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回復期リハビリテーション(リハビリ科)で働く看護師の仕事内容とメリット・デメリット

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回復期リハビリテーション(リハビリ科)で働く看護師の仕事内容と体験談
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病院のリハビリテーション科(リハビリ科)は、患者の機能回復や生活能力の向上を目指し、リハビリテーションに特化した医療を提供する診療科です。

私は総合病院とリハビリテーション病院の回復期リハビリテーション病棟で約5年、看護師として勤務した経験があります。

勤務する病院により異なりますが、リハビリテーションの対象患者の多くは、脳血管疾患、心大血管疾患、運動器疾患(整形外科)、がん、呼吸器疾患などを発症した方です。

その発症した患者は急性期治療(急性期病院・急性期病棟での治療)を経て、生命の危機的な状況を脱した後、廃用症候群(身体の不活動状態により生ずる二次的障害)などを予防し、早期退院・転院する事を目標に急性期リハビリテーションを行います。

回復期リハビリテーション病棟とは

しかし、その患者に何らかの障害や機能低下がみられる場合で医学的・社会的・心理的なサポートが必要な際には、生活の再構築の為に専門性に特化した回復期リハビリテーションへ移行し、自宅復帰、社会復帰を目指します。

看護師が働く回復期リハビリテーション病棟では、ADL(日常生活動作)の自立とQOL(Quality of Life=生活の質)向上を目標としたリハビリテーションチームが、患者を中心に全人的なアプローチをしていきます。

以下では私の経験をもとに、回復期リハビリテーション病棟で働く看護師の仕事内容、働いて感じたこと、やりがいを説明していきます。

病院のリハビリテーションを知っていただくうえで、看護師が確認しておきたい用語・名称等です。

リハビリテーション科 患者の機能回復や生活能力の向上を目指す、リハビリテーションに特化した医療を提供する診療科。
(病院によっては外来診療も行っている)
リハビリテーション病院 リハビリテーションに特化した専門医やスタッフが多く在籍し、患者のリハビリテーションを専門的に提供する医療施設。
急性期リハビリテーション 一般的に、脳卒中や骨折などの急な病気やケガの発症から数日後~1ヵ月くらいの期間で行われるリハビリテーションのこと。
回復期リハビリテーション病棟 急性期治療を終えた場合でも後遺症や機能低下などにより、医学的・社会的・心理的なサポートが必要な患者に対して、在宅・社会復帰に向けてリハビリテーションを行う病棟。
(規模が大きな病院や、リハビリテーション病院内にある病棟)
執筆・監修看護師
ゆきの 看護師・保健師
ゆきの 看護師・保健師
  • エリア:東京都在住
  • 保有資格:看護師、保健師
  • 施設経験:総合病院、クリニック
  • 専門分野:透析室、外来

急性期病棟・慢性期病棟を経て、回復リハビリテーション病棟、人工透析外来を経験しました。現在は、現場を離れて在宅ライターとして過ごしています。ひよっこなので、新人のころの気持ちもまだまだ忘れていません。それを活かして、新人看護師さんに関する記事や自分の体験を書いていけたらと思っています。よろしくお願いします。

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回復期リハビリテーション病棟で働く看護師の仕事内容

回復期リハビリテーション病棟で働く看護師の仕事内容

私が勤務していた病院の回復期リハビリテーション病棟は50床あり、主に急性期を脱したものの退院後自宅で元の生活を送ることができない患者が、集中的にリハビリテーションを行う病棟でした。

回復期リハビリテーション病棟では、主に以下の様々な職種とリハビリテーションチームを組み、連携して多角的に患者を支援していきます。

  • 医師
  • 理学療法士(PT)
  • 作業療法士(OT)
  • 言語聴覚士(ST)
  • 看護師(看護助手)
  • ライフ・ケア・ワーカー(LCW)
  • 医療ソーシャルワーカー(MSW)
  • 視能矯正士(ORT)
  • 運動療法士(MST)
  • 社会福祉士
  • 管理栄養士など
    (勤務する病院によって在籍している医療職は異なります。)

また患者は入院時に、主治医によりリハビリテーションの目標やゴール、入院期間等を決定し、リハビリテーションの処方が書かれます。患者に必要な訓練内容、回数等もその時に決まります。(例えば、PT(理学療法)を週5回、OT(作業療法)を週3回、ST(言語聴覚)を週2回等です。)

患者の入院期間は3~6ヶ月が多く、訓練の時間割り等も決められ、週単位の訓練スケジュールが立てられます。

そのため、回復期リハビリテーション病棟では、患者の精神的なケア、日常生活の援助・見守り、訓練の実施や介助、社会復帰へ向けた支援、チームスタッフとの連携、看護計画の立案やケアの実施等が看護師の主な仕事内容です。

以下は、私が回復期リハビリテーション病棟で看護師として働いた際の1日のスケジュール例(日勤)です。

8:00 ・出勤後情報収集
・内服処方切れの確認
8:30 ・全体申し送り後各チーム、個人での申し送り
(チーム医療のためPT・ST・OT等も全体申し送りに参加)
9:00 ・環境整備
・患者へのバイタルチェック
・食前・食後の配薬と内服確認
11:30 患者を食堂へ誘導・移動介助
(基本的には食堂で摂食、在宅復帰後テーブルで摂食することを前提としているため)
12:00 看護師は交代で休憩
13:00 リハビリテーションカンファレンス
(医師を含む各職種が参加)
14:00 ・患者の訓練の実施や介助
・患者の着替えの援助・見守り
・患者へのバイタルチェック
(各個人のADLに応じて援助・見守り)
16:00 ・看護記録
・カンファレンスシートの作成
・看護計画の見直し
・夜勤者へ申し送り
17:00 勤務終了
患者のトイレ誘導が多いため、長時間トイレから離れられないことや、ナースコールが止まないことは多々ありました。
その合間を縫ってバイタルチェックや患者の評価を行う必要があり、仕事に慣れるまでは時間の調整に苦労しました。
また、看護師の夜勤は患者の急変や緊急入院がないため、日によっては看護記録をすべて終えても時間が余ることもありました。
しかし、ナースコール対応が多い夜勤の場合や、患者の転倒などトラブルが起こった場合は忙しい日もありした。

以下では、私の経験をもとに回復期リハビリテーション病棟で働く看護師の仕事内容を詳しく説明していきます。

患者の日常生活の援助・見守り

患者の日常生活の援助・見守り

回復期リハビリテーション病棟で働く看護師は、患者の起き上がり動作から食事や排泄など日常生活に関わる全てを見守り、そして援助を行うことが仕事です。

患者が起き上がる動作ひとつにしても、各患者の身体状況や精神状況、残存機能により対応が異なります。

また、生活の再構築の為に、今まで当たり前のように行っていた食事、排泄、更衣、清潔動作、移動などの日常生活動作が、スムーズに患者は行うことができません。患者にとっては、病棟生活でのひとつひとつの行動がリハビリテーションとなります。

そのため、看護師は患者のADLを把握し、個人に合わせた見守り・援助を行う必要があります。

 

看護師の体験事例

回復期リハビリテーション病棟と他の病棟との大きな違いは、患者に対してあまり医療行為はないことです。
そのため、病棟内はチューブ類等の医療機器に囲まれた環境ではなく、比較的さっぱりした印象でした。
病院により異なりますが、看護師が忙しく走り回り、てきぱきと点滴や処置をすることや、モニターのアラームがなりっぱなしというような、緊迫した雰囲気はあまりないと思います。

チームスタッフとの連携(多職種協働)

チームスタッフとの連携(多職種協働)

入院している患者のリハビリテーションの進捗状況と目標設定の見直しのため、定期的にリハビリテーションカンファレンスが開催されます。

回復期リハビリテーション病棟で働く看護師は、リハビリテーションカンファレンスに参加する前に患者とコミュニケーションを図ることも仕事の1つです。

患者を担当する看護師は、患者の「しているADL」「できるADL」「できないADL」を踏まえたうえで、リハビリテーションカンファレンスにて各職種間で情報提供・共有を行い、今後の方針について提案・相談していきます。

(この際に、看護師は担当患者の様子を看護の立場から記入したカンファレンスシート等を提出します。)

そして、リハビリテーションカンファレンスでは、同じ目標に向かって専門職が知恵を出し合います。その内容をもとに、各リハビリスタッフが患者のリハビリ内容を調整・検討し、医師が内服の変更や他検査等の指示を出していきます。

 

看護師の体験事例

私が勤務していた回復期リハビリテーション病棟では、医師・看護師・PT・OT・ST・PST(心理療法士)・ORT(視能矯正士)・MST(運動療法士)・MSW(医療ソーシャルワーカー)・管理栄養士・介護士等、毎回10人以上が参加するリハビリテーションカンファレンスでした。
また、看護師スタッフでのリハビリテーションカンファレンスは毎日行われていました。
このリハビリテーションでは、各職種と連携し同じ目標に向かって専門職が知恵を出し合います。1人の患者を様々な角度から見ることができるため、看護師としてとてもいい勉強になります。

患者のリハビリ後のバイタルチェックや記録等

患者のリハビリ後のバイタルチェックや記録等

他の病棟とは違い、回復期リハビリテーション病棟では、患者の1日のリハビリ時間は長く、最大3時間程度です。

そのため、患者のリハビリ開始から終了時刻を看護師は確認し、帰室するタイミングでバイタルサインチェックや観察を行います。

また、患者のリハビリ後には、保清、軟膏塗布等のケアや入浴介助なども、回復期リハビリテーション病棟の看護師の仕事です。さらに、患者は何かしらの疾患を抱えている場合もあり、服薬管理や疾患の再発・悪化の観察、血圧管理などの疾患のコントロールも看護師の大切な仕事です。

患者の訓練の実施や介助

患者の訓練の実施や介助

回復期リハビリテーション病棟で働く看護師は、患者の病棟内で歩行訓練やトイレの練習等の実施や介助も大切な仕事の1つです。

病棟に患者がいる際は、看護師が主体で日常動作のリハビリ訓練を行い、リハビリ専用のリハビリ室の場合は、リハビリ職の専門スタッフが提供する訓練を行います。

そのため、看護師は患者へ拘縮予防のためのマッサージや関節可動域の運動、廊下歩行等のリハビリ訓練を一緒に行います。

 

看護師の体験事例

患者はPT・OT等とリハビリ室でリハビリテーションを行った後に、歩行訓練やトイレの練習等を病棟内で行うため、結構ハードな印象がありました。
また、看護師もかなりの体力勝負です。
私が、回復期リハビリテーション病棟で一番重労働だと感じたことは、歩行困難の患者にベッドから車椅子、車椅子からトイレ等への移乗動作(トランスファー)でした。
そのため、ボディメカニクス(人間が動作するときに骨や筋肉、関節が相互にどのように作用するかといった力学的関係を活用したもの)をしっかりと理解して介助するよう意識することが大切でした。

看護計画の立案やケアの実施

看護計画の立案やケアの実施

看護師は患者のリハビリの治療経過や生活状況、目標等を確認し、各患者に合わせた看護計画を立てることも仕事の1つです。

回復期リハビリテーション病棟では、日常生活の支援が中心ですが、決して全介助ではなく本人のできることを探し、介助が必要な部分と自分でできる部分を見極め、適切な援助を看護計画に合わせて提供します。

例えば着替えに関しては、必要に応じてボタンをマジックテープに変えたり、前開きの衣服に工夫をしたり、着替えの順番を指導したり、全介助を行えば早いことを、患者の今後の生活を考え、声かけ、励ましながら、患者本人が行うよう、看護師が促します。

 

看護師の体験事例

私は回復期リハビリテーション病棟に勤務して、歩けなかった患者が杖を使って歩くことができるようになったり、失語症の患者が日常生活程度なら会話が可能になったりなど、実際にできることが増えるともっと頑張りたいという患者が多かったです。
患者のリハビリが順調に進み、改善がみられると、こちらも嬉しくなりました。

患者への精神的なケア

患者への精神的なケア

回復期リハビリテーション病棟に入院する患者の基礎疾患は多岐に渡ります。

例えば「脳卒中や交通事故など突然発症して命の危機に迫られ、ようやく助かったと思ったら重度の障害を持つことになった」等の患者も入院しています。

そのため、回復期リハビリテーション病棟で働く看護師は、患者の精神的なケアも重要な仕事です。

また、患者の中には前向きな方や、受容できずに苦しんでいる方、発症前の状態に戻ることを目的として厳しい訓練に励む方など様々です。

患者の社会復帰へ向けた支援

患者の社会復帰へ向けた支援

勤務する病院によって異なりますが、患者の社会復帰へ向けた支援も回復期リハビリテーション病棟で働く看護師の仕事の1つです。

主に、以下のような指導や支援を行う場合が多いです。

  • 退院後の生活を想定した患者への指導
  • 生活を想定した患者家族への介護指導
  • 病室の環境の調整
    (自宅退院の場合、住まいに近い状態に病室の状況を調整)
  • 退院後のケアプランの立案
  • 退院先の選定と調整
  • 退院計画の作成等(退院サマリー)

特に職場復帰を目指す患者の場合、リハビリ内容も含めた社会復帰へ向けた支援を様々な職種と連携して考えます。

看護師の体験事例

回復期リハビリテーション病棟に入院している患者が自宅退院する場合、まずリハビリスタッフが自宅を訪問し、住宅改修の計画を立てます。
その計画に基づいて、看護師は病室の環境もそれに近い状況に調整します。
看護師の環境整備は大切な仕事であり、患者の退院後にも困らないことを視野に入れた、看護の1つです。
また、私が勤務していた回復期リハビリテーション病棟では、施設や療養病院への看護紹介状を作成や、自宅退院での担当ケアマネジャーへの退院サマリーの作成も看護師の仕事でした。
受け持ち患者の退院が重なると、看護紹介状や退院サマリーの作成がとても大変でした。

回復期リハビリテーション病棟で働く看護師のメリット・デメリット

回復期リハビリテーション病棟で働く看護師のメリット・デメリット

私が勤務した回復期リハビリテーション病棟では、患者の機能回復を支えるという特徴もあり、明るく活気のある看護師が多く働いていました。また、患者の介助が多いため、男性看護師も数名勤務していました。

回復期リハビリテーション病棟は急性期病棟とは役割が大きく異なり、働き方や求められる看護も変わります。

ここでは、私が実際に働いて感じた回復期リハビリテーション病棟のメリット・デメリットを、転職を検討している看護師の方に向けてお伝えします。

患者の急変がほとんどない

患者の急変が少ない回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟に入院する患者は急性期を脱した方が中心であり、全身状態が安定しているため急変が少ないことは大きなメリットです。

患者の急変があるとすれば、高齢患者の食事中の窒息や脳梗塞の再発、転倒による骨折、人工骨頭の脱臼などで、どれも年に数回あるかないかという程度でした。

私の経験ですが、転倒以外で患者の急変はほとんどなく、看取りも1年に1度あるかないかでした。

勤務する病院によって異なりますが、リハビリテーション病院では急変対応設備が十分でない場合もあり、その際は急性期病院へ搬送するケースもあります。

チーム医療や他職種との連携を学べる

チーム医療や多職種連携を学べる回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟では、医師をはじめPT・OT・ST・介護士・ソーシャルワーカー・栄養士など、多くの職種が連携して患者を支援しています。

そのため、患者をさまざまな視点から捉える力が身につき、多職種連携を実践的に学べることもメリットです。

私自身も、患者への関わり方や声掛けの工夫など、多職種から学ぶ機会が多くありました。その経験は看護の幅を広げるだけでなく、患者との信頼関係づくりにも役立ったと感じています。

他の病棟から異動してきた看護師から「こんなに毎日さまざまな職種と話すのか」と驚かれることも少なくありません。しかし慣れてくると、多職種との情報共有なしでは患者を十分に理解できないと感じるようになります。

他職種と意見がぶつかることもある

患者のリハビリを支援する各職種には、それぞれ専門的な視点や考え方があります。

そのため、時には職種間で意見がぶつかることもあります。

意見交換によってより良い支援につながることも多い一方で、お互いの考えを尊重しながら調整する姿勢も必要だと感じました。

患者とじっくり向き合える

患者とじっくり向き合える回復期リハビリテーション病棟

急性期病棟では医療処置や検査対応に追われることが多く、患者とゆっくり関わる時間を確保しにくい場合があります。

一方で回復期リハビリテーション病棟では、患者をチーム医療で長期的に支えながら、回復過程を見守ることができます。

日々できることが増えていく患者の変化を間近で感じられるため、患者と深く関わりたい看護師には魅力的な環境です。

看護師としてのコミュニケーション能力も必要

回復期リハビリテーション病棟に入院している患者は、発症前後の身体機能の変化や在宅復帰への不安から、焦りや落ち込みを抱えていることも少なくありません。

そのため、患者一人ひとりに合わせたコミュニケーション能力や精神的ケアが求められます。

患者との信頼関係を築きながら長期的に支援していくことが、回復期看護の重要な役割だと感じました。

看護師の残業が少なく定時に帰りやすい

残業が少なく定時退社しやすい回復期リハビリテーション病棟

他病棟と比較すると、回復期リハビリテーション病棟では緊急入院や急な転院対応が少なく、入退院の予定も事前に決まっていることがほとんどです。

そのため、1日の業務スケジュールが立てやすく、残業が少ない傾向があります。

私が勤務していた病棟では、疾患ごとに入院可能日数が定められていたため病床回転率も低く、情報収集のための前残業もほとんどありませんでした。

急変が発生した場合でも早期に急性期病院へ転院するケースが多く、予定外の業務が発生しにくいため、プライベートの時間を確保しやすい環境でした。

医療行為が少なく看護技術が衰えやすい

医療行為が少なく看護技術の維持に不安を感じることがある

回復期リハビリテーション病棟に入院している患者の状態は安定しているため、看護師が医療行為や高度な看護技術を経験する機会は多くありません。

私の経験ですが、主な医療行為は点眼や軟膏処置、褥瘡処置、膀胱留置カテーテルの交換、点滴などでした。

呼吸器管理や重症患者への対応を行う機会は少なく、急性期看護の経験を積みたい方には物足りなく感じる場合があります。

補足説明

回復期リハビリテーション病棟やリハビリテーション病院によっては、看護技術への不安を軽減するために、急変対応に関する勉強会を実施している施設もあります。

また、受け入れる患者層によっては医療処置が比較的多い病院もあるため、転職前に確認しておくことをおすすめします。

力仕事が多く体力が求められる

身体介助が多く体力が必要な回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟には、麻痺や運動障害を抱える患者が多く入院しています。

そのため、移乗介助やトイレ介助、入浴介助など身体的負担の大きい業務が多く、体力が求められます。

多い時にはほぼ全員が移乗動作や日常生活動作の援助を必要とすることもあります。

また、脳神経疾患の患者では肥満を合併しているケースもあり、介助時の負担が大きくなることもありました。

私の経験ですが、回復期リハビリテーション病棟の看護師は腰痛や関節痛に悩まされている方が他病棟より多い印象です。ただし、自分の身体に負担をかけない介助技術を身につけている看護師も多く、学べることも多い環境でした。

看護師にも介護技術が必要

回復期リハビリテーション病棟では、食事・排泄・入浴介助や歩行支援など日常生活援助を行う機会が多くあります。

そのため、看護技術だけでなく介護技術も身につける必要があります。

ボディメカニクスを活用した介助方法を学ぶことで、安全かつ効率的な支援ができるようになり、介助技術の向上にもつながります。

回復期リハビリテーション病棟で感じた看護師のやりがい

回復期リハビリテーション病棟で感じた看護師のやりがい

回復リハビリテーション病棟は、患者への医療行為も急変も少ないため、看護師としてのやりがいは感じにくいと言われております。

しかし、私は回復リハビリテーション病棟で看護師として働いた結果、やりがいを感じることができました

以下では、体験も含めた回復リハビリテーション病棟で働く看護師のやりがいについて説明していきます。

回復していく患者の過程を見ることができる

回復していく患者の過程を見ることができる

私は、回復リハビリテーション病棟に入院してきたときには、起き上がることすらままならなかった患者が、リハビリを重ねて車いすで過ごせるようになる姿は、患者の生命力とチーム医療の力を感じました。

同様に車いすで入院してきた方が、杖歩行で退院していくこともあり、看護師として達成感と充実感をかみしめることができました。

例えば、私が勤務していた回復リハビリテーション病棟では、脳血管疾患では150日、大腿骨骨折は90日など、入院日数に限りがあります。
そのため、看護師としてその期間内にどれだけ患者のADLを上げるかが勝負です。
退院後、環境によってはせっかく上げたADLが多少下がることが考えられ、それらを考慮しての厳しいリハビリを患者と看護師が一緒に乗り越える達成感は格別です。

また、急変などが起きない限り、患者の状態は不変、またはADLが拡大した状態で退院していくため、ほとんどが笑顔で患者の退院を看護師が見送ることができます。

退院後のビジョンを見据えた看護ができる

退院後のビジョンを見据えた看護ができる

私が急性期病院で働いていた頃、転院していった患者が、その後どのような生活環境に戻ったのか知る機会はありませんでした。

急性期病院では、看護師として投薬や点滴をしながら早期の退院を目指し、転院を見送ったらすぐさま次の患者の看護にかかりっきりになっていまいました。

しかし、回復期リハビリテーション病棟では、その患者が自宅に帰るのか、施設入所なのか、療養病院に行くのか検討しながらリハビリを支援します。

そのため、退院後のビジョンを見据えた看護ができることが、私はやりがいに感じました。

リハビリテーションの奥深さを知ることができる

リハビリテーションの奥深さを知ることができる

私は、回復リハビリテーション病棟に看護師として勤務し、リハビリテーションの奥深さを知ることができること、患者への精神的支援が行えることがやりがいに感じました

また、リハビリテーション看護は精神的支援が一番大きな看護師の役割であると私は感じています。

どのような状態であっても「あなた(患者)があなたであり続けられますように」、そんな思いで日々患者に寄り添っていけるような心が、リハビリテーション看護の基本だと痛感し、やりがいをもって仕事に私は取り組んでいます。

以下で、私の患者との体験事例をご紹介します。

看護師の患者との体験事例

私が回復期リハビリテーション病棟の看護師として働き始めたころ、将来有望だった若い青年が突然の事故で頸髄損傷になり、入院してきました。

その患者は、訓練や食事も拒否し、誰とも話をしようともせずに数週間が経過しました。さらに、その患者のご両親は、事故がきっかけで精神を病んでしまい、一家離散のような状況でした。

今後の生活を考えることすらできず、私は担当看護師として、毎日ただ患者の身の回りの世話を続けました。

そんな時、「手足すら自分で動かない中で、自殺することさえできない」と患者に泣かれました。

未熟な私は、彼にかける言葉もなく、一緒に泣くことしかできませんでした。そのときは寝たきりのまま入院期間が満了し、別のリハビリ施設に移っていきました。

半年後、集中訓練目的で回復期リハビリテーション病棟に再入院してきたときに、「死ぬまで生きるしかないね」と、その患者に言われ、私はその通りだと思いました。

結局、答えは自分自身で見つけるしかないのです。

そのために今を丁寧に生きること、生きることそのものがリハビリテーションなのだと、その患者に私は教えていただきました。

その後、その患者は、何度も入退院を繰り返し、2年後に電動車いすで自由に外出できるまでになりました。

さらに、その患者は入院してきたばかりで受傷後日が浅く落ち込んでいる患者に自分から話しかけ、励まし、悩みを聞いてあげるなど、患者のアニキ的な存在として、多くの方に慕われるようになりました。

その患者は、私にこう言いました。

「病障害を持ったことはとても不幸なことだった。でも、そのおかげで違う世界が見られた。別れもあったけれど、色々な出会いもあった。新しい仲間もできた。車椅子から見上げる世界も悪くない」

私は、その時にリハビリテーションの奥深さを痛感しました。

リハビリテーション病院・回復期リハ病棟の看護師求人が多い転職サイト

リハビリテーション病院・回復期リハ病棟の看護師求人が多い転職サイト

リハビリテーション病院や、回復期リハビリテーション病棟に看護師として転職を希望する場合、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を活用することをおすすめします。

理由としては、看護師転職サイトは病院や病棟内の院内情報を保有しているため、外部からの病院の評判を知ることができるためです。

また、看護師求人も看護師の希望条件に合わせて3つ~8つ程度紹介されるため、給与、残業の有無、職場の雰囲気などの情報から選択することが可能です。

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2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数 133,944件(2026年5月7日時点)
非公開求人 豊富
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態 常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤
対応施設 総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目 内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先 病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
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レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、看護師転職サイトの中でも断トツに看護師求人数が多く、掲載中の求人のみでもリハビリテーション病院の看護師求人が一番多いです。

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リハビリテーション病院多数!ナース専科 転職

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公開求人数 20万件以上
非公開求人 豊富(会員限定のレア求人あり)
対応職種 正看護師、認定看護師、准看護師、助産師、保健師、管理職
対応 勤務形態 常勤、常勤(日勤のみ)、常勤(夜勤あり)、常勤(夜勤のみ)、非常勤
対応施設 病院、クリニック、訪問看護、企業、保育園、幼稚園、学校、その他
【介護施設】
居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問介護事業所、介護老人保健施設、軽費老人ホーム、デイケア事業所、小規模多機能、訪問入浴事業所、看護小規模多機能居宅介護、有料老人ホーム、デイサービス事業所、グループホーム、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、ショートステイ事業所、訪問リハビリ事業所、介護医療院
対応 診療科目 美容、産婦人科、整形外科、眼科、外科、呼吸器科、循環器科、精神科/心療内科、小児科、皮膚科、形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、消化器科、内科、透析、その他
対応配属先 病棟、外来、オペ室、透析、その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
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運営会社 株式会社マイナビ
公開求人数 115,171件(2026年5月7日時点)
非公開求人 とても豊富(保有求人全体の約40%非公開)
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネジャー
対応 雇用形態 正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他
対応 勤務形態 常勤(二交替制)、常勤(三交替制) 、夜勤なし、夜勤専従
対応施設 病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業(CRA、CRCなど)、保育施設 、その他
対応 診療科目 美容外科、小児科、産科、婦人科(レディースクリニック)、整形外科、循環器内科、心療内科、消化器外科、心臓血管外科、スポーツ整形外科、脳神経外科、眼科、形成外科、消化器内科、歯科、精神科、血液内科、外科、内科、神経内科
対応配属先 病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・転職の相談から行える
・キャリアアドバイザー親切丁寧
・退職交渉も可能
・企業系のレア求人を豊富に保有

マイナビ看護師は、全体の40%が非公開求人(インターネット上にはでない担当者から紹介される求人)となるため、好条件の求人がとても豊富です。

また、非公開求人のため病院とのつながりも深く、院内情報をよく知っています。

担当者が丁寧で的確なアドバイスを行ってくれるため、リハビリテーション病院や回復期リハビリテーション病棟へ初めて看護師転職する場合は、併せて活用しておきましょう。

公式サイト:https://kango.mynavi.jp/

まとめ

回復期リハビリテーション病棟は、その人がその人らしく生き抜くことができるように患者の可能性を探し、様々な職種と連携して患者を励まし続ける環境です。

私は、リハビリテーション病院にて長年勤務してきましたが、患者を支えられたらと思いながら関わっていく中で、辛く苦しいリハビリを頑張る患者の姿に、こちらの方が何度も励まされたことを今でも覚えています。

患者が病気や障害ともうまく折り合って生きられるように工夫し支援する、前向きな雰囲気の病棟だと感じます。

それと同時に患者が目標に達することができた時には、まるで家族のことのように嬉しく感じたことを思い出します。

新たな分野への挑戦は、勇気がいりますが、その一歩を踏み出すことが成長へとつながります。

また、プライベートを大切にしたいという看護師には、ピッタリの職場かもしれません。看護師の仕事もしたいけれど、家族との時間もしっかり確保したい場合は、回復期リハビリテーション病棟を転職の選択肢に入れてはいかがでしょうか。

あなたもリハビリテーション看護に興味があるのであれば、是非挑戦してください。

このサイトの運営者情報

運営会社 株式会社peko
会社ホームページ https://peko.co.jp/
所在地 〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F
代表取締役 辻󠄀 昌彦
設立 2015年6月
資本金 14,000,000円
事業内容
  • 有料職業紹介事業
  • キャリアメディア事業
  • インターネット広告事業
  • SEOコンサルティング事業等
許認可 有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509
(厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細
届出 特定募集情報等提供事業:51-募-000760
連絡先 03-5324-3939 (受付時間:休日、祝日を除く10:00~17:00)
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監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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