監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。
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執筆・監修看護師
松岡 看護師
埼玉県内の看護学校を卒業後、同県内のリハビリ病院(神経内科、回復期リハ)に3年勤務。その後、都内の総合病院(内分泌代謝科、皮膚科、眼科、歯科口腔外科)で3年勤務後、結婚出産などを経て都内のリハビリ病院へ管理職として2年半勤務。現在は子育て中心の生活を送りながら、看護師の仕事にやりがいを感じており、またいつか臨床現場で働ける日を心待ちにしている。
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国立病院へ看護師転職を考える前に知りたい6のコト

国立病院(国立病院機構)へ中途採用で転職を検討する場合、以下の6つのことを理解しておきましょう。
1.国立病院とは?
国立病院とは、厚生労働省が管轄・運営を行っていた病院を合わせて国立病院と呼んでいましたが、2002年(平成14年)に「独立行政法人国立病院機構法」が成立し、2004年(平成16年)に国立高度専門医療センター、国立ハンセン病療養所を除く全国154ヵ所の国立病院・国立療養所について、独立行政法人に移行し、「独立行政法人国立病院機構」となりました。
そのため、現在では「国立病院=国立病院機構」というイメージが強く、全国に病院数140ヵ所、病床数合計52,699床(2021年10月1日現在)の日本最大の病院ネットワークとなっています。
また、国立病院機構は、がん・循環器病の高度先駆的医療、災害医療から地域医療の中核病院として、現在でも国の医療政策を担う役割を期待されています。そのため、看護師の役割や仕事内容としては、他の民間病院と変わらず、患者の立場に立ち、質の高い看護、技術を実践しています。
2.国立病院機構の看護師は公務員?
国立病院機構に勤務する正社員の看護師は、公務員ではありません。
しかし、独立行政法人は管轄の厚生労働省から独立した立場にはありますが、業務運営に関しては厚生労働省の大臣が評価・見直しなどを図ること(参照:総務省)とされているため、働く看護師は「みなし公務員(準公務員)」となります。
みなし公務員(準公務員)について
みなし公務員(準公務員)とは、公務に準ずる公共性や公益性のある仕事を行っている方のことを言い、国立病院機構で勤務する職員以外では、国立大学病院や国立高度専門医療研究センター、国家公務員共済組合連合会病院、労災病院などで働く看護職員も該当します。
そのため、みなし公務員は公務員と同等の待遇や規律に従う必要があり、守秘義務や副業関連の規定が適用されます。
また、みなし公務員の場合、採用までのステップにおいて「公務員試験」などはありませんが、一般的に採用されるために行われる採用選考(試験)を「みなし公務員試験(準公務員試験)」と呼ぶ場合もあります。
3.国立病院機構の看護師は副業できる?
国立病院機構に勤務する正社員の看護師は、みなし公務員(準公務員)となるため、副業等を行うことができません。また、「各種規定」においても禁止されていることが分かります。
また、みなし公務員となるため「不動産賃貸、投資信託・個別株、執筆活動、講師・講演会」などは、一般的に行えますが、国立病院機構の場合は、執筆活動や講演会についても倫理規定で明確に定められているため注意が必要です。そのため、副業はできないと考えておいた方が良いでしょう。
※営利目的(商売)ではない個人的なフリマアプリなどの利用は可能だと考えても良いでしょう。
4.国立病院機構の中途採用看護師の年齢制限や条件とは
国立病院機構に中途採用される看護師は年齢制限や条件などは以下の通りです。
| 資格 |
看護師免許(職種に合わせて保健師免許、助産師免許など) |
| 年齢 |
60歳未満であること(定年まで) |
| 経験 |
職務によって必要な経験が異なり、条件がない場合もある |
国立病院機構に中途採用で転職を希望する看護師の場合、非常に条件は甘いと考える方も多いと思いますが、応募は可能でも採用されるかは別の話となります。
中途採用の看護師は多くの場合、即戦力を求められる場合や、今までの職歴を審査されます。その傾向として、看護経験10年未満の看護師を採用する場合も多いと言えるでしょう。
しかし、年齢が40代だからと言って採用されない訳ではなく、40代の看護師も中途採用で転職する場合も年々増えています。
また、診療看護師(NP)や専門・認定看護師などの資格を保有している場合、看護経験年数などは細かく規定されていないでしょう。
契約社員から始めることも一つの方法
国立病院機構では、契約社員(有期労働契約)で中途採用の看護師を募集している場合があります。(正確には「臨時職員」という名目で募集があります。)
契約社員は、急な看護師の人手不足解消や、産休・育休を取得した職員の代わりに、一時的な増員を希望するための一つの雇用形態で、雇用契約期間が決められています。
一旦、契約社員として国立病院機構に勤務し、採用試験を受け直す、又は契約更新を5年以上行ってもらい、正社員へ転換する方法などがあります。(契約社員に関しては「看護師が契約社員・契約職員として働く前に!メリット・デメリットとは?」を確認してください。)
職場を実際に体感するという意味でも契約社員は一つの方法となるため、合わせて検討しておきましょう。
5.国立病院機構の中途採用の看護師に試験はある?
国立病院機構に看護師として中途採用で転職する場合、以下のようなパターンが多い印象です。
- 履歴書・職務経歴書の書類審査
- 規定の採用試験を受ける
- 面接
規定の採用試験ですが、新卒と同時期に中途採用として応募する場合、同じ小論文になる場合が多いですが、随時採用の場合、選択式の看護問題となるケースもあります。
また、新卒看護師と同様に、国立病院機構で採用試験を受ける場合、翌年の募集となるため、中途採用の看護師でも1年間入職するまでに期間が空くケースもあります。
そのため、随時募集の求人への応募や、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)をまずは活用してみることをおすすめします。(※看護師転職サイトを利用した場合、規定の採用試験が不要の場合もあります。)
6.国立病院機構は中途採用の看護師求人を募集している?
国立病院機構で働く正社員の看護師は、一般的に2割程度は中途採用された看護師が働いています。その他は新卒採用された看護師である場合が多いです。(全ての国立病院機構の中途採用割合を確認したわけではありませんが、2割程度であるという現役職員の声が多かったです。)
そのため、国立病院機構は基本的に年間を通じて中途採用の看護師を募集しています。
また、注意点として、直接応募する場合、国立病院機構は以下の6つのグループに分かれ、看護師の採用を行っています。
上記のページの内容を見て分かる通り、基本的に「看護師の新卒採用」又は「既卒看護師の採用」がメインとなるため、中途採用の場合は、随時募集の求人が出るのを待つか、「看護師専用の転職サイトを活用する」ことをおすすめします。
国立病院機構の看護師の年収や給与等

国立病院機構は、独立行政法人国立病院機構職員給与規程によって、働く職員の給与や退職金等が定められています。概算ではありますが、おおよその年収・給与・賞与・退職金などを、看護師の体験事例も含めて説明していきます。
国立病院機構の看護師の平均給与等(概算)

国立病院機構の看護師の平均給与は「独立行政法人国立病院機構職員給与規程」によって定められており、看護師、保健師、助産師、准看護師は「医療職基本給表(三)」によって国家公務員と同様の給与が適用されます。
国立病院機構で働く看護師の平均給与ではありませんが、2023年(令和5年)時点の「医療職俸給表(三)」の平均俸給額・平均給与月給は以下の通りです。
| 平均俸給額 |
321,176円 |
| 平均給与月給 |
360,574円 |
| 平均給与12ヶ月合計 |
4,326,888円 |
出典:国家公務員給与の実態 令和5年国家公務員給与等実態調査の結果概要
そのため、国立病院機構の看護師の平均給与は約36万円であることが予想されます。また、国立病院機構の場合、同規定により給与は毎月20日に支給されます。
また、厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査では、看護師全体の平均月収は351,600円となるため、平均よりも約8,900円高くなりますが、そこまで給与に差はありません。
看護師の体験事例
国立病院機構のため、一般的な看護職の平均年収や、給与に比べると、低く感じるのが現実です。他の病院で働いている友人の給与と比べてみても、数万安かったことも確認しています。
月給は、新人看護師の手取りで初めは20万円ほどでした。もちろん超過勤務する時もあるため、平均で手取り23万程を頂いていました。
基本給は、年数を積み重ねると上がるため、10年目では手取りで月28〜30万円ほどを頂いていました。超過勤務は申請しやすくなっています。
出典:九州医療センターの看護師口コミ はたらきナース
国立病院機構の看護師の平均賞与(概算)

国立病院機構の看護師の賞与(業績手当・ボーナス)は、2020年(令和2年)4月現在で「年2回、月額の4.2ヶ月分」が6月、12月に支給されます。(参照:国立病院機構 近畿グループ)
そのため、上記で挙げた「平均俸給額(321,176円)」の4.2ヶ月分となるため、年間1,348,939円(端数切捨)となることが予想されます。
また、厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査では、看護師全体の平均賞与は862,100円となるため、平均よりも約48.6万円も高いことが分かります。
国立病院機構の看護師の平均年収(概算)

上記で説明した、国立病院機構の平均給与月給と平均賞与の合計を行った場合、年収は以下の通りとなります。
| 平均給与月給 |
360,574円/月 |
| 平均賞与 |
1,348,939円/年 |
| 平均年収 |
5,687,827円/年 |
予想平均年収ですが、国立病院機構で働く看護職は平均で約568万円の年収であることが分かります。
厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査では看護師の平均年収は約508万円のため、約68万円、国立病院機構で働く看護師の方が年収は高いことになります。
国立病院機構の看護部長・看護師長等の年収
国立病院機構が2019年に発行している「看護職版 – 国立病院機構」では、看護師、副看護師長、看護師長、副看護部長、看護部長の見込み年収は以下の通り説明しています。
| 1年目看護師 |
約460万円 |
| 看護師(スタッフナース) |
約530万円 |
| 副看護師長 |
約620万円 |
| 看護師長 |
約740万円 |
| 副看護部長 |
約800万円 |
| 看護部長 |
約920万円 |
出典:看護職版 – 国立病院機構(2019年度)
そのため、中途採用で国立病院機構に転職した看護師の場合、530万円前後の年収であることが予想されます。
看護師の体験事例
初任給は207,200円、短大3卒197,900円、短大2卒189,600円です。昇給年1回、賞与年2回(4.2か月分)でした。看護師9年目で、基本給243,600円、住宅手当や地域手当、超過勤務代を含め手取り29万円くらいでした。年収は5,905,653円ほどでした。看護師10年目では、基本給251,900円くらいだったかと思います。
出典:埼玉病院の看護師口コミ はたらきナース
年収はざっくりいうと1~3年目で年収450万、4~6年目で500~550万、それ以降は600万くらいの感じです。
月にすると、手取りで25万~30万、ボーナスは夏、冬で基本給の2.0~3.0程度あり、その年の病院の経営状態によりますが3月に年度末賞与が給付される年もあります。残業代ももちろん出ます。地方の病院としては決して低い方ではないと感じています。
出典:高崎総合医療センターの看護師口コミ はたらきナース
国立病院機構の看護師の退職金制度・金額(概算)
| 勤続10年で退職 |
定年退職:約400万円
自己都合:約160万円 |
| 勤続20年で退職 |
定年退職:約1,000万円
自己都合:約400万円 |
| 勤続30年で退職 |
定年退職:約2,000万円
自己都合:約800万円 |
国立病院機構を定年退職した場合の平均の退職金は14,00万円~1,800万円ほどと言われており、勤続30年を超える場合や役職がある看護師は2,000万円を超えるそうです。
(過去の実績ですが、勤続35年以上定年退職の看護師は約1780万円、看護部長約2380万円だったそうです。)
また、民間病院には、退職金支給条件として在職3年以上などの規約が定められている所が多ですが、国立病院機構は、在職6ヶ月以上で退職金が支給されます。
看護師の体験事例
退職金は、10万円×年数と言われています。このため、3年間働いた看護師の退職金は30万ほどになりますが、10年以上働くと、年数に応じてもらえる額の金額が増えます。
11年働いて、約200万円弱の退職金を頂きました。退職金は年数に応じて増えますが、10年働いたからといって、10年区切りで退職金が一気に倍になるなどといったことはなく、それらは数十年働いた人が該当するようです。
出典:九州医療センターの看護師口コミ はたらきナース
国立病院機構へ看護師として転職するメリット

国立病院機構へ看護師として中途採用で転職する場合のメリットを説明していきます。
看護師の教育制度・研修制度・キャリアパスが充実している
国立病院機構では、看護師のクリニカルラダーとの互換性に対応できるキャリアラダーを採用しています。
レベルⅠ~Ⅴまで段階がある、国立病院機構の看護職員能力開発プログラム、通称ACTyナースを導入し、質の高い看護の実践者となれるようプログラムを活用しています。
そのため、生涯学習の為の研修システムを備えており、段階的に学ぶことができる研修制度が充実しています。
さらに、病棟により、認定看護師からの勉強会や、研修、看護研究発表会なども行われ、働く看護師は充実した研修・教育を受けることが可能です。
新人看護師には、レベルⅡ習得以上のスタッフが精神的支援、レベルⅢ以上のスタッフも教育チームに加わり、部署全体で新人看護師をサポートする体制を一般的に行っています。
また、国立病院機構で働く看護師は、自分が目指す看護の実現に向けて、以下のようなキャリアパスが用意されています。
- 専門性の高い看護職・スペシャリスト
(認定・専門看護師、診療看護師、臨床研究コーディネーターなど)
- 看護管理者
(看護師長、看護部長など)
- 看護教育者
(実習指導者、院内教育担当者、看護教員など)
- ジェネラリスト
(特定行為研修修了者など)
国立病院機構では、看護師の教育プログラムやキャリアパス制度が充実しており、様々な支援を行っていることがメリットです。
看護師の体験事例
教育、研修制度については、新人から3年目まで教育プログラムが整っており、各病棟で新人スタッフにはフォローナースがついています。フォローナースがついていますが、病棟スタッフ全員で育てるといった取り組みになっております。また、フォローナースとは別に、教育担当看護師もついているため、スタッフ全員でサポートする環境が組み込まれています。
さらに、研究などの取り組みも盛んに行われています。年に1回、院内での看護研究発表会もあり、毎年各病棟から研究チームを作り、看護研究に取り組んでいます。病棟によっては、院外の研究発表にも取り組み、学会などで遠方へ行くこともあります。
研究時は、医師や他職種も協力していただき、研究することもあります。
出典:九州医療センターの看護師口コミ はたらきナース
国立病院機構看護師能力開発プログラムに基づいて看護師一人ひとりが職業人としてステップアップできるようになっています。ラダーレベルⅠ〜Ⅳまでは基本的な看護教育として行われ、さらに細かく専門コースなどで興味のある分野を学ぶことができます。レベルⅤ以降は職業人としてさらにキャリアアップするよう位置づけられています。
認定看護師や専門看護師、診療看護師など多数在籍しているので、活動や専門性を間近で見て学ぶことができます。専門性を高めたいと思ったときに役割モデルが近くにいることはキャリアアップに繋がるので良いと思います。
看護系大学院で専門看護師・診療看護師の資格を取得する場合に看護職員研究休職制度というものがあります。給料が支給されるので休職時の収入も確保されます。
出典:名古屋医療センターの看護師口コミ はたらきナース
福利厚生が充実している
国立病院機構の場合、看護師の結婚や出産などのライフスタイルが変化した場合でも働きやすい職場環境が整っているので、転職する大きなメリットです。
例えば、産休後の子育て支援として、民間病院が1年間の育児休暇が一般的なのに対して、3年間取得する事が可能である事や、育児短時間勤務、時間外勤務の免除などのサポート体制が充実しています。
また、独身のための職員寮や、家族寮を完備している病院もあり、院内保育などの設備も整っている場合が多いです。
看護師の体験事例
母体が国立病院機構なので、準公務員扱いになっており福利厚生はしっかりしていると思います。寮については3タイプありいずれも病院の敷地内にあり、希望を出すことができます。
基本的には入職時に入れることがほとんどですが、安いタイプに入って順番を待つこともあります。一番高いタイプは安くて7万弱ですが家賃補助が3万弱つくので負担にはならないかと思います。私は一番高いタイプにいましたが、設備もしっかりしていて綺麗なためおすすめです。
出典:東京医療センターの看護師口コミ はたらきナース
院内敷地に保育園もあり、3年ほど前に改築、増員されました。私が入職したときに比べ、最近はママさん看護師も増えている印象でした。
寮は充実しており、5棟あり比較的新しいです。希望すればほぼ確実に入居できますが基本は新人向けです。ほとんど単身者向けの1Kで7~8畳です。何部屋かは家族寮もあります。
単身者向けの寮は48,000円(当時の話)、家賃手当もついたので25,000円で住むことができました。
出典:埼玉病院の看護師口コミ はたらきナース
休日が多く夏季休暇、年末年始休暇が取得できる
国立病院機構の年間休日は122日~125日前後あり、多い病院では128日ある場合もあります。
さらに、夏季休暇、年末年始休暇、リフレッシュ休暇などの休日が確保されており、有給休暇は1年目から最大20日休むことが可能です。
また、利用しない場合は繰り越しされて年に40日休むことも可能です。
そのため、働く看護師としてはワークライフバランスが充実していることが、転職するメリットになるでしょう。
看護師の体験事例
休み希望については基本的に他の方と被っていなければ基本は通ります。長期休みも基本は通ります。夜勤明けは、1休は必ずあります。
有給については自分で申請しないと勝手に使われているので何日使われているか確認して下さい。
あとは、シフトの良し悪しは師長の腕にかかっています。私の病棟は残業が多く、毎日2時間程度は当たり前で定時で帰れることの方が少なかったです。残業代はきっちりでますが、あまり残業していると師長に注意されました。
出典:東京医療センターの看護師口コミ はたらきナース
年間休日は125日あり、部署にもよるかもしれないですが、希望休も1~3日はつけやすい印象です。
リフレッシュ休暇を採用しており、年間を通し長期休暇の申請ができるようになしました。
その他休暇は、慶弔休暇、有給休暇、育児休暇、産前産後休暇、介護休暇、病気休暇等あります。残業はこちらも部署によって異なると思いますが、私が所属していた部署は緊急入院、緊急手術の受け入れも多く、さらに介護度も高い病棟だったので、毎日1時間~2時間の残業はありました。
出典:埼玉病院の看護師口コミ はたらきナース
関連病院への異動が可能
国立病院機構がある全国140病院へ、看護師の希望に応じて異動することが可能です。(ただし、場所によっては移動できない病院もあるそうです。)
例えば、配偶者の転勤により転居した際などにも、看護師のキャリアを継続することが可能で、これは大きなメリットのひとつです。
国立病院機構でも各病院により、細かな業務の違いはありますが、教育プログラム、キャリアパスが統一されている為、安心して働き続けることが可能です。
看護師の体験事例
国立病院機構では、看護師は希望によって他の機構内の病院へ異動も可能です(場所によって既卒は採用しないところもあるようです)。
また、稀にですが、看護師長や看護部長など他の病院へ異動して昇進する場合もあるそうです。
異動は強制ではありませんので、基本的に採用された病院で、退職するまで働き続ける看護師がほとんどです。
出典:埼玉病院の看護師口コミ はたらきナース
診療看護師として活躍できる環境が整っている
国立病院機構は、診療看護師(NP)の育成を行っている数少ない病院の一つです。また、独自に診療看護師のことを「JNP(Japanese Nurse Practitioner )」と命名しています。
診療看護師(NP)とは、看護職でありながら、医師と連携を図り、医師サイドにたった診療(例 人工呼吸器設定の変更、離脱、動脈血液採血、ライン確保、気管カニューレ交換など)を一定の制限内で行うことが可能で、厚生労働省から認められた看護師のことをいいます。
詳細は「ナース・プラクティショナーとは?診療看護師(NP)になるための方法」を確認してください。
診療看護師(NP)を目指す看護師にとっては最適な職場で、診療看護師(NP)を大学院で取得した看護師の積極採用も行っています。
また、診療看護師(JNP)として国立病院機構に勤務した場合、診療看護師手当として月額60,000円支給されます。専門看護師で月額5,000円、認定看護師で月額3,000円の手当となるため、病院全体として力を入れていることが伺えます。
国立病院機構の看護師求人が多い転職サイト

国立病院機構へ中途採用での転職を希望する看護師は、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を活用することをおすすめします。
おすすめする理由は以下の通りです。
- 履歴書・職務経歴書・試験対策が可能
(添削・面接対策が可能)
- 履歴書・職務経歴書の審査がある程度緩和される
(事前に専任の担当者が情報提供するため)
- 希望する条件に合わせて他の病院と比較できる
- 掲載募集がない場合でも交渉してくれる可能性がある
- 非公開求人として転職サイトで募集している場合がある
- 院内の雰囲気を確認・情報提供してくれるため
- 配属先希望の交渉等を行ってくれる可能性があるため
(病院によっては行えない場合もある)
以上のような看護師の転職支援サービスが充実しているためです。さらに、国立病院機構の求人が多い、又は非公開求人(インターネット上に公開されない、担当者から紹介される求人)が多い、以下で紹介する看護師転職サイトを活用しておきましょう。
また、国立病院機構の看護師求人を見つけること、紹介してもらうことがまずは第一ステップとなるため、以下の3社とも登録を行い、希望条件に合う求人があるか確認しましょう。
非公開求人が多い!ナース専科 転職

| サイト名 |
ナース専科 転職(旧 ナース人材バンク) |
| 運営会社 |
株式会社エス・エム・エス |
| 公開求人数 |
20万件以上 |
| 非公開求人 |
豊富(会員限定のレア求人あり) |
| 対応職種 |
正看護師、認定看護師、准看護師、助産師、保健師、管理職 |
| 対応 勤務形態 |
常勤、常勤(日勤のみ)、常勤(夜勤あり)、常勤(夜勤のみ)、非常勤 |
| 対応施設 |
病院、クリニック、訪問看護、企業、保育園、幼稚園、学校、その他 【介護施設】 居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問介護事業所、介護老人保健施設、軽費老人ホーム、デイケア事業所、小規模多機能、訪問入浴事業所、看護小規模多機能居宅介護、有料老人ホーム、デイサービス事業所、グループホーム、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、ショートステイ事業所、訪問リハビリ事業所、介護医療院 |
| 対応 診療科目 |
美容、産婦人科、整形外科、眼科、外科、呼吸器科、循環器科、精神科/心療内科、小児科、皮膚科、形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、消化器科、内科、透析、その他 |
| 対応配属先 |
病棟、外来、オペ室、透析、その他 |
| 対応エリア |
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
| 特徴 |
・東証プライム上場企業 ・支店が多く地域密着&チーム制で転職をサポート ・職場のリアルな情報を共有することも可能 ・2025年オリコン顧客満足度®調査 看護師転職3年連続No.1 ・LINE対応 |
ナース専科 転職は、国立病院機構の看護師求人も取り扱っており、さらに一般には公開されていない非公開求人も多数保有している転職支援サービスです。まずは登録を行い、国立病院機構を含めた希望条件に合う求人があるか確認してみましょう。
看護師専門で長年培ってきた転職支援の実績があり、医療業界に精通したキャリアパートナーが在籍しているため、国立病院機構のような公的医療機関を志望する場合でも、応募のポイントや選考対策について具体的なアドバイスを受けることが可能です。
国立病院機構を第一志望にしつつ、他の公的病院や条件の良い非公開求人も比較検討したい看護師に、ぜひ併せて活用していただきたい転職サイトです。
公式サイト:https://www.nursejinzaibank.com/
国立病院機構の求人豊富!レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

| サイト名 |
レバウェル看護(旧:看護のお仕事) |
| 運営会社 |
レバレジーズメディカルケア株式会社 |
| 公開求人数 |
129,063件(2026年3月1日時点) |
| 非公開求人 |
豊富 |
| 対応職種 |
正看護師、准看護師、助産師、保健師 |
| 対応 雇用形態 |
常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤 |
| 対応施設 |
総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター |
| 対応 診療科目 |
内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科 |
| 対応配属先 |
病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡 |
| 対応エリア |
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
| 特徴 |
・看護師の転職求人が豊富 ・転職支援サービスが手厚い ・転職の相談から行える ・院内・施設内情報に強い |
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、看護師転職サイトの中でも一番、国立病院機構の看護師求人が豊富です。さらに、ハローワークの求人もカバーしているため、国立病院機構の求人を見逃すことはありません。
利用する看護師にも人気が高く、転職支援サービスも充実しているので、履歴書・職務経歴書・面接等の対策は万全に行うことが可能です。
国立病院機構へ転職を考える看護師は必ず利用しておきましょう。
公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/
まとめ
独立行政法人国立病院機構は、全国に140ヵ所の病院がある巨大グループです。
みなし公務員として、福利厚生が充実している点や、看護師の教育制度が充実している点が最大のメリットで、仕事へのモチベーションが高い看護師には向いている職場です。
しかし、国立病院機構とひとまとまりでご紹介しましたが、地域や病院によって雰囲気が違うものです。
通常の病院への転職と同様に、待遇や教育制度、職場の雰囲気などを確認した上で、転職するかどうか判断しましょう。
国立病院機構は、政策としてもワークライフバランスを推奨している為、仕事とプライベートの両立が実現しやすい環境です。やりがいのある看護を実践してみてください。
このサイトの運営者情報
| 運営会社 |
株式会社peko |
| 会社ホームページ |
https://peko.co.jp/ |
| 所在地 |
〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F |
| 代表取締役 |
辻󠄀 昌彦 |
| 設立 |
2015年6月 |
| 資本金 |
14,000,000円 |
| 事業内容 |
- 有料職業紹介事業
- キャリアメディア事業
- インターネット広告事業
- SEOコンサルティング事業等
|
| 許認可 |
有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509 (厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細) |
| 届出 |
特定募集情報等提供事業:51-募-000760 |
| 連絡先 |
03-5324-3939 (受付時間:休日、祝日を除く10:00~17:00) |
| お問い合わせ |
お問い合わせフォーム |
| 監修者情報 |
著者・監修者情報 |
| 規約等 |
|
参考文献等