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看護師のオープニングスタッフは大変?仕事内容・メリット・注意点

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看護師のオープニングスタッフは大変?仕事内容・メリット・注意点
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看護師にとって、新規オープンする施設で働く「オープニングスタッフ」という選択は、現在の職場に閉塞感を抱えているほど、魅力的に感じられる働き方の一つではないでしょうか。

人間関係が一からスタートする環境、自分たちで職場を作り上げていく高揚感、新しい設備で働ける期待感。「わくわく感」に惹かれて、転職を前向きに検討する看護師も少なくありません。

実際にオープニングスタッフとして働く看護師には、上下関係が少ない、好条件で募集されることが多い、一体感が生まれやすいなど、いくつかの明確なメリットがあります。

しかしその一方で、業務体制が整っていない、忙しくなりやすい、管理者の方針に左右されやすいといった注意点も存在します。

このページでは、看護師がオープニングスタッフとして働くメリット・デメリットを整理しながら、実際の仕事内容や転職時に確認すべきポイントまで具体的に解説していきます。

監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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執筆・監修看護師
くるみ 看護師
くるみ 看護師
  • エリア:東京都在住
  • 保有資格:看護師、介護支援専門員
  • 施設経験:総合病院(病棟・外来勤務)、クリニック、特別養護老人ホーム、障害者支援施設
  • 専門分野:ICU、外科、形成外科、泌尿器科、小児科、内科、皮膚科、脳外科

これまで病院では救命病棟から外来まで、そして今は特別養護老人ホームと障害者支援施設で働いている(シングル)ママさんナースです。介護支援専門員の資格も持っています。自分にあった「看護師としての働きかた」を見つけられるようにアドバイスしていけたらと思っております。

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目次

看護師のオープニングスタッフ求人が多い施設とは?

看護師のオープニングスタッフ求人が多い施設とは?

看護師の求人の中でオープニングスタッフの求人割合と施設割合を独自調査しました。

まずは、看護師としてオープニングスタッフ看護師求人がどれぐらいの割合で求人を募集しているかを確認しましょう。

オープニングスタッフ看護師求人割合

オープニングスタッフ看護師求人割合

看護師求人157,601件中、オープニングスタッフ看護師求人は全国で2,314件(全体の1.5%)と少なく、応募する看護師にとっては狭き門であることが分かります。

また、新規オープン施設は転職する看護師にもメリットがあるため、求人数の少なさから人気になりやすいと言えます。

オープニングスタッフ看護師求人の施設割合

オープニングスタッフ看護師求人の施設割合

新規オープン施設 割合(件数)
病院
(病院運営の介護施設含む)
(475件)
介護施設 (979件)
クリニック (323件)
美容クリニック (75件)
訪問看護ステーション (290件)
保育施設 (60件)
その他 4.8%
(112件)
  • ※介護施設は、サービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホーム、デイサービス、地域包括支援センター、老健、特養など
  • ※その他:障害者施設や介護施設に当てはまらない施設

介護施設の中でも、新しくオープンしやすい「サービス付き高齢者向け住宅」や「有料老人ホーム」などが多く、同じ理由から「クリニック」、「訪問看護ステーション」のオープニングスタッフ求人が多いと言えるでしょう。

また、看護師としてオープニングスタッフで注意したいことを説明していきますが、勤務する施設によって仕事内容や役割、メリット・デメリットが違うため、経験がある施設に転職することがおすすめです。

看護師のオープニングクリニックでの仕事内容【開院前〜開院後】

オープニングスタッフの看護師といっても、実際にどのような業務を行うのかイメージしにくい方も多いでしょう。

ここでは、整形外科・内科・リハビリテーション科を併設するクリニックで、オープニングスタッフとして2年間勤務した看護師の体験をもとに、開院前から開院後までの具体的な仕事内容を説明していきます。

開院前の看護師の業務

オープニングスタッフとして入職した場合、診療開始の約1か月前から準備が始まります。

通常の看護業務とは異なり、「病院をゼロから作る」業務が中心となります。

  • 電子カルテの操作習得
  • 新規医療機器の操作確認
  • 必要物品の選定・確認
  • 物品の見積もり・コスト管理
  • 動線設計・物品配置の検討
  • 制服選定・発注
  • 模擬診療・接遇研修
  • 内覧会対応

電子カルテの操作を覚える

電子カルテは施設ごとに仕様が異なります。開院時は全員が未経験の状態からスタートするため、先輩に聞くことができません。

そのため、業者から直接指導を受けながら、スタッフ一人ひとりが確実に操作を習得する必要があります。診療の基盤となるため、開院準備の中でも最も時間を要する業務の一つでした。

新しい医療機器の取り扱い

心電図計、血圧脈波検査装置、尿検査装置、オートクレーブ、AEDなど、すべての機器が新品です。

前職で使用していた機器と同じとは限らないため、メーカー担当者から説明を受け、正確な操作方法を覚える必要があります。

物品選定とコスト管理

開院時は何もない状態からのスタートです。

シリンジ、針、点滴、縫合セット、包帯、薬剤など、すべてを選定します。ただ揃えるのではなく、「何を行うか」「どの処置に何が必要か」を想定しながら選びます。

さらに、複数業者に見積もりを依頼し、コストを比較します。クリニックは開院直後に安定収益があるわけではないため、コスト管理も重要な業務の一つでした。

動線確認と物品配置

限られた人数で効率的に動くためには動線設計が重要です。

実際に診療を想定して動き、無駄のない配置を検討します。これは大規模病院では経験しにくい業務であり、オープニングならではの仕事です。

模擬診療・内覧会対応

受付から会計までの流れを実演し、声掛けや誘導方法を確認します。接遇研修も兼ねており、挨拶やお辞儀の角度まで細かく確認します。

内覧会は集客に直結する重要なイベントです。実際に400名以上が来院し、開院後の来院につながりました。

開院後の看護師の業務

診療開始後は通常業務に加え、想定外の問題対応が発生します。

  • 電子カルテの不具合
  • 機器トラブル
  • 業務フローの修正
  • マニュアル作成

開院直後は業者のサポートがありますが、その後は自分たちで解決していく必要があります。

また、新規入職者のためにマニュアルを作成するなど、通常業務以外の業務も発生します。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私は内科を担当していましたが、診療介助だけでなく、電話対応や受付補助まで担うこともありました。人数が少ないため役割は固定されず、柔軟な対応が求められます。大変ではありましたが、自分たちで作り上げている実感が強く、やりがいも大きかったです。

看護師がオープニングスタッフとして働くメリット

看護師がオープニングスタッフとして働くメリット

看護師がオープニングスタッフとして施設で働く中で、一般的にメリットと感じることを看護師の体験事例も含めて説明していきます。

看護師のスタッフ間で上下関係がない

看護師がオープニングスタッフとして施設に勤務する場合、全員が新しく採用された看護師のため、スタッフ間で上下関係がない、又は上下関係が少ない職場で働けることがメリットとなります。

病院や病棟で感じた人間関係の煩わしさを避けることが可能です。

ただし、注意点としては以下のことが挙げられます。

  • 新しく店舗や分院などを増やす場合:すでに管理職の看護師が在籍している場合も多い
  • 管理者自ら声を掛け、看護師を採用している場合:その看護師が管理職・リーダーとなる場合が多い

そのため、上下関係が全くない職場は少ないと言えますが、スタッフ間(スタッフナース間)での上下関係はほぼないでしょう。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私は新規オープンのクリニックに看護師として勤務しましたが、事務員も含めて全員がフラットな関係で仕事に取り組むことができました。
また、人間関係も新規オープン仕立てということもあり、お局看護師もおらず、自分より先に入っている看護師に気を遣う必要もないため、働く上での余計なストレスが減ったと感じます。

待遇や給与など好条件の場合が多い

新規オープンの病院・クリニック・施設等は、看護師が在籍していなければ、開院や開業を行うことが難しい場合が多いです。

そのため、看護師の人数を確保しなければならず、結果的に募集される求人は、好条件・高給与や好待遇の場合が多く、働く看護師にとってはメリットと言えます。

ただし、確保しなければならない看護師の人数を確保できずにオープンする場合もあり、仕事が忙しくなるケースがあるため、注意が必要です。

一体感が生まれやすく”やりがい”がある

特に小規模施設(クリニック、美容クリニック、訪問看護ステーション、保育園など)の新規オープンを行う看護師の仕事内容としては、例えば以下のことが追加される場合が多いと言えます。

  • 1日に行う仕事内容の詳細を考え実行すること
  • 追加で必要な物品の検討
  • 今後新規で入ってくる看護師のためのマニュアル整備
  • 他のスタッフとの連携

一から作っていくやりがいも感じやすく、他のスタッフとの連携が必要になるため、スタッフ全員で一体感が生まれることがメリットです。

また、このような達成感を味わえるため、オープニングスタッフの看護師求人は人気が高いと言えます。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私は新規オープンのクリニックや訪問看護ステーションに多く勤務した経験があります。
何といっても自分たちが新しく作り上げる「わくわく感」を得られることが一番大きなメリットだと感じます。
ただ、すべての施設でそうだったかと言うと、そうではありませんので、オープニングスタッフの注意点は確認すべきだと感じます。

今までの看護経験を活かすことが出来る

看護師のオープニングスタッフ求人は、大規模な施設や病院よりも、小規模の施設・クリニックが多くなります。

そのため、今まで自分が学んできた看護や経験したことを仕事にフルに活かすことができることがメリットと言えます。

また、自分達の色に染められるのも、オープニングスタッフならではのことでしょう。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例オープニングスタッフの看護師は、様々な分野を経験している場合や、職歴が個々に違うため、病棟などに勤務するよりは私は面白かったです。
管理者によって異なりますが、その中で看護師やその他スタッフの力を合わせて良いものを作り上げて行こうと考える方も多く、良い職場でした。

看護師の体験事例

看護師の体験事例新規オープンする施設形態によりますが、教育制度や研修制度に力を入れている場合があり、驚きました。
新しくオープンするため患者や利用者に人気が出ることを目的として、研修に力を入れる施設も多いようです。
そのため、下手な看護師求人を選択するより、教育制度やマニュアルが整っている場合もあり、自身の看護経験をフル活用することが職場によっては可能だと感じます。

勤務する職場が新しく・綺麗な場合が多い

新規オープンする病院、クリニック、美容クリニック、介護施設、保育施設などは、設備も施設も綺麗な場合が多く、働く看護師にとっては大きなメリットとなります。

患者や利用者に使用する物品も新しく、気持ちの良い環境で働くことが可能です。

ただし、訪問看護ステーションやクリニックによっては、雑居ビルの一室であることや、建物に力を入れていない場合もあるため、注意が必要です。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私は美容クリニックのオープニングスタッフとして転職しました。
物が建ったばかりで物品も新品であるため、大変綺麗な環境で働くことができました。
他の看護師や友人などにも「こんな綺麗なところで働いているの?」と言ってもらえることが多く、とても誇らしかったです。

看護管理者になることができる求人もある

新規オープンの場合で、看護師が複数人勤務する可能性がある病院やクリニック、施設等の場合、看護管理者を募集している場合があります。

オープニングスタッフとして、看護師の管理職に就くことでさらに自分自身の経験値となり、今後訪問看護ステーションの開業を考える看護師や、他の施設で管理職に付けなかった看護師には最適な職場となります。

また、看護師の管理職が在籍していることで、オープニングスタッフ特有の役職争いが起こりにくいため、看護管理職を採用している新規オープン施設は狙い目と言えるでしょう。

オープニングスタッフは大変?看護師のデメリット

看護師がオープニングスタッフとして働くデメリット

看護師がオープニングスタッフで働くデメリットを体験事例も含めて説明していきます。

院長や施設管理者・施設の評判が分からない

例えば、クリニックであれば院長、介護施設であれば施設全体の評判は、新規オープンのため分からないことがデメリットと言えます。

インターネットを検索しても、第三者に聞いても調べることは難しいといえ、施設が建設中であれば雰囲気も感じ取ることができません。

院長や施設管理者は採用面接で必ず話をする相手となるため、その場で判断するしかないと言えます。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例特に新規オープンのクリニックは院長の考え方で、看護師の労働環境や雰囲気が大きく左右されると思います。
そのため、私は医師の患者からの評判、前病院内での評判、出来れば一緒に働いていた看護師からの評判などを頑張って調べてから面接に臨むようにしています。

仕事が大変、又は忙しい場合が多い

オープニングスタッフの看護師は、マニュアルがある程度完成するまで業務内容が統一せず、混乱を招きやすいことが最大のデメリットと言えます。

また、マニュアルが整備されている場合でも実際に行ってみたら違ったと言うことや、覚えることが多く、仕事が大変又は、忙しくなるケースも少なくありません。

さらに、新規オープンした病院やクリニック、介護施設等は、仕事内容の把握ができていない場合は残業にもなりやすい傾向にあります。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私は新しくオープンしたクリニックに勤務ましたが、看護師として覚えることが非常に多く、クリニック経験はありましたが、医師の指示を聞く以外にも電話対応や受付など、本来事務員のような仕事も行っていました。
そもそも雇った人数が少ないため、仕方ないことでしたが、仕事量は多く毎日忙しい日々でした。

看護師の体験事例

看護師の体験事例私がオープニングで勤務した介護施設では、そもそも看護師の人数が足りずに、少人数で業務を回さなければならならず、残業が多かったです。
また、勤務している看護師の中には、子育て中で残業が行えない方もおり、オープンしてから半年ぐらいは、毎日のように残業でした。
プライベートの時間が取りにくく、心身ともにゆとりがなくなってきてしまうため、注意が必要です。

経験がある人が近くにいない

メリットで説明した、人間関係に上下関係がないと言うことは、業務や仕事を経験している経験者が近くに常にいるわけではないと言うことです。

そのため、オープンニングスタッフの看護師は、自分で考えながら仕事を行っていく必要があり、デメリットに感じる看護師も多いと言えます。

好きに仕事が行えると言えば、聞こえは良いですが、責任も付きまとうため、安易に行えるものではないと言えるでしょう。

役職争いが起こる可能性もある

オープンニングスタッフの看護師として勤務し、しばらく働いた場合、看護師同士で役職争い(権力争い)が起こる場合がありデメリットと言えます。

また、女性スタッフが多い職場であればマウントを取ってくる看護師や、その他スタッフもいるでしょう。

同じスタートラインに立っている看護師だからこそ起こりうることであり、管理職の看護師が決まっている施設でも、中間管理職の争いが起こる場合もあるため、注意が必要です。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務していた美容クリニックでは上昇志向が強い看護師が沢山オープニングスタッフとして働いていました。
役職を得ようとしている看護師は「他の看護師の意見を聞かないことが多い」「他の看護師が発言したことを自分が発言したかのようにする」等の人もおり、大変でした。
自分さえ評価されれば良いと考える方もいるため、注意が必要でした。

転職時に施設見学が行えない場合が多い

新規オープンの施設は、建設中の場合や内装工事の関係で、施設見学や院内見学を行うことが基本的にできません。

そのため、看護師は、院内・施設内の雰囲気や設備を転職前に確認することができないことがデメリットと言えるでしょう。

また、通常の転職時で分かっていた働く看護師の雰囲気や、患者・利用者の情報も目で見て感じることができないため、選択には注意が必要となります。

看護師が新規オープンのクリニック・施設へ転職する注意点

看護師が新規オープンのクリニック・施設へ転職する注意点

看護師が体験したメリット・デメリット、体験事例から新規オープンのクリニックや訪問看護ステーション、介護施設や保育施設に転職する場合や求人を探す場合に注意したいことを説明していきます。

初めてオープニングスタッフの看護師求人を探している方は、是非確認してください。

経験がある施設を選択する

オープニングスタッフ求人を看護師が探す場合、なるべく経験がある施設を選択することをおすすめします。

理由としては、オープニングスタッフは「通常の施設の看護師業務 + オープニングスタッフの仕事」が入ってくるため、通常の施設で働く看護師業務を理解していなければ、分からないことだらけになります。

また、わからない中でも常に付き添って教えてくれる看護師は不在の場合が多いと言えるでしょう。

さらに、「仕事が出来ない看護師」「仕事が分からない看護師」という目で同僚から見られる可能性もあり、働きにくい環境となります。

運営母体を確認し管理者の評判もチェックする

新規オープンする病院、クリニック、施設の場合は特に運営母体と管理者(院長など)の評判は必ず確認しておきましょう。

  • 運営母体が病院やその他施設を運営している場合は、その病院・施設の評判を確認する
  • クリニックの場合は、院長(医師)の評判を確認する

上記のことは必ず行っておき、運営母体の方向性も合わせてチェックしておきましょう。

また、訪問看護ステーションや保育施設の場合などは、運営母体が医療に明るいかどうかの確認や、面接時にしっかりと説明を聞いた方が良いでしょう。

※店舗や分院が沢山あれば、新しい施設を作ることにも慣れており、看護師としては肉付けをしていくことで業務の流れやマニュアル作りも楽にできると言えるでしょう。

スタッフの総採用人数と看護体制を確認する

新規オープンする病院、施設に限らず、以下のことは必ず確認しておきましょう。

  • 施設で働くスタッフの総人数
  • 雇用する看護師の人数
  • 常時勤務する看護師の数(看護体制)
  • 看護師以外のスタッフ(事務員の数など)
  • 予想される利用者数・患者数

クリニックでは、予想される来院患者数は分かりませんが、予約制かそうでないかで、忙しさの違いを把握することができます。

また、事務員などのスタッフが不在の場合、看護師の仕事内容と兼任して行う場合もあり、以下の仕事内容の詳細も確認しておきましょう。

仕事内容の詳細を確認しておく

新規オープンする病院、施設に看護師として転職する場合、仕事内容の詳細を確認しておきましょう。

  • 看護師の求めることや役割の確認
  • 大まかな仕事内容
  • その仕事内容の詳細
  • 看護師業務以外の雑務等の行ってほしいことの確認

こちらは、面接時に管理者に確認すれば良いことなのですが、オープニングスタッフの場合、どうしても予想されない仕事が出てきてしまいます。

そのため、「どれぐらいの仕事量を看護師に求め、考えているのか」「どのような雑務を手伝う必要があるのか」など、一緒に作っていきたいという気持ちで確認してみましょう。

また、可能であれば、看護師自身で経営するとしたら「私だったらこのようにする」という気持ちで物事を考えてみましょう。(考えるだけで、発言してしまうと角が立つ場合があるため注意してください。)

雇用契約書を確認し、待遇や福利厚生をチェックする

新規オープンする病院、クリニック、介護施設、保育施設、訪問看護ステーション等によっては、待遇や福利厚生が整っていない場合も多いと言えます。

例えば、メリットで説明した給与が良い場合もありますが、少人数の規模のため社会保険(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金など)が適用していないケースなどもあります。

そのため、雇用契約書(又は雇用条件確認書)を必ず貰い、隅から隅までしっかりと読み、検討しておきましょう

また、不明点は確認しなければ、勤務後のトラブルとなるケースも多いため、些細なことでも相談しておきましょう。

昨年オープンした施設等も選択肢に入れる

新規オープンする病院や施設のデメリットに懸念がある場合、昨年などにオープンした施設等も選択肢に入れておきましょう。

オープニングスタッフの看護師であるメリットも多少はなくなりますが、デメリットを一掃することが可能です。

施設内見学ができる点や、利用者・患者の評判が分かる点で、職場の雰囲気や職員数を確認しながら良い転職先を探しやすいと言え、失敗する可能性も少なくなります。

正職員以外の雇用形態も合わせて検討する

オープニングスタッフの看護師求人は、正職員(正規雇用)の看護師求人以外も募集している場合があります。

例えば、パート・アルバイト、非常勤、派遣(一般派遣、紹介予定派遣)などです。

正職員以外の雇用形態を選択することで、職場で責任がある看護職を回避でき、オープニングスタッフの雰囲気を味わうことが可能です。

ただし、小さなクリニックなどで看護師が全員パートタイムという場合もあるため、注意しましょう。

看護師の新規オープン施設の求人探しは転職サイトを活用する

看護師の新規オープン施設の求人探しは転職サイトを活用する

看護師のオープニングスタッフ求人や新規オープンする施設の看護師求人を探す場合、自分で応募する求人サイトではなく看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を利用・活用しましょう。

看護師転職サイトは、専任の担当者が付き、転職完了まで完全無料な転職支援サービスを受けることが可能です。

活用してほしい理由としては以下の通りです。

  • 上記で説明した注意点も担当者に確認ができること
  • 迷ってしまう志望動機などを一緒に考えてもらうことが可能
  • 管理者や院長の情報を得られる可能性があること
  • 運営母体などの詳細を調べてもらえること
  • その他希望条件も合わせてオープニングスタッフ求人を探せること
  • 正職員以外のパート・アルバイト求人も一緒に探せること

新規オープンする施設の場合、どのような施設であった場合でも、看護師自身が取得できる情報に限りがあります

そのため、看護師転職サイトの支援を受け、担当者に調べてもらうことで解消していきましょう。

以下は、看護師のオープニングスタッフ求人が多い、おすすめの看護師転職サイトです。

求人数が時期によっては少ない可能性や、看護師に人気があることもあり、以下の2社に登録し、希望する求人を絞り込んでいきましょう

非公開求人が豊富で内部情報にも強い!ナース専科 転職

ナース専科 転職

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 ナース専科 転職(旧 ナース人材バンク)
運営会社 株式会社エス・エム・エス
公開求人数 20万件以上
非公開求人 豊富(会員限定のレア求人あり)
対応職種 正看護師、認定看護師、准看護師、助産師、保健師、管理職
対応 勤務形態 常勤、常勤(日勤のみ)、常勤(夜勤あり)、常勤(夜勤のみ)、非常勤
対応施設 病院、クリニック、訪問看護、企業、保育園、幼稚園、学校、その他
【介護施設】
居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問介護事業所、介護老人保健施設、軽費老人ホーム、デイケア事業所、小規模多機能、訪問入浴事業所、看護小規模多機能居宅介護、有料老人ホーム、デイサービス事業所、グループホーム、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、ショートステイ事業所、訪問リハビリ事業所、介護医療院
対応 診療科目 美容、産婦人科、整形外科、眼科、外科、呼吸器科、循環器科、精神科/心療内科、小児科、皮膚科、形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、消化器科、内科、透析、その他
対応配属先 病棟、外来、オペ室、透析、その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・東証プライム上場企業
・支店が多く地域密着&チーム制で転職をサポート
・職場のリアルな情報を共有することも可能
・2025年オリコン顧客満足度®調査 看護師転職3年連続No.1
・LINE対応

ナース専科 転職は、看護師のオープニングスタッフ求人にも対応していますが、全体の求人の中でも非公開求人(インターネット上には掲載されず、担当キャリアパートナーから紹介される求人)を多く保有している点が特徴です。

非公開求人の中には、オープニングスタッフとしての立ち上げメンバーや、好待遇のポジション、将来的な管理職候補を見据えた募集なども含まれており、条件面を重視したい看護師にとっては見逃せない選択肢です。公開求人だけでは分からない職場の雰囲気や人間関係、残業実態などの内部情報もあわせて確認できるため、慎重に職場を選びたい方にも向いています。

また、ナース専科 転職は看護師専門の転職支援サービスとして長年の実績があり、担当者のサポートも丁寧です。初めてオープニングスタッフへの転職を検討する看護師や、転職活動に不安がある方も、情報収集の一環として登録しておきたい看護師転職サイトの一つです。

公式サイト:https://www.nursejinzaibank.com/

オープニング求人最多数!レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数 129,063件(2026年3月1日時点)
非公開求人 豊富
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態 常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤
対応施設 総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目 内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先 病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・看護師の転職求人が豊富
・転職支援サービスが手厚い
・転職の相談から行える
・院内・施設内情報に強い

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、看護師転職サイトの中でも一番、看護師求人数が多く、オープニングスタッフの看護師求人がとても豊富です。

さらに、新規オープン施設の看護師求人が出やすい、ハローワーク求人もカバーしているため、オープニングスタッフの求人を見逃しません。

また、利用する看護師にも、転職支援サポートの面で非常に人気があります。

そのため、新規オープン施設に看護師転職する場合は、利用が必須の看護師転職サイトです。

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/

まとめ

看護師には新規オープンの施設はとても人気がある求人だと言えます。

しかし、転職する場合は下調べや確認を行わなければ、すぐに退職してしまう原因にもなるため注意しておきましょう。

「新しい環境で自分の経験を思う存分に発揮して、新しいものを皆で作っていけること」がオープニングスタッフで働く看護師のやりがいと言えるでしょう。

完成した自分の職場を何年後か振り返ってみたときに「今のやり方は自分が携わってきたことなのだ」と自信を持って言える時が来るでしょう。

オープニングスタッフの看護師に興味のある看護師は、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。

このサイトの運営者情報

運営会社 株式会社peko
会社ホームページ https://peko.co.jp/
所在地 〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F
代表取締役 辻󠄀 昌彦
設立 2015年6月
資本金 14,000,000円
事業内容
  • 有料職業紹介事業
  • キャリアメディア事業
  • インターネット広告事業
  • SEOコンサルティング事業等
許認可 有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509
(厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細
届出 特定募集情報等提供事業:51-募-000760
連絡先 03-5324-3939 (受付時間:休日、祝日を除く10:00~17:00)
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キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

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