対象者)に、産業医面談および健康疲労度チェックを案内します。

申し出があった社員については、産業医面談を調整し、産業医より、意見書(残業禁止等の就業制限)の発行を行ってもらいます。

意見書が発行された社員のその後の状況について、企業医務室で働く看護師はフォローアップを行うことが仕事になります。

ストレスチェックの実施、実施後のフォロー

ストレスチェックの実施体制は事業者が整え、産業医・保健師・所定の研修を修了した看護師などの「実施者」と、結果の事務を担う担当者の役割を分けます。企業医務室の看護師は、資格・研修と職場で指定された役割の範囲で実施計画の調整などを担当する場合があります。

高ストレス者の相談・フォローでは、本人の同意と情報管理のルールを守り、必要に応じて産業医による面接指導につなぎます。個別結果を本人の同意なく人事部へ渡してはいけません。

ハラスメントの相談対応業務

企業内で、セクハラやパワハラを受けた社員より相談があった場合、人事部と連携し、会社としてどう対応するか検討することも、看護師の仕事になります。

セクハラやパワハラ被害を受けた社員の心のケアを、人事部や各部署と連携しながら看護師が行っていきます。

健康情報の守秘に配慮し、人事部と連携して復職・欠勤を支援

病気による休職・欠勤がある社員については、本人の意思や相談内容、産業医の就業上の意見などを踏まえ、必要な復職支援・職場調整につなぐことがあります。医療的な個人情報の詳細を、そのまま上司や人事へ共有してよいわけではありません。

具体的には、該当部署と人事部の判断により、健康面のサポートが必要な場合、企業医務室の看護師に連絡が入ります。

看護師は、社員の通院状況や内服状況を確認することや、復職後の社員のフォローアップを行います。

健康教室やセミナーの開催・運営(数回/年)

健康教室やセミナーの開催・運営を行うのも、企業医務室で働く看護師の仕事です。

多くは、年間計画で決められており、最近のトピックスは主に「メンタルヘルス関連」や「長時間労働による健康への影響」、「感染管理」などがテーマに挙がります。

また、健康教室やセミナーは、外部講師が行う場合もあれば、社内スタッフや企業医務室の看護師が行う場合もあります。

健康だよりの作成(1回/月)

企業医務室で働く看護師は、毎月1回、「健康だより(社員の健康な暮らし・仕事に役立つ様々な情報)」を作成、提供することが仕事内容となります。

勤務する企業や企業医務室に、複数看護職が在籍している場合、「健康だより」を交替で担当し、作成するところが多いです。

ただし、勤務する企業において看護師が、1人の場合、毎月1人で健康だよりの作成を行う必要があります。

作成した「健康だより」は社内イントラネットや掲示板へ掲載されます。

企業医務室で働く看護師は、勤務期間が長くなればなるほど、健康だよりのネタを考えることにとても苦労します。

企業医務室で働く看護師のメリット・デメリット

企業医務室で働く看護師が感じたメリットとデメリット

企業医務室で看護師として勤務し、実際に働いて感じたメリット・デメリットを紹介します。

病棟とは異なり、社員の健康管理やメンタルヘルス支援を担う企業医務室では、働き方や求められる役割にも大きな違いがあります。

転職を検討している方は、自分に合った職場かどうかを判断する参考にしてください。

プライベートを充実させやすい

企業医務室で働く看護師の大きなメリットは、繁忙期でも基本的に日曜日は休みであることが多く、シフト勤務のように直前まで勤務日が分からないことが少ない点です。

休日の予定を立てやすく、プライベートを充実させやすい働き方ができます。

また、一般社員と同様に有給休暇を利用して平日に休みを取得することも可能です。

プレッシャーもある分、やりがいも大きい

企業医務室は、会社の安全配慮義務を支える重要な部署です。そのため、看護師やスタッフは社員や会社全体の健康状態をアセスメントしながら日々活動しています。

看護師としてサポートしている部署のパフォーマンス向上につながったときや、社員の笑顔が見られたときには、自分たちの役割の重要性を実感することができました。

また、休職から復職した社員から感謝されたり、所属長から相談を受けたりする機会もあり、社員と会社の双方を支える立場として大きなやりがいを感じました。

一方で、長時間労働によるメンタルヘルス不調などのケースでは、現状について詳しく確認されることもありました。特に社員との面談記録は産業医と連携しながら慎重に作成する必要があり、プレッシャーを感じる場面もありました。

ライフステージが変わる瞬間に関われる

社員自身のライフスタイルの変化によって健康への意識が高まったり、看護師のアドバイスをきっかけに周囲との関わり方が変化したりすることがあります。

企業医務室の看護師として、また一人の人間として、社員一人ひとりの成長や変化を長期的に見守れることは大きな魅力でした。

例えば、禁煙指導を受けていた社員が孫の誕生をきっかけに禁煙を始めたり、結婚を機に仕事への考え方や働き方が変化したりするケースがありました。

業務の工夫や調整が楽しく感じる

企業医務室の業務は毎年のスケジュールがおおむね決まっているため、繁忙期の時期を予測しやすい特徴があります。

そのため、事前に業務を整理しながら進めることができ、繁忙期に備えた業務調整がしやすく、慣れてくると仕事の面白さを感じられます。

ただし、誕生月健診を導入している企業や中途採用が多い企業では、年間を通じて健康診断対応や事後措置に追われる場合もあります。繁忙期の状況は企業ごとの運用によって異なります。

企業医務室で働く看護師が感じたデメリット

平日の有給を取りづらい場合がある

企業医務室は看護師が1~2名程度で運営されていることが多く、平日に有給休暇を取得しづらいことがありました。

有給を取得する際は看護師不在時の対応を事前に調整する必要があり、人事部や総務部の担当者と連携しなければならず、手間がかかることがあります。

また、入職時に「平日はなるべく不在にならないように」と説明される職場もあり、休みの取りづらさを感じることもありました。

補足説明

看護師や事務スタッフなど複数名で運営している企業医務室では、有給取得を推奨しているケースもあります。

公平に有給を取得できるよう、看護師同士で順番を決めて運用している企業もありました。

企業や健康管理室の規模によって状況は異なるため、転職前に確認しておくことをおすすめします。

産業医やスタッフとの人間関係に悩むことがある

企業医務室では、産業医との報告・相談・指示確認など日常的な連携が欠かせません。

そのため、考え方や価値観が大きく異なる産業医の場合、ストレスを感じることがあります。

また、看護師の人数も少ないため、苦手なスタッフがいても距離を取りにくく、人間関係が悩みの原因になることもありました。

補足説明

スタッフが複数名在籍していても、女性が多い職場であることに変わりはありません。

小さな子どもがいて残業できない場合などは、周囲が残業する中で自分だけ先に帰りづらいと感じることもあります。

組織の中では優先順位が低い仕事と感じることがある

会社で働く人の中には、健康管理の重要性に対する意識に温度差があると感じる場面がありました。

そのため、活動に十分な予算が確保されなかったり、人員が不足した状態で運営されたりすることもあります。

健康管理室は直接利益を生み出す部署ではないため、会社によっては十分な理解を得られないことがあります。

看護師としてのスキルは低下しやすい

企業医務室で働く看護師は、社員対応や健康相談、データ管理などデスクワークが中心になります。

また、部長や課長など管理職と接する機会も多く、病棟勤務とは異なる気遣いや調整力が求められる仕事です。

そのため、採血や処置などの臨床技術を活用する機会が少なく、看護スキルの維持が難しくなります。

将来的に病院勤務へ戻る可能性がある方は、この点も踏まえて転職を検討すると良いでしょう。

企業医務室の看護師が知っておくべき健康情報の守秘と制度【2026年】

人事部との連携と社員の健康情報の取扱いは別

企業医務室では人事部との協力が必要ですが、健康情報は労働者の健康確保に必要な範囲で取り扱うものであり、病名・相談内容などを無制限に共有できません。本人への利用目的の説明、法令に基づく取扱い、同意の要否、関係者への情報提供の範囲を企業の取扱規程に従って確認します。

例えば復職面談では、本人の病状の詳細を所属部署全員に伝えるのではなく、産業医の意見を基に、必要な就業上の配慮を調整します。

出典:個人情報保護委員会「雇用管理分野における健康情報の取扱い」。

看護師がストレスチェックの実施者となるための条件

法定ストレスチェックの実施者になれるのは、医師・保健師や所定の研修を修了した看護師等です。看護師免許だけで自動的に法定実施者になれるわけではありません。一部の経験者には旧制度からの研修免除要件がありますが、原則は研修要件の確認が必要です。

2028年4月1日には50人未満の事業場も義務化の対象となります。2026年10月時点では、50人未満の事業場は施行前であり、規模や業務委託体制を含む担当範囲は勤務先によります。

出典:厚生労働省「ストレスチェック制度」/ストレスチェック指針。

産業看護師と産業保健師、産業医の役割の違い

職種 資格・担当する業務
産業看護師 看護師免許。健康相談、健診後のフォロー、産業医支援、応急対応など。法定の実施者になる場合は条件あり
産業保健師 保健師免許。健康教育・保健指導、働く人の健康管理、組織的な予防活動など
産業医 医師。医学的評価と就業上の意見、長時間労働者の面接指導などの専門的な役割を担う
人事・労務 雇用管理や就業上の調整。ただし健康情報の取得・取扱いは法令・社内規程に従う

詳細は産業保健師・産業看護師になるための資格・仕事内容の違いも参考にしてください。

企業医務室の看護師求人を探すコツ

企業医務室の看護師求人を探すコツ

企業医務室の看護師は、就業環境に恵まれていると言われる一方、求人数が極端に少ないという難点もあります。

求人数が少ない理由としては、

  • 企業で1人、又は2人の看護師しか雇用していない
  • 環境が良いため、退職や転職が頻繁にない

上記の理由で、新規採用の形で募集をかけるケースはごく限られており、欠員が生じた際の補充などのチャンスを狙うことになります。

(社員の退職により、正社員で採用がかかる場合もあります。)

そのため、看護師求人を常に把握しておく必要があり、簡単なインターネット検索で求人を見つけられるほど甘くありません。

おすすすめの方法は、転職会社(転職エージェント)を通じて、非公開求人を狙い、より早く求人見つける(紹介してもらう)など、情報収集が鍵となります。

看護師資格のみで採用される場合も多い

上記で説明した、企業医務室の仕事内容を見ると、「保健師の仕事」がメインとなります。

そのため、企業医務室へ転職を考える場合、保健師の免許が必要だと思う方も多いと思いますが、必ずしも保健師資格が必要なわけではありません。

雇用する企業により、募集要項は様々であり、看護師免許のみで応募可能な求人もありますが、保健師免許を必須とする求人もあります。企業ごとの募集要項により異なり、健康管理・産業保健分野の経験を求める場合もあります。

保健師資格があった方が、有利に進む場合もありますが、採用する企業によるため、諦める必要はないでしょう。

希望条件は面接前に整理して確認する

企業医務室の募集条件は、企業の就業規則や雇用区分によって異なります。希望を伝えると採用で不利になると一律に決める根拠はありません。面接では、土日・祝日の勤務、残業の多い時期、出張・工場への移動、産業医の在席時間、契約期間などを確認しましょう。

希望を全部譲るのではなく、譲れない条件と調整できる条件を区別して、実際の募集要項に照らして判断することが大切です。

非公開求人だけでなく公式採用ページも確認する

企業医務室の募集には公開求人・企業の公式採用・転職エージェント経由の求人があります。「企業医務室の正社員求人のほとんどが非公開」「待遇が良い求人は必ず非公開」という信頼できる一律の統計は確認できません。

「企業医務室 看護師」「健康管理室 看護師」「産業看護師」「企業内保健師」などの語で企業の採用ページと求人媒体を探し、仕事内容・応募資格・雇用形態を比較しましょう。

正社員だけではなく派遣も視野に入れること

企業の医務室求人は看護師の求人として「派遣」で出る場合も多いです。

例えば、「医務室求人の正看護師が産休中」など産休代行派遣などで求人が出ます。

一番良いのは、正社員として採用されることですが、未経験の場合は派遣からスタートすることも、おすすめです。

理由として、派遣で半年や1年間、企業医務室看護師に勤務することで自分の実績・経験となり、次の転職先の正社員へのステップにもなります。

(正社員採用では、企業医務室経験を求められる場合もあります。)

求人がない場合は出るまで待つこと

「企業看護師求人を探したけどなかった」と言う場合でも、求人を待つことで、見つかることもあります。

待ち方としては、登録した看護師転職サイトの担当者などに、企業看護師求人が出たら転職や面接を、すぐ希望する旨をしっかりと伝えておきましょう。

そのため、なるべく複数の看護師転職サイトに登録しておいた方が良いでしょう。

看護師転職サイト等の担当者も仕事のため、転職を希望しない看護師には連絡はしませんが、「転職や面接をすぐ希望する旨」を伝えておけば、すぐに転職を決断してくれる看護師だと思うため、比較的連絡を行ってくれやすいといえます。
私はこの方法で連絡をもらったことが数回あります。

企業医務室の看護師求人が多い転職サイト

企業医務室の看護師求人が多い転職サイト

上記の「企業医務室の看護師求人を探すコツ」で紹介しましたが、求人数は少ないため、正社員や派遣も含めて、企業医務室の看護師求人を探してもらいましょう。

以下は、企業医務室の看護師求人を紹介された経験がある看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)です。

求人が見つからない場合は、希望する業務・勤務地・資格条件を整理し、公式採用ページ・ナースセンター・転職支援サービスを必要に応じて確認しましょう。3社登録は必須ではありません。

企業医務室と病院の求人を比較!レバウェル看護

レバウェル看護

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数 141,109件(2026年11月2日時点)
非公開求人 豊富
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態 常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤
対応施設 総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目 内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先 病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・看護師の転職求人が豊富
・転職支援サービスが手厚い
・転職の相談から行える
・院内・施設内情報に強い

レバウェル看護は看護師の転職相談・求人紹介サービスです。企業医務室を希望する場合は、看護師免許だけで応募できるか、産業医・保健師との連携、正社員・契約社員などの雇用形態、社員の健康管理・面談業務の範囲を確認しましょう。企業医務室の求人が常時あるとは限らず、企業公式採用ページの確認も重要です。

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/

企業健康管理室の募集条件を相談!ナース専科 転職

ナース専科 転職

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 ナース専科 転職(旧 ナース人材バンク)
運営会社 株式会社エス・エム・エス
公開求人数 20万件以上
非公開求人 豊富(会員限定のレア求人あり)
対応職種 正看護師、認定看護師、准看護師、助産師、保健師、管理職
対応 勤務形態 常勤、常勤(日勤のみ)、常勤(夜勤あり)、常勤(夜勤のみ)、非常勤
対応施設 病院、クリニック、訪問看護、企業、保育園、幼稚園、学校、その他
【介護施設】
居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問介護事業所、介護老人保健施設、軽費老人ホーム、デイケア事業所、小規模多機能、訪問入浴事業所、看護小規模多機能居宅介護、有料老人ホーム、デイサービス事業所、グループホーム、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、ショートステイ事業所、訪問リハビリ事業所、介護医療院
対応 診療科目 美容、産婦人科、整形外科、眼科、外科、呼吸器科、循環器科、精神科/心療内科、小児科、皮膚科、形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、消化器科、内科、透析、その他
対応配属先 病棟、外来、オペ室、透析、その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・東証プライム上場企業
・支店が多く地域密着&チーム制で転職をサポート
・職場のリアルな情報を共有することも可能
・2025年オリコン顧客満足度®調査 看護師転職3年連続No.1
・LINE対応

ナース専科 転職は看護師向けの求人紹介・転職相談サービスです。産業看護師・企業内医務室を希望する場合は、保健師免許や産業保健経験の要否、健康情報の管理体制、勤務時間・業務内容、直接雇用か派遣かを確認してください。企業求人を常に保有しているとは限らないため、公式採用と比較しましょう。

公式サイト:https://www.nursejinzaibank.com/

企業医務室の働き方を比較!ナースではたらこ

ナースではたらこ

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 ナースではたらこ
運営会社 ディップ株式会社
公開求人数 11,052件(2026年11月2日時点)
非公開求人 豊富
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 勤務形態 常勤、非常勤、日勤のみ、夜勤専従
対応施設 病院、クリニック、介護施設、デイサービス、訪問看護、企業その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・非公開求人が豊富
・希望条件に合う求人が見つかりやすい
・希望する病院・施設へ転職可能な逆指名転職がある

ナースではたらこは看護師の転職相談・求人紹介サービスです。企業医務室への転職を検討するなら、企業の健康相談・ストレスチェック関連業務、看護師・保健師の資格要件、産業医の配置、正社員・派遣の条件を確認しましょう。研究職や企業内健康管理の求人が必ずあるとは限りません。

公式サイト:https://iryo-de-hatarako.net/

企業医務室の派遣・非常勤を相談!MCナースネット

MCナースネット

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 マル マル 三角
サイト名 MCナースネット
運営会社 株式会社メディカル・コンシェルジュ
公開求人数 20,745件(2026年11月2日時点)
非公開求人 とても豊富
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態 常勤、派遣、非常勤・パート、委託
対応施設 病院、クリニック、訪問看護、デイサービス、訪問入浴、介護施設、企業、コールセンター、ツアーナース、巡回健診、学校・保育園、行政、イベント、薬局、その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・全国26拠点
・派遣と常勤(正社員)求人に強い
・全国の求人が豊富
・基本的にほとんどが非公開求人

MCナースネットは看護師の働き方・求人について相談できるサービスです。企業医務室の派遣や有期雇用を検討する場合は、実際に募集があるか、契約期間、派遣先・就業時間、看護師に任される健康相談や産業医面談の調整、緊急時の連絡体制を確認しましょう。特定の企業医務室求人や正社員登用を保証するものではありません。

公式サイト:https://mc-nurse.net/

企業医務室の看護師が応募前に確認する7項目

応募資格 看護師免許のみで応募可か、保健師免許・産業保健経験が必要か
仕事内容 社員の健康相談・応急処置・健診・復職支援・資料作成・産業医面談の割合
プライバシー 健康情報を誰が扱うか、本人同意、情報管理規程と人事・産業医との役割
ストレスチェック 実施者・事務従事者の区分、研修・資格要件、委託の有無
人員 企業医務室の看護職の人数、保健師・産業医の在籍、1名勤務
勤務・休暇 日勤・工場の交替対応、繁忙期の残業、土曜・出張、休暇
採用と待遇 正社員・派遣・契約、給与・賞与、契約更新、配属変更

企業医務室の看護師についてよくある質問

看護師免許だけで企業医務室に転職できますか?

看護師免許で応募できる求人もありますが、保健師免許・産業保健の経験を必須とする企業もあります。採用区分・業務範囲は各社の募集要項に従います。

企業医務室の看護師は夜勤なしですか?

日勤中心の企業もありますが、工場の交替勤務や緊急対応などの勤務条件は企業・事業所により異なります。看護師自身の体験談と募集条件を区別して確認しましょう。

2028年から全企業でストレスチェックが義務ですか?

2028年4月1日から、従来の常時50人以上に加え、50人未満の事業場にも義務が拡大します。法定の実施者に看護師がなるには所定の要件があり、勤務先の役割分担によって担当業務は異なります。

企業医務室では社員の健康情報を人事へ報告できますか?

職場の調整に必要な範囲の情報共有と、本人の医療情報の取扱いは区別します。個別のストレスチェック結果を本人の同意なく事業者に提供することはできません。

まとめ

企業医務室で働く看護師の仕事内容と体験談まとめ

企業医務室で働く看護師のイメージはどのようなものでしたでしょうか。

私が実際に企業医務室で働いて感じたことをまとめると、以下の通りです。

働いて良かったこと
  • 様々な立場の社員と健康管理という側面から関われること
  • 仕事に対する気持ちや価値観が変わったこと
  • 様々な立場の方の貴重な意見や話しを聞きけたこと
  • 社員から医療職として頼られたこと
  • 会社全体の健康をマネジメントしている「やりがい」を感じたこと
働いて辛かったこと
  • 人事部(会社)と医療職の健康管理室の意見が異なる時
  • 社員や会社全体に対して何もできないと感じてしまったこと
  • 直接「ありがとう」と言われる機会が少ないこと
  • 自分の役割を見失いそうになること
  • 社員の本音が聞き出せないこと、またサポートに限界を感じること
  • 会社内での優先順位が低いこと

企業医務室で看護師として働き、楽しいことは沢山ありましたが、その分辛いことも多かったのが現実でした。

しかし、医療現場では経験できない関わりや、スキルアップができる勤務場所だと私は感じます。

実際にこれから企業医務室で勤務をされる方は、病院という医療現場との違いに最初は驚くことや、とまどいもありますが、成功も失敗も全て自分の経験として前向きに受け止められ、ご活躍されることを祈っております。

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会社ホームページ https://peko.co.jp/
所在地 〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F
代表取締役 辻󠄀 昌彦
設立 2015年6月
資本金 14,000,000円
事業内容
  • 有料職業紹介事業
  • キャリアメディア事業
  • インターネット広告事業
  • SEOコンサルティング事業等
許認可 有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509
(厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細)
届出 特定募集情報等提供事業:51-募-000760
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監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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