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障害者病棟で働く看護師の仕事内容と私の体験談

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障害者病棟で働く看護師の仕事内容と私の体験談
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看護師が働く障害者病棟は、身体障害者が入院対象となり、対象になる疾患が細かく規定されています。

私が勤務した対象となる障害者は以下のような患者が多い印象でした。

重度の肢体不自由患者 身体の一部が欠損・麻痺など社外生活を送ることが困難な重度の患者
筋ジストロフィー患者 筋繊維が遺伝的に破壊・萎縮され、筋力が低下していく疾患がある患者
難病患者 パーキンソン病や、筋萎縮性側索硬化症等の神経難病のある患者
脊椎損傷等の重傷障害者 事故などによる脊椎損傷を患い麻痺が生じた患者
重度の意識障害がある患者 身体のあらゆる調節機能にも障害が残りうまく機能されない患者
また、私が勤務した障害者病棟は、名称に障害者と記載されているもの、すべての障害者の患者が対象というわけではなく、難病患者や治療患者などの入院していました。

以上のような患者が入院する障害者病棟で働く看護師の仕事内容や私の体験談をご紹介していきます。

  • ご注意点
    医療的な内容が含まれた看護師の体験談となります。
    記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。

障害者病棟で働く看護師の仕事内容

障害者病棟で働く看護師の仕事内容

私が勤務した障害者病棟では、以下のような仕事が看護師の業務でした。

  • 吸引などの処置
  • 経管栄養の実施
  • 尿道留置カテーテルの管理
  • CVカテーテルの観察や管理
  • 点滴(末梢)の管理
  • 採血業務
  • 心電図モニターの観察や管理
  • 全介助レベルの介助の移乗動作
  • 人工呼吸器の観察や管理
  • 酸素療法の観察や管理
  • ストーマの観察や管理
  • 褥瘡の観察や処置

これらの処置を行えることが勤務していた病院では必須でした。

以下で詳しく説明していきます。

吸引などの処置について

障害者病棟に臥床状態でいる事の長い患者は痰を排出する機能が低下しているため自己排痰が出来ません。

そのため、代わりに看護師が鼻腔や口腔内、気管切開部から吸引を行います

経管栄養の実施について

経鼻、胃瘻(PEG)から経管栄養法をおこないます。経鼻からのチューブを通したり入れ換えたりする処置も行うことがあります。

全身状態が衰えた患者では点滴を行うケースも多く、真正面からの静脈栄養法で補えない場合には中心静脈栄養に切り替わるため、CVカテーテルの管理や医師の処置の介助等も行わなければなりません。

留置カテーテルの管理について

障害者病棟では、尿道留置カテーテル適応の患者は比較的多いです。意識障害があり尿意や便意が訴えられない患者に対し、留置されます。

点滴(末梢)の管理について

抹消点滴の管理は基本ですが、肺炎などの場合抗生剤の点滴を翼状針の1回刺しで何人もの患者に行うことが頻繁にあります。

臥床が長い患者が多いことから、肺炎発症のリスクも高く抗生剤の点滴の投与は比較的多いです。

心電図モニターの観察や管理について

障害者病棟では患者が体調の変化を自ら訴えられない場合があります。

コミュニケーションがとれない患者の中で状態的に急変のリスクの高い患者には心電図モニターを付けている場合が多いため、その観察や管理が必要です。

全介助レベルの介助の移乗動作について

長期臥床や完全介助レベルの患者が多いのも障害者病棟の特長です。

介助される側と介助を行う側がいかに安楽に負担を少なく行えるかがポイントになります。

人工呼吸器の観察や管理について

人工呼吸器管理の患者も中には入院しており、長期間人工呼吸器管理されている患者もいます。

状態的には変動が少ない病態ですが、ルーチン業務になりがちな人工呼吸器管理にも、毎日の細かい設定の管理や、患者の状態の変化にも注意します。

ストーマの観察や管理について

ストーマは基礎疾患に起因しますが、ストーマを増設した患者の処置・ストーマの定期的な交換をしなければなりません。漏れた場合には突発的な交換も行います

褥瘡の観察や処置について

褥瘡は作らないにこしたことがありませんが、栄養状態の低下した患者や麻痺や拘縮が強い患者は褥瘡出来やすく、治りにくいものです。

ポジショニング・体位変換・適切なマットの選択・栄養の改善について医師と相談・皮膚科医の処置の介助など、やるべき事はたくさんあります。

私が障害者病棟で働いて感じたこと

私が障害者病棟で働いて感じたこと

私が障害者病棟で働き、メリット・デメリットに感じたことを説明していきます。

障害に対する深い知識が必要となる職場

障害者病棟に入院する患者は体の動きが疾患のため制限されているため麻痺やこう縮などあります。立位・座位・寝返りさえ自己で行うことが困難であるケースも多く、意識障害があるとコミュニケーション手段も非常に限られた形しか行えません。

そのため、

  • 患者の障害を理解し、求めていることを察知できること
  • 話せない患者ともコミュニケーションを円滑にとることができること

などが看護師として求められました。

障害者病棟で働く看護師は患者の障害を理解し、できる事とできない事を把握する必要があり、その上で患者が求めることを看護師から提案してあげる必要がありました。

障害者病棟での看護ポイントは、患者発信ではなく看護師からどのような看護ができるか積極的に考えることでした。どのような看護を行うかによって全てがかかってくると言っても過言ではない病棟です。

医療処置が経験出来るので自信に繋がる

障害者病棟では、経管栄養法(鼻腔・PEG)・気管切開・尿道留置カテーテル・ストーマ・CV(ポート・大腿静脈・鎖骨下静脈など)・酸素療法中・人工呼吸器管理など、すべてを同時に必要とする患者も入院しており、あるいみ医療のフルコース状態でした。

看護師の職場は、勤める診療科によって経験ができない場合もあるため、あらゆる基本的な医療処置が看護師として経験出来ることが、障害者病棟に勤めるメリットだと私は感じました。

障害者病棟は肉体労働が多かった

障害者病棟では、患者を全介助レベルで支えなければならず、全介助レベルの患者を1度にたくさん看ることが要求されました

また、排泄介助や入浴介助など看護師2人がかりで行わなければ出来ないこともたくさんあり、毎日肉体労働している感覚になりました。

さらに、障害者病棟では介助する機会が多いため、医療的な処置の他に介護的スキルも要求されました。

仕事内容がつまらないと感じる看護師もいた

障害者病棟では、患者がベッド上での臥床を強いられる時間が必然的に長くなり、体位変換の頻度を多く行います。一旦褥瘡が発生すると完治しにくく、長期的な処置が必要となります。

また、患者によっては臥床であることから肺炎などもかかりやすく、絶食中には持続点滴や抗生剤などの点滴が増えてしまうため、点滴の管理・吸引・体位変換・オムツ交換・経管栄養の施行などだけで1日の業務が終わってしまいます。

そのため、看護師の業務が平坦化しやすく、平坦化した業務を好まない看護師にとっては苦痛となるかもしれません。

障害者病棟の看護師求人が豊富な転職サイト

障害者病棟の看護師求人が豊富な転職サイト

障害者病棟を限定している病院の看護師求人はとても少なく、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を活用して、希望するエリアや条件で看護師求人があるかどうかを探すことが転職活動の第一歩となります。

以下でご紹介する看護師転職サイトは、利用する看護師に定評があり、障害者病棟勤務を限定している求人も保有していることから、是非活用していきましょう。

障害者病棟の看護師求人あり!ナース専科 転職

ナース専科 転職

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対応配属先 病棟、外来、オペ室、透析、その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
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サイト名 レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
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公開求人数 133,944件(2026年5月7日時点)
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対応 雇用形態 常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤
対応施設 総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目 内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先 病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
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まとめ

まとめ

私が勤務した障害者病棟の特徴は、

  • 障害者病棟に入院する患者の年齢層は幅広い
  • 症例的にも数少ない患者が入院している
  • 行う医療処置が非常に幅広い
  • 肉体労働が多い
  • 比較的ナースコールが少ない
  • コミュニケーション能力や患者の気持ちを察知する能力が必要
  • スキルアップに繋がるので後々経験が役に立つ

などでした。看護師は就職・転職する際、勤務する病棟を何処にするかが非常に大きな意味をもちます。

覚えなければいけないことが多いので、障害者病棟に転職するなら知識やスキルの吸収が速いといわれる若い時期が良いように感じます。また、決してハードルを高くする必要はなく、じっくりとひとつひとつ覚えていけば大丈夫です。

障害者病棟は患者の状態が比較的落ち着いている慢性期になるため、大きな病態変動も少なく落ち着いて指導を受ける事ができ、今後必ず役に立つ診療科だと私は感じます。

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監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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