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ベビー専門の小児訪問看護ステーションで働く看護師の仕事内容とメリット・デメリット

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ベビー専門の小児訪問看護ステーションで働く看護師の仕事内容と体験談
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訪問看護でも小児科専門・精神科専門と専門性に特化したステーションが増えてきています。

私が在籍している訪問看護ステーションは、主にNICU(新生児集中治療室)を卒業した幼児(ベビー)を専門に訪問看護を行っています。

NICU・GCU(継続保育室)・小児科を経験している看護師や助産師の方は、これまでの経験を生かすことのできる職場だと感じています。

全国的にも数が少ない小児訪問看護ステーションではありますが、私の経験を元に仕事内容と働いて感じたことを説明していきます。

小児訪問看護の対象年齢は0~18歳となります。今回は、ベビー専門の小児訪問看護ステーションで働いた経験を説明していきます。

通常の訪問看護ステーションは「訪問看護ステーションで働く看護師の仕事内容と転職時の選び方」を確認してください。

執筆・監修看護師
小森 看護師(がん看護専門看護師)
小森 看護師(がん看護専門看護師)
  • エリア:東京都在住
  • 保有資格:看護師、がん看護専門看護師、消化器内視鏡技師、心理相談員
  • 施設経験:総合病院、訪問看護
  • 専門分野:NICU、GCU、小児科、内科、採血室、保育所

看護師になりもうすぐ20年。NICU・GCUを約8年、ベビー専門の訪問看護師を約9年と主にあかちゃんの看護を専門に仕事をしてきました。大学病院、某有名病院などさまざまな施設で仕事をしてきたことや訪問看護ステーションを起業した経験など、珍しい記事も書けたらと思っています。

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ベビー専門の小児訪問看護ステーションで働く看護師の仕事内容

ベビー専門の小児訪問看護ステーションで働く看護師の仕事内容

冒頭で説明した通り、ベビー専門の小児訪問看護での対象は小児(主にNICUを退院した児)となり、患者・家族のニーズに合わせた専門性の高い訪問看護を提供する必要があります。

また、私が勤務していたベビー専門の小児訪問看護ステーションは1日に3件~5程度看護師が訪問し、基本的に利用者は医療保険による訪問看護の提供を受けます。

医療保険を使用して行う訪問看護は週1~3回が基本ですが、患者のケースによっては同じお宅に毎日訪問、1日に複数回訪問することもあります。

訪問看護として、訪問時に行う看護師の仕事内容例は以下の通りです。

小児の全身状態を観察
  • バイタルサイン測定を行う
  • 小児の全身状態を十分に観察する
  • 異常の場合は医師に連絡する
  • 異常の早期発見を行う
人工呼吸器の管理
  • 呼吸器の設定条件の確認
    (医師の指示による呼吸回数や酸素濃度など)
  • 動作確認
  • 小児の呼吸状態に異常確認
  • 家族へ観察点や対応方法などのアドバイス
気管内吸引、口鼻腔吸引
  • 痰の性状や色や量を観察
  • 家族へ適切なタイミングで吸引できるようアドバイス
胃ろう管理
  • バック内の水が入っているか確認
  • 挿入部位の周囲の皮膚の観察
  • 漏れの有無を確認
  • つまりの有無を確認
  • 消化状態の観察
  • 安全に経管栄養が行えるよう成長発達に合わせた支援
沐浴の介助
  • ベビーバスで沐浴やケアを行う
  • ケアの方法を家族に伝える
  • 改めて全身状態を観察
    (爪が伸びていないか、スキントラブルはないか、耳垢は蓄積していないかなど)
ミルクの与え方の観察
  • 経口哺乳の場合:哺乳状態を確認
  • 経管栄養の場合:チューブの位置・固定状態・消化状態を確認
  • 直接母乳の場合:児の飲み方・乳房の状態・母乳の分泌量を確認

以下で、ベビー専門の小児訪問看護師としての仕事内容を説明していきます。

看護計画の作成

看護計画の作成

ベビー専門の小児訪問看護師は、医師の治療方針や家族の状態なども踏まえ、患者に合った看護計画を作成することが仕事の1つとなります。

働く看護師は、

  • 家族構成
  • 主にケアを行う方の確認
  • どのように生活しているのか

など、十分な情報収集を行い、看護計画を立てていきます。

看護師の体験事例

例えば、経管栄養が3時間おきにある場合、病院のように各勤務の看護師がいるわけではなく、24時間家族だけで行わなければなりません。睡眠時間や兄弟の世話など、生活の中でどのように行っていくのか、負担を少なくするためにはどうしたらいいのかを踏まえて計画していきます。

また、ADL(日常生活動作)も全てにおいてケアが必要であり、ケアを行うのはすべて家族になります。看護師が無理な計画を立てることで負担が大きくなり、家族のバランスや生活リズムを崩壊してしまうおそれもあるので注意が必要になります。

成長発達支援

成長発達支援

ベビー専門の小児訪問看護の場合、NICUを退院した小児の多くは発達がゆっくりであったり、遅れていたりしますがその子のペースで成長発達をしていきます。

看護師は普段から成長発達を促すようなケアを取り入れていく必要があり、他にはない仕事となります。

看護師の体験事例

例えば、カラフルな絵本を小児に見せて視力や脳の発達を促していくよう働きかけることや、おもちゃに手を伸ばす、握るなど遊びを通して成長発達を支援します。

また、オムツ交換をする際は足のマッサージや体操を行うこと、日常ケアの中にも、看護師はひと工夫します。

リハビリテーション介助

リハビリテーション介助

リハビリテーションの指示がある小児が訪問看護の利用者であることがあります。その場合、小児は地域の療育センターや病院などでリハビリテーションを行います。

自宅では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などが作成したリハビリテーションメニューを訪問時に看護師が一緒に行うこと、家族に指導することが仕事となります。

家族や訪問看護師が日常的にリハビリテーションを行い、継続していくことが児の成長につながっていきます。

看護師の体験事例

出生後、脳出血を起こし麻痺が生じている、聴覚が弱い・視力が低い・四肢の発達に遅れが生じているなどNICUを退院した児はリハビリテーションの必要性が高い状態です。

赤ちゃんは成長発達の過程にあり、リハビリテーション次第では今後の発達が大きく変化する可能性もあります。

最近では理学療法士が中心となって訪問リハビリテーションを行うサービスも増えてきており、医療ケアが複数ある児にとっては外出せずにリハビリテーションがうけられるため安心です。

家族のケア

家族のケア

ベビー専門の小児訪問看護では、看護師は家族の話を出来る限りゆっくり傾聴します。

場合によっては、家事ヘルパーなど利用できるサービスを保健師に相談・短期入所やデイサービスの利用など、家族にかかる負担の軽減をはかります。

家族のケアを重点的に行う理由

例えば、長期入院のあとようやく退院した我が子との生活は喜びも大きい半面、24時間医療者のいない状況で医療ケアを行う不安や、必要なケアをすべて行わなければならないというプレッシャーなど、身体的にも精神的にも負担が大きくなり、家族にストレスが生じてしまいます。

とくに母親は小さく産んでしまった、健康に産んであげることができなかったと自責の念を強く持っていることが多く、退院後の育児やケアをがんばりすぎてしまう傾向があります。

また、NICUを退院した児は未熟性が強く、感染すると重症化する可能性も高いため外出を控える家族が多くなり、悩んでしまうこともあります。

管理者への報告と情報の共有

管理者への報告と情報の共有

ベビー専門の小児訪問看護では「報告をすること」が重要な看護師の仕事となります。

理由としては、得た情報も、報告しなければ問題の抽出、異常の早期発見ができない可能性が高いためです。

1人で訪問している分「見落とし」がでてしまうこともあるため、仕事終わりには必ず所長に報告を行い、スタッフ全員が把握できるようにするなど、細かい情報をきちんと報告し他のスタッフの意見も取り入れられるようにすることが求められます。

他業種との連携

管理者への報告と情報の共有

ベビー専門の小児訪問看護は、他業種との連携を密に行う必要があり、看護師の大切な仕事です。

連携する他業種としては、医師・病院看護師・訪問看護師・往診医・往診看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・心理士・保健師・社会福祉士・児童福祉士・保育士・ヘルパーなどです。

これらの関係者がすべて集まり、カンファレンスを実施することもあります。退院後、小児に関わる人のつながりは大きく拡がり、共に児の安全を守り、成長発達を支援するためには多職種の連携が大切です。

私が働いて感じたメリット・デメリット

ベビー専門の小児訪問看護ステーションで働いて感じたメリット・デメリット

私がベビー専門の小児訪問看護ステーションで働いて感じたことは沢山ありますが、以下で特に皆さまにお伝えしたい、私が感じたメリット・デメリットを説明していきます。

病棟経験(臨床経験)は数年必要だった

ベビー専門の小児訪問看護ステーションでは、これまでの経験や専門知識を活かして働ける一方で、勤務する訪問看護ステーションによっては採用条件として一定の経験が求められる場合がありました。

小児やベビーを対象とした訪問看護ステーションでは、専門性の高い臨床経験が必要になることが多いと感じます。

  • NICU・GCU・小児科などの臨床経験
  • 看護師として5年以上の臨床経験
  • 助産師資格もあればなお可

私が在籍しているベビー専門の小児訪問看護ステーションでは、看護師スタッフ全員がNICU経験者でした。

看護師の体験事例

当たり前ですが、経験年数の多いスタッフが揃うために給料は一般の訪問看護ステーションより高く、都内だと月給25~35万円、パートの場合は訪問1件が2,500~4,000円ぐらいでした。

仕事にやりがいを感じた

ベビー専門の小児訪問看護ステーションでも、一般の訪問看護と同じように訪問時は1人ですべてを行わなければならないため負担が大きな仕事です。

しかし、これまでの経験を生かし責任を持って行うため看護師として大きく成長できると感じます。

訪問看護師を実際に経験することで、病院で仕事をしていたときには知らなかったことや学びが多くあり、やりがいと充実感を私は感じることができます。

看護師の体験事例

成長発達が遅く寝返りがなかなかできなかった児ができるようになった瞬間や、表情が乏しい児が笑った瞬間、体重がなかなか増えなかった児がようやく10kgを越えたなど、ベビー専門の小児訪問看護ならではの感動がありました。

家族のケアは難易度が高かった

ベビー専門の小児訪問看護で、一番難しいと感じる仕事は家族のケアでした。

訪問看護では家族との距離が近くなる分、トラブルも起きやすく、何気なく言った一言で家族が不快になることや、場合によっては家族から訪問を拒否されてしまい、担当看護師の変更を余儀なくされることもありました。

小児だけでなく家族全体を支援する視点やコミュニケーション能力が求められることは、この仕事の難しさの一つだと感じます。

コミュニケーションが大切になる職場

例えば、日常ケアの中に家族が好むやり方があったり、こだわりがあったり、ときには病院で指導された内容が変わることや、間違っていることもありました。

そんなときに看護師は、ケアの方法を修正することや家族に合わせ、うまくコミュニケーションをとらなければなりませんでした。

家族の支援を得られない時もあった

残念ですが、NICUを退院した小児には、家族からの虐待やネグレクト、育児放棄などが起こることが実際にありました。

在宅で生活する小児とその家族に深く関わるからこそ、家庭内の問題に直面することもあります。

看護師の体験事例

私が訪問したケースでも、育児放棄がありました。訪問時には笑顔で話す母親でしたが、経管栄養のボトルがいつまでもつるされたままだったり、爪が伸びきっていたり、児の清潔が保持されていなかったりと気になる点が多々ありました。

小児の体重が減少したことで、経管栄養が指示どおりに行われていないことが明確になり、母親と話す中で「可愛いと思えない」という言葉がきかれるようになりました。

医師、保健師にも相談し、ショートステイを利用したり、児童相談所の職員と連携をはかったりして対応することになりました。可愛い赤ちゃんを間近でみている私にとって辛い経験でした。

24時間体制(オンコール)の場合がある

24時間体制をとっているベビー専門の小児訪問看護ステーションもあり、私が勤務している訪問看護ステーションではオンコール体制を取っており、緊急用の携帯電話を順番で持ち、夜中でも早朝でもすぐに対応できるようにスタンバイしなければなりませんでした。

また、場合によって緊急訪問を行うこともあり、看護師の私たちにとっては負担の大きい仕事だと感じます。

訪問看護ステーションの看護師求人が豊富な転職サイト

訪問看護ステーションの看護師求人が豊富な転職サイト

訪問看護ステーションに看護師が転職する場合、以下の理由で看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を活用することをおすすめします。

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対応施設 総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目 内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先 病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・看護師の転職求人が豊富
・転職支援サービスが手厚い
・転職の相談から行える
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そのため、もれなく訪問看護ステーションの看護師求人を探してもらうことが可能であり、看護師の希望条件に合う求人が見つかりやすいと言えます。

訪問看護ステーションへ転職を考える看護師の方は必ず活用しておきましょう。

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ナース専科 転職

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サイト名 ナース専科 転職(旧 ナース人材バンク)
運営会社 株式会社エス・エム・エス
公開求人数 20万件以上
非公開求人 豊富(会員限定のレア求人あり)
対応職種 正看護師、認定看護師、准看護師、助産師、保健師、管理職
対応 勤務形態 常勤、常勤(日勤のみ)、常勤(夜勤あり)、常勤(夜勤のみ)、非常勤
対応施設 病院、クリニック、訪問看護、企業、保育園、幼稚園、学校、その他
【介護施設】
居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問介護事業所、介護老人保健施設、軽費老人ホーム、デイケア事業所、小規模多機能、訪問入浴事業所、看護小規模多機能居宅介護、有料老人ホーム、デイサービス事業所、グループホーム、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、ショートステイ事業所、訪問リハビリ事業所、介護医療院
対応 診療科目 美容、産婦人科、整形外科、眼科、外科、呼吸器科、循環器科、精神科/心療内科、小児科、皮膚科、形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、消化器科、内科、透析、その他
対応配属先 病棟、外来、オペ室、透析、その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
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まとめ

NICUを退院した小児のケアは専門的であるため、これまでは地域の訪問看護ステーションは引き受けにくい状況がありました。

そこで小児訪問看護の中でもベビー専門の小児訪問看護が注目されています。

ベビー専門の小児訪問看護師に求められることは「的確なアセスメントと判断力」であり、より広い視野をもって情報を収集しなければなりません。

私は訪問看護に興味があり、転職を考えている方の中でNICU・GCU・小児科を経験したことがある方は、是非、ベビー専門の小児訪問看護ステーションで経験を生かし活躍して欲しいと願っています。

希望する方は、看護師転職サイトなどで求人を紹介してもらうことができますので、利用をおすすめします。

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資本金 14,000,000円
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(厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細
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監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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