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診療科・部署別の看護師転職

30代看護師の転職は難しい?前半・後半の違い、おすすめ転職先と成功のコツ

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30代の看護師転職!おすすめ看護師転職サイトは?キャリアプランと職場を考える
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30代になり、「今の病院にこのまま残ってよいのか」「子育てと夜勤を両立できるのか」「30代後半で未経験分野へ移るのは遅いのでは」と悩む看護師は少なくありません。

結論から言うと、30代看護師の転職は、年齢だけを理由に難しいとは言えません。ただし、30代前半と後半では、転職理由や優先する条件が実際に変わります。

中央ナースセンターの2024年度eナースセンター登録データでは、30~34歳の求職者は5,540人、35~39歳は6,059人でした。現在看護職として就業している求職者の退職希望理由を見ると、30~34歳では「他の看護職場への興味」が20.0%で最も多く、35~39歳では「子育て」が18.7%で最も多くなっています。

つまり30代の転職では、「30代だからどうするか」ではなく、今後どの看護を続けたいのか、生活の中で何を優先するのかを先に決めることが重要です。

この記事では、公的データに加え、当サイトが看護師資格等を確認して実施した321名の転職回数調査、425名の診療科調査、看護師の実体験記事も活用し、30代前半・後半の違い、採用を左右するポイント、未経験・ブランク、子育て、転職先の選び方まで具体的に整理します。

監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

著作・監修記事一覧

目次

30代看護師の転職は難しい?最新データで見る現実

30代看護師の転職事情とキャリアを見直す時期

30代看護師は、20代のように「これから経験を積む人」としてだけ見られる年代ではありません。転職時には、臨床経験、患者・家族対応、急変対応、後輩指導、多職種連携など、これまで何を経験し、応募先で何を活かせるかが重要になります。

そのため、30代の転職は「若くないから難しい」のではなく、これまでの経験と転職先が求める役割が合っているかで難易度が変わります。

中央ナースセンター「2024年度ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書」では、年齢別の登録求職者数は以下の通りです。

年齢 eナースセンター求職者数
30~34歳 5,540人
35~39歳 6,059人

出典:中央ナースセンター「2024年度 ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書」。eナースセンター登録者の集計であり、看護師全体の転職者数を示すものではありません。

また、厚生労働省job tagでは、看護師の令和7年度有効求人倍率は2.38倍と表示されています。看護職全体では一定の求人需要がある一方、自分が希望する地域・勤務形態・診療科で簡単に転職できることを意味する数字ではありません。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag「看護師」。求人倍率は年度・地域・職場によって変動するため、実際の転職先は個別求人で確認してください。

30代だから急いで転職する必要はない

「35歳を過ぎると転職できない」「30代後半になると求人がなくなる」といった一律の境界線はありません。看護師は免許職であり、病院だけでなく、クリニック、訪問看護、介護施設、健診など働く場所があります。

一方、30代後半で完全未経験分野へ移る場合は、採用の可否だけでなく、教育体制や入職後の役割、勤務条件まで慎重に確認する必要があります。

転職を迷っている段階では、まず「今の職場で異動すれば解決する問題か」「勤務先そのものを変えないと解決しない問題か」を分けてください。異動と退職の比較は「看護師の異動vs退職のメリット・デメリット」でも詳しく解説しています。

30代前半と30代後半では転職事情が違う

30代看護師をひとまとめにすると、実際の悩みを外します。2024年度eナースセンターのデータを見ると、30~34歳と35~39歳では退職したい理由だけでなく、就職先を選ぶ際に重視する条件にも違いがあります。

30代前半と30代後半の看護師転職理由・重視条件の違い

順位 30~34歳 35~39歳
1位 他の看護職場への興味 20.0% 子育て 18.7%
2位 子育て 15.4% 他の看護職場への興味 15.2%
3位 転居 12.2% 転居 10.1%
4位 夜勤負担 10.7% 長時間勤務・超過勤務 9.0%
5位 長時間勤務・超過勤務 9.6% 結婚 8.7%

出典:中央ナースセンター「2024年度 ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書」表7-1。現在看護職として就業している求職者の退職したい理由・複数回答。

30~34歳は「次に何を経験するか」を整理する

30代前半では、これまでの臨床経験を土台に次の専門分野へ進む選択肢があります。救急・急性期を深める、内視鏡や透析など専門性のある部門へ進む、在宅へ広げる、管理職候補として経験を積むなど、転職先によって40代以降のキャリアが変わります。

重要なのは、「今の職場が嫌だから」だけで決めず、次の職場で3年後に何が身につくかまで見ることです。仕事内容だけでなく、部署異動、研修、資格支援、役割、評価制度まで確認してください。

35~39歳は「続けられる働き方」を具体化する

30代後半では、キャリアだけでなく、子育て、妊娠・出産、パートナーの仕事、家庭の事情など生活側の条件も重要になります。

eナースセンターの「就職先選択時に重視する条件」では、30~34歳の「勤務時間」は19.4%、「子育てと仕事の両立支援」は11.4%でした。35~39歳では「勤務時間」23.4%、「子育てと仕事の両立支援」14.2%となっています。

重視する条件 30~34歳 35~39歳
勤務時間 19.4% 23.4%
給与 17.3% 15.3%
通勤時間 12.2% 13.9%
看護内容 12.7% 12.0%
休暇 11.5% 11.5%
子育てと仕事の両立支援 11.4% 14.2%

30代後半では、給与だけでなく勤務時間・通勤・休日まで含めて条件を比較することが重要です。

eナースセンター経由の就職では雇用形態にも差がある

2024年度eナースセンター経由で就職した人の雇用形態を見ると、30~34歳では常勤42.1%が最も多い一方、35~39歳では非常勤38.0%が常勤34.4%を上回っています。

雇用形態 30~34歳 35~39歳
常勤 42.1% 34.4%
非常勤 32.0% 38.0%
臨時雇用 25.8% 27.6%

これはeナースセンター経由で就職した人の構成であり、「35~39歳の看護師は非常勤が多い」という全国一般の就業実態を示すものではありません。ただ、30代後半では常勤だけを唯一の選択肢にせず、生活に合わせて雇用形態も比較する視点が必要です。

年収は平均額より転職後の給与内訳で比較する

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」を加工したjob tagでは、看護師の全国平均年収は524.7万円と表示されています。ただし、これは看護師全体の平均であり、30代個人の転職後年収を示すものではありません。

30代で給与を比較するときは、平均年収そのものより、次の内訳を確認してください。

  • 基本給
  • 夜勤手当と月平均回数
  • 資格・役職・住宅・家族手当
  • 固定残業代の有無
  • 賞与の算定基礎と実績
  • オンコール手当と実際の出動
  • 退職金制度

夜勤あり病棟から日勤のみへ移れば、基本給が同程度でも夜勤手当がなくなり年収が下がることがあります。逆に、年収だけ高くても夜勤回数や残業が増えれば、希望した働き方と合わない場合があります。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag「看護師」。年齢別・都道府県別の詳しい賃金情報は「看護師の平均年収・年齢別データ」も参考にしてください。

30代看護師の転職で採用を左右するポイント

30代看護師が転職で後悔しやすいケース

30代は経験が強みになる一方、経験年数だけでは採用側に強みが伝わりません。応募先で活かせる経験、未経験部分、勤務条件を整理して説明できるかが重要です。

経験年数ではなく「応募先で使える経験」を具体化する

「病棟で10年働いた」だけでは、応募先が知りたいことは十分に分かりません。急変対応、入退院支援、化学療法、人工呼吸器、家族対応、後輩指導、リーダー、多職種連携など、応募先で再現できる経験まで具体化してください。

職務経歴を整理するときは、診療科名と年数だけではなく、患者層・担当業務・役割・得意な対応まで書き出します。自己PRの具体化は「看護師の自己PR例文・書き方」も参考になります。

未経験分野では「採用されるか」より教育体制を確認する

30代看護師が未経験分野へ転職するときの考え方

30代でも未経験分野への転職は可能です。ただし、「看護師免許があるからどこでも同じ」ではありません。これまでの経験をどこまで転用できるか、新しく何を学ぶ必要があるかで入職後の負担は変わります。

転職パターン 活かしやすい経験 確認事項
経験診療科→同じ診療科 診療科経験、処置、患者対応 病院規模・患者層・役割の違い
急性期→近い専門領域 観察、急変対応、処置 新たに必要な技術と研修
病棟→訪問看護・施設 状態観察、家族対応、多職種連携 単独判断、介護業務、オンコール
病棟→クリニック 採血・処置、患者対応 少人数体制、接遇、業務範囲
完全未経験の専門分野 共通する基礎看護能力 研修・指導者・独り立ち時期

求人票の「未経験可」だけで判断せず、研修期間、同行・指導体制、独り立ちまでの目安、相談できる看護師人数を確認してください。

条件を増やしすぎず、絶対条件を先に決める

「日勤のみ・高給与・土日祝休み・残業なし・自宅から近い・未経験可」のように条件を積み上げるほど、選べる求人は少なくなります。

30代では条件を減らすのではなく、次の3段階に分けます。

  1. 絶対条件:満たさないと転職する意味がない
  2. 希望条件:できれば満たしたい
  3. 交換できる条件:他が良ければ譲れる

例えば「保育園送迎のため17時30分まで」は絶対条件でも、「年収500万円以上」は通勤時間が短くなれば調整できる、というように優先順位を決めます。

転職回数は回数だけでなく短期離職の理由を整理する

当サイトでは2022年2月2日、看護師免許を確認した321名を対象に、現在までの転職回数を独自調査しました。年代別の平均転職回数は、20代1.7回、30代3.1回、40代3.5回、50代以上3.9回でした。

年代 独自調査の平均転職回数
20代 1.7回
30代 3.1回
40代 3.5回
50代以上 3.9回

調査:株式会社peko独自調査/対象:看護師免許保持者321名/実施日:2022年2月2日/主な対象地域:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、愛知県など。全国の全看護師を代表する統計ではありません。

この調査から「3回なら問題ない」「4回なら多い」といった採用基準を決めることはできません。重要なのは、短期離職が続いている場合に、各転職で何を変えようとしたのか、今回なぜ長く働けると考えているのかを説明できることです。

面接では「制約」と「貢献できること」をセットで伝える

30代では、子育てや夜勤回数など勤務上の制約がある人もいます。制約だけを伝えるのではなく、応募先で活かせる経験も同時に伝えると、採用側が配置や働き方を判断しやすくなります。

採用側が確認したいこと 伝え方
何ができるか 経験診療科、患者層、処置、急変対応を具体化する
チームで働けるか リーダー、後輩指導、多職種連携の経験を伝える
新しい環境へ適応できるか 経験を活かしつつ応募先の手順を学ぶ姿勢を示す
勤務条件は合うか 難しい勤務と対応できる勤務を具体的に伝える
転職理由に一貫性があるか 不満だけでなく、次に実現したい働き方を説明する

例えば「夜勤は難しいが平日日勤は安定して勤務できる」「これまでの消化器内科経験を外来で活かしたい」のように、できない条件だけでなく、できる勤務と経験を具体化してください。

30代看護師に合う転職先を目的別に選ぶ

30代看護師に万人共通の「おすすめ職場」はありません。30代は、キャリアを伸ばす人、家庭を優先する人、夜勤を減らす人、未経験へ挑戦する人で必要な職場が大きく変わります。

30代看護師の転職目的別に見るおすすめの転職先

目的 候補になりやすい職場 確認したいこと
専門性を高めたい 急性期病院、専門病院、希望診療科 配属、研修、資格支援、異動
管理職を目指したい 総合病院、中規模病院、訪問看護、介護施設 主任・管理職候補の役割と評価制度
子育てと両立したい 外来、健診、クリニック、デイサービス、日勤常勤 実際の退勤時刻、急な休み、土曜勤務
病棟経験を在宅で活かしたい 訪問看護 同行期間、オンコール、訪問件数
急性期の負担を変えたい 回復期・慢性期、療養型、老健 受け持ち、介護業務、夜勤人数
日勤で専門性も持ちたい 透析、内視鏡、健診、外来 勤務時間、早番、穿刺・介助業務
ブランクから復帰したい 復職支援のある病院、非常勤、外来等 研修、段階勤務、独り立ち時期

独自調査では30代で救急・循環器・内視鏡・透析・外来が上位

当サイトでは2022年4月10日、複数科または混合病棟等の勤務経験がある看護師425名を対象に、看護師資格・経歴を確認した独自調査を行いました。その年代別集計では、30代の上位は次の通りでした。

順位 30代で人気だった科・職場 転職時に確認したいこと
1位 救急外来・救急科(ER) 教育体制、急変対応、勤務負担
2位 循環器内科 患者層、心電図・循環管理、夜勤
3位 内視鏡室 検査件数、介助内容、勤務時間
4位 透析科(透析室) 穿刺、透析業務、早番・遅番
5位 外来 診療科、残業、土曜勤務

調査:株式会社peko独自調査/対象:複数科または混合病棟等に勤務経験がある看護師425名/実施日:2022年4月10日/看護師資格・経歴確認済み。425名全員が30代という意味ではなく、調査全体を年代別に集計した結果です。また、人気の理由や2026年現在の求人量・採用難易度を示す調査ではありません。詳細は「看護師に人気の科ランキング」をご覧ください。

この結果は「30代ならこの科を選ぶべき」という意味ではありません。救急・循環器のように急性期経験を深める選択肢と、内視鏡・透析・外来のように働き方や専門領域を変える選択肢の両方があることを考える材料として使ってください。

キャリアアップ重視なら異動できる病院も候補

管理職やジェネラリストを目指す30代看護師

管理職や幅広い領域を経験したい人は、転職先の病院規模だけでなく、部署異動の仕組みを確認してください。総合病院では複数診療科を経験できる可能性があり、同じ法人内でキャリアを変えられる場合があります。

一方、単に「大病院ならキャリアアップできる」とは限りません。希望部署への配属、異動申請の仕組み、教育制度、役職登用の条件まで確認します。総合病院の働き方は「総合病院で働く看護師のメリット・転職時の選び方」で体験談も含めて解説しています。

専門性を高めたいなら「資格」より先に症例と配属を見る

専門性を高めたい30代看護師の転職

認定看護師・専門看護師などを考えている場合、支援制度の有無だけでなく、必要な実務経験を積める部署へ配属されるかが重要です。制度があっても、希望領域の症例や指導者が少なければ計画通り進まないことがあります。

面接では「資格支援はありますか」だけでなく、対象者の条件、費用負担、研修期間中の給与、取得後の勤務条件、希望部署への配属可能性まで確認してください。

子育てと両立するなら「制度」より実際の運用を見る

30代看護師が子育てと家庭を両立する職場選び

「院内保育あり」「育児短時間勤務あり」だけでは十分ではありません。制度があっても、実際には残業が多い、土曜勤務が多い、急な休みを取りにくい場合があります。

子育て中なら、次を具体的に質問します。

  • 子育て中の看護師が在籍しているか
  • 定時後の記録や委員会がどれくらいあるか
  • 子どもの発熱時に休む場合の連絡・応援体制
  • 時短勤務者の実際の退勤時刻
  • 夜勤免除・回数調整が可能か
  • 土日祝の出勤頻度

「年間休日120日」だけで決めるのではなく、希望休、有給、連休、子どもの行事への対応まで確認してください。休日制度の見方は「休日が多い職場に看護師転職するときの確認点」が参考になります。

夜勤を減らすなら外来・健診・クリニックだけに絞らない

夜勤をなくしたい30代看護師は、外来、健診センター、クリニック、デイサービスなどが候補になります。ただし、日勤のみでも残業、中抜け、早番、土曜勤務がある職場はあります。

健診センターは夜勤がない一方、採血件数や繁忙時間、接遇、早朝勤務がある場合があります。仕事内容は「健診センターの看護師は楽?仕事内容・給料・向いている人」で確認できます。

病棟経験を在宅へ広げるなら訪問看護

訪問看護は、病棟で培った状態観察、家族対応、退院支援、多職種連携を活かしやすい職場です。一方、単独訪問、移動、オンコール、限られた物品での判断など病院と異なる負担があります。

未経験なら、「オンコールなし」だけを見るのではなく、同行訪問の期間、1日の訪問件数、緊急時に相談できる体制、新人がオンコールを持つ時期を確認してください。

急性期から働き方を変えるなら回復期・療養型・老健

急変や入退院の多い急性期から働き方を変えたい場合、回復期・慢性期・療養型病院、老健なども候補です。ただし「ゆっくりしている職場」と決めつけるのは危険です。

療養型病院では長期療養患者へのケア、看取り、介護職との連携があり、老健では在宅復帰支援や介護業務との境界が職場ごとに異なります。具体的な業務は「療養型病院で働く看護師の仕事内容・体験談」「老健で働く看護師の仕事内容・体験談」も確認してください。

ブランクから復帰するなら復職支援と段階勤務を見る

出産・育児などでブランクがある30代看護師は、年齢よりも「現場を離れていた期間」と「復帰先の教育体制」を重視してください。

電子カルテ、医療機器、薬剤、院内ルールは変化します。以前できていたことでも、復職直後から同じスピードで行う必要はありません。

復職先では、次を確認します。

  • 復職者向け研修の有無
  • 採血・注射・急変対応など技術研修
  • 最初の受け持ち人数
  • 夜勤開始までの期間
  • 短時間勤務・非常勤から常勤へ変更できるか
  • 相談できる教育担当者がいるか

当サイトの「ブランク明け看護師の復職ガイド」では、復職経験者100名の独自調査や復職支援研修も詳しく整理しています。

30代看護師が転職で後悔しないための準備と職場確認

30代看護師が転職成功のために準備すること

30代では「採用されること」だけでなく、入職後に数年続けられるかを優先してください。求人票で条件を確認し、面接・見学では実際の働き方まで確認します。

求人票の条件と実際の働き方を分けて確認する

確認項目 面接・見学で聞く内容
残業 月平均だけでなく、どの業務で何時頃まで残るか
夜勤 回数、人数、独り立ち時期、夜勤免除・調整
休日 希望休、有給取得、連休、土日勤務の頻度
教育 中途採用者の研修、担当者、独り立ちの基準
人員 看護師人数、欠員時の応援、年齢構成
業務 看護業務と介護・清掃・事務業務の範囲
家庭との両立 時短者の実際の退勤、急な休みへの対応
給与 基本給、手当、賞与、固定残業、昇給

求人票で「残業少なめ」「子育て支援あり」と書かれていても、実際の運用は職場によって異なります。抽象的な制度名ではなく、具体的な勤務例を確認してください。

転職時期は入職希望日から逆算する

30代は勤務と家庭で時間を確保しにくいため、思いつきで退職を先に決めない方が安全です。当サイトが転職経験看護師215名を調査した記事では、転職活動期間の平均は2.8ヶ月でした。

職場探し・書類・面接・退職交渉・引継ぎを考え、余裕を持って動いてください。時期別の動き方は「看護師の転職時期は何月がおすすめ?215人調査」で解説しています。

転職サービスは不足している情報を補うために使う

看護師転職サービスを利用する場合、求人件数だけで選ぶのではなく、職場情報、面接日程、条件確認、応募書類の支援など、自分で不足している部分を補うために使います。

一社だけで決める必要も、必ず複数登録する必要もありません。自分で直接応募した方がよい求人もあります。紹介された求人でも、最終判断は自分で行い、見学・面接で確認してください。

30代看護師におすすめの看護師転職サービス3社

30代看護師が転職サービスを選ぶポイント

30代では、キャリアアップ、子育て、日勤、年収、未経験など希望が複数になりやすいため、単純な総求人数ではなく、自分の地域・経験・勤務条件で現在比較できる求人があるかを確認してください。

30代前半では「次に積みたい経験」「配属・教育」、30代後半ではそれに加えて「勤務時間」「通勤」「子育てとの両立」まで具体化して相談すると、求人提案のズレを減らしやすくなります。

レバウェル看護|病院以外も含めて働き方を広く比較したい30代看護師

レバウェル看護

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数 134,558件(2026年7月06日時点)
非公開求人 豊富
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態 常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤
対応施設 総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目 内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先 病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・看護師の転職求人が豊富
・転職支援サービスが手厚い
・転職の相談から行える
・院内・施設内情報に強い

レバウェル看護は、病院・クリニック・訪問看護・介護施設など、施設形態を早い段階で1つに絞らず比較したい30代看護師の候補です。「夜勤を減らしたいが年収は大きく下げたくない」「病棟を続けるか訪問看護へ移るか迷う」といった場合は、複数の働き方を同じ条件で比べると判断しやすくなります。

30代では、求人票の「日勤のみ」「高給与」だけでなく、実際の残業、休日、配属、中途採用者の教育、子育て中看護師の勤務例まで確認することが重要です。希望条件を「絶対条件・希望条件・交換できる条件」に分けて伝え、条件の優先順位に合う求人だけを比較してください。

2026年9月15日に当サイトが公式求人を再確認した際も、病院だけでなく複数の施設形態の求人を確認できました。ただし、求人は日々変動するため、希望地域・施設・勤務形態で現在応募できるかを確認してください。

レバウェル看護に無料登録して30代向けの求人を確認する

ナース専科 転職|地域の病院・訪問看護・介護施設まで比較したい30代看護師

ナース専科 転職

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 ナース専科 転職(旧 ナース人材バンク)
運営会社 株式会社エス・エム・エス
公開求人数 20万件以上
非公開求人 豊富(会員限定のレア求人あり)
対応職種 正看護師、認定看護師、准看護師、助産師、保健師、管理職
対応 勤務形態 常勤、常勤(日勤のみ)、常勤(夜勤あり)、常勤(夜勤のみ)、非常勤
対応施設 病院、クリニック、訪問看護、企業、保育園、幼稚園、学校、その他
【介護施設】
居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問介護事業所、介護老人保健施設、軽費老人ホーム、デイケア事業所、小規模多機能、訪問入浴事業所、看護小規模多機能居宅介護、有料老人ホーム、デイサービス事業所、グループホーム、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、ショートステイ事業所、訪問リハビリ事業所、介護医療院
対応 診療科目 美容、産婦人科、整形外科、眼科、外科、呼吸器科、循環器科、精神科/心療内科、小児科、皮膚科、形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、消化器科、内科、透析、その他
対応配属先 病棟、外来、オペ室、透析、その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・東証プライム上場企業
・支店が多く地域密着&チーム制で転職をサポート
・職場のリアルな情報を共有することも可能
・2025年オリコン顧客満足度®調査 看護師転職3年連続No.1
・LINE対応

30代は、経験を活かして急性期・専門領域を深める転職と、子育てや勤務時間を優先して働き方を変える転職の両方が起こる年代です。ナース専科 転職は、病院・クリニック・訪問看護・介護施設などを地域別に比較したい場合の候補になります。

30代前半なら「次に積みたい経験」「希望する診療科・役割」、30代後半ならそれに加えて「残業」「通勤」「夜勤回数」「子育てとの両立」を具体的に伝えてください。求人があるかだけでなく、希望部署への配属、中途教育、実際の勤務時間まで確認してもらう使い方が重要です。

2026年のオリコン顧客満足度®調査「看護師転職」では総合1位となっています。ただし、第三者評価が高いことと、自分の地域・条件に合う求人が必ずあることは別です。登録後は、現在紹介できる求人を実際に比較してください。

ナース専科 転職に無料登録して30代向けの求人を確認する

ナースではたらこ|希望条件を整理しながら相談したい30代看護師

ナースではたらこ

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 ナースではたらこ
運営会社 ディップ株式会社
公開求人数 173,952件(2026年7月6日時点)
非公開求人 豊富
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 勤務形態 常勤、非常勤、日勤のみ、夜勤専従
対応施設 病院、クリニック、介護施設、デイサービス、訪問看護、企業その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・非公開求人が豊富
・希望条件に合う求人が見つかりやすい
・希望する病院・施設へ転職可能な逆指名転職がある

ナースではたらこは、「転職したいが、キャリア・年収・家庭のどれを優先するか決め切れていない」という30代看護師が、条件整理から相談したい場合の候補です。運営会社の現行案内では、看護業界専任のキャリア・アドバイザーによる求人紹介や非公開求人の紹介、入職後フォローなどを案内しています。

利用するときは、「今の職場で変えたいこと」「次の職場で身につけたい経験」「譲れない勤務条件」を先に伝えてください。特に子育て中なら勤務終了時刻や土曜勤務、未経験分野なら研修・独り立ちまでの流れなど、求人票だけでは分かりにくい条件を応募前に確認する目的で使うと有効です。

サービス仕様や紹介できる求人は時期・地域で変わります。気になる病院や施設が決まっている場合も、その施設を現在紹介できるかを確認し、公式採用ページからの直接応募と比較してください。

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30代看護師の転職でよくある質問

30代看護師の転職は難しいですか?

年齢だけを理由に難しいとは言えません。30代は一定の臨床経験を活かせる一方、応募先との経験のズレ、条件の絞りすぎ、未経験分野で教育体制がない場合は難易度が上がります。30~34歳と35~39歳でも優先条件が変わるため、自分の生活とキャリアを分けて整理してください。

30代後半になると転職は不利ですか?

35歳を境に一律で不利になる公的基準はありません。2024年度eナースセンターでは35~39歳の求職者が6,059人登録されています。30代後半では子育てや勤務時間を重視する割合が高いため、求人の多さだけでなく長く続けられる勤務条件との相性が重要です。

30代で未経験の診療科へ転職できますか?

可能ですが、教育体制を必ず確認してください。病棟経験があっても、透析、内視鏡、訪問看護、クリニックなどは仕事の進め方が異なります。研修期間、指導者、独り立ちまでの流れを確認し、これまでの経験と共通するスキルを面接で説明します。

30代看護師の転職回数は何回から多いですか?

全国一律に「何回以上なら多い」という採用基準はありません。当サイトが看護師免許を確認した321名へ2022年に行った独自調査では、30代の平均転職回数は3.1回でした。回数だけでなく、短期離職が続いていないか、各転職理由を説明できるかが重要です。

30代看護師の平均年収はいくらですか?

30代を一括した一つの平均額だけで転職条件を判断するのは適切ではありません。厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査を加工したjob tagでは、看護師全体の全国平均年収は524.7万円です。実際の年収は地域、夜勤、役職、勤務先規模などで変わるため、転職時は基本給・夜勤手当・賞与などの内訳で比較してください。

子育て中の30代看護師におすすめの職場は?

外来、健診センター、クリニック、デイサービス、日勤常勤などが候補ですが、職場名だけで判断しないでください。実際の退勤時刻、土曜勤務、急な休みへの対応、子育て中看護師の在籍状況まで確認することが重要です。

30代で夜勤をやめると年収は下がりますか?

夜勤手当がなくなるため、夜勤あり病棟から日勤のみへ移ると下がる場合があります。基本給だけでなく賞与・各種手当まで比較してください。

30代看護師は転職サイトを使うべきですか?

必須ではありません。直接応募、eナースセンター、ハローワーク、転職サービスなど複数の探し方があります。職場情報や条件確認、日程調整など支援が必要なら転職サービスが役立ちますが、紹介された求人でも自分で確認して判断してください。

まとめ|30代看護師の転職は「年齢」より次の10年をどう働くかで決める

30代看護師の転職は、単に若いうちに動くか、経験を積んでから動くかという問題ではありません。

2024年度eナースセンターのデータでは、30~34歳は「他の看護職場への興味」が退職希望理由の1位である一方、35~39歳では「子育て」が1位でした。また、35~39歳では勤務時間や子育てとの両立支援を重視する割合が30代前半より高くなっています。

一方、当サイトの425名独自調査では、30代の上位に救急外来、循環器、内視鏡、透析、外来が入っていました。家庭との両立だけでなく、専門分野や働き方をどう選ぶかも30代の転職では重要です。

転職前に、次の5点を整理してください。

  • 今の職場で変えたいことは何か
  • 次の職場で身につけたい経験は何か
  • 絶対に守りたい生活条件は何か
  • 年収・勤務時間・通勤のうち何を交換できるか
  • 3年後もその働き方を続けられるか

30代の転職で重要なのは、急いで「正解の職場」を探すことではなく、これまでの経験をどこで活かし、次の10年をどのように働くかを決めることです。求人票だけで判断せず、実際の業務、教育、勤務時間、家庭との両立まで確認してから応募先を選びましょう。

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監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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