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訪問入浴で働く看護師の仕事内容とメリット・デメリット

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訪問入浴で働く看護師の仕事内容と体験談
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訪問入浴看護師は、自宅での入浴が難しい利用者を訪問し、入浴前後の体調・バイタル確認、入浴中の状態観察、必要な看護的ケア、介護職員との安全な入浴介助、記録・報告を行います。病棟のように毎回同じ利用者を担当するとは限らず、訪問先の生活環境や病状に合わせた判断とチーム連携が必要です。

訪問入浴介護は、原則として看護職員1名と介護職員2名が1回の訪問を担当するサービスです。一定の条件下では主治医の意見を確認して看護職員に代えて介護職員を配置できる例外があり、介護予防訪問入浴介護の人員基準も異なります。根拠:厚生労働省「指定居宅サービス等の事業の人員・設備及び運営に関する基準」。

介護保険の訪問入浴介護は要介護認定を受けた人が利用するサービスで、要支援者には介護予防訪問入浴介護があります。利用者ごとに体調や医療上の注意点が異なるため、主治医の意見や事業所の手順、介護計画の内容を確認します。

私は、看護師3年目のときに、初めて訪問入浴サービスの仕事を行い、現在も派遣看護師として勤務しています。

このページでは、私の経験をもとに、訪問入浴で働く看護師の仕事内容と、働いて感じたこと(メリット・デメリット)を説明していきます。

執筆・監修看護師
こまき 看護師
こまき 看護師
  • エリア:神奈川県在住
  • 保有資格:看護師
  • 施設経験:大学病院、国立病院、訪問入浴サービス
  • 専門分野:小児内科・外科、整形外科、脳外科、耳鼻科、形成外科

都内大学病院にて特別病棟(全科)と小児科病棟で7年間勤務。結婚を機に約10ヶ月休職し、その間スポット看護師アルバイトを経験。その後、横浜市内の国立病院へ再就職。外科病棟で働いていました。第一子の産後育休から復帰し、外来へ復職。第二子出産とともに市外への転居も決まり退職。現在2人の子育てをしており休職中。子どもが就学したら復職したいと、今からウズウズしています。看護師の仕事が大好きなので魅力をお伝えし、困った時のアドバイスなど、私の経験を率直にお伝えできればと思います。

著作・監修記事一覧

訪問入浴看護師の仕事内容・1日の流れ

訪問入浴看護師の仕事を情報確認、入浴前のバイタル・症状観察、入浴中の観察と介助、終了後の状態確認・記録の4つに整理した図解
編集部作成:訪問入浴看護師が1回の訪問で担当する4ステップ

看護師の主な仕事は、入浴前後の健康状態の確認、入浴中の体調変化の観察、必要なケアの実施、緊急時の連絡と記録です。看護職と介護職が役割を分担しますが、業務範囲は施設の手順や利用者の状態で変わります。

場面 看護師が確認すること
訪問前 利用者の疾患・既往歴、医師の意見、医療的ケア・連絡先、当日の担当体制
入浴前 体温・血圧・脈拍、呼吸、皮膚・創部、全身状態、入浴を見合わせる必要性
入浴中 表情・呼吸・気分・皮膚の変化、負担の少ない更衣と安全な介助
終了後 入浴後の体調の確認、必要な報告・記録、使用物品の衛生管理と片付け

訪問入浴サービスを提供する看護師の仕事内容

私が経験した訪問入浴サービスでの1日スケジュールは以下のような流れでした。

8:00~ ・情報収集と準備
9:00~ ・午前の訪問入浴開始
(2件のお宅を訪問)
12:00~ ・休憩
13:00~ ・午後の訪問入浴開始
(3件のお宅を訪問)
18:00~ ・事務所へ戻り、勤務終了

この執筆者の勤務例では1日に5件前後の利用者宅を回りました。実際の訪問件数や移動・待機・休憩時間は地域や事業所によって異なるため、どの職場も5~8件とは限りません。通常の訪問入浴介護の基本体制は看護職員1名と介護職員2名です。

訪問件数は運営会社によって異なります。運転は介護スタッフが行う場合が多いですが、看護師が運転するところもあるそうです。

基本的に3名で訪問する場合が多く、1件あたり準備と片付けを入れて40分~1時間程度で、利用者は週に1~2回の訪問入浴サービスを受けていました。

自宅に到着すると利用者の自宅の部屋まで、浴槽やホースなどの機材や、看護師のバックを3人で協力して運びます。利用者の自宅が、戸建や集合住宅の作りによって運ぶことが楽な場合もあれば、エレベータがなく、階段で登って運ぶ場合もありました。

また、仕事を行う服装に関しては、私が勤務していた会社では、ポロシャツを貸借してもらいました。
「ズボンは綿の黒いもの」「靴はスニーカー」など指定があり、運営会社によって異なります。(自前で揃える場合もあります。)

以下で、訪問入浴の看護師の仕事内容の詳細を説明していきます。

利用者情報の確認と準備

利用者情報の確認と準備

訪問入浴サービスを提供する看護師は、利用者情報が入ったファイルに目を通し、情報を頭に入れ、安全に利用者が訪問入浴を受けられるかどうか、情報から確認します。

利用者情報には、医師の入浴許可書も入っているため、

  • 疾患名
  • 血圧の指示
  • 麻痺側の情報
  • 褥瘡の有無
  • それ以外の創傷処置の有無
  • 胃瘻やストーマの有無

など、安全性の確認を看護師が行いました。

訪問入浴サービスを運営する会社によっても異なりますが、看護師に依頼される現場も毎回異なるため、場所や集合時間も異なる場合が多いです。

また、準備物として訪問入浴サービスを提供する看護師に、会社からナースバック(応急セット)を渡され、管理することも仕事でした。
(1件1件、訪問する前と訪問後に、ナースバックの点検や消毒を看護師が行います。)

利用者のバイタルサインの計測

利用者のバイタルサインの計測

利用者の自宅に到着して挨拶がすむと、速やかに入浴の準備が始まります。

看護師は、利用者のバイタルサインの測定を行い、入浴が行えるかどうかを確認することが仕事です。(入浴の中止を報告するのも仕事です。)

バイタルサインの確認後、責任者へ報告し、入浴が行える場合は、浴槽のセットやホースの準備などを介護スタッフが手際良く始めます。

 

水銀血圧計を使用した過去の経験と現在の確認事項

私が以前勤務した複数の訪問入浴サービスでは、水銀血圧計を使用していました。これは執筆者の過去の勤務経験であり、現在の全事業所が水銀血圧計を使用しているという意味ではありません。環境省の水銀の利用に関する案内でも電子式血圧計の普及が説明されており、勤務前に採用先の測定機器を確認しましょう。

入浴前後は、事業所の手順に沿って血圧などのバイタルと全身状態を確認し、異常がある場合は責任者や主治医の指示・あらかじめ決められた連絡手順を確認します。血圧の単一の数値だけで安全を判断するものではありません。

訪問前に使用する機器が自動・電子式か、その他のタイプかを確認し、測定方法・校正・異常値が出た場合の報告手順を把握しましょう。

利用者の吸引や創部の観察

利用者の吸引や創部の観察

入浴前の看護師は皮膚や創部、気管切開・胃ろうなどの医療的ケアの必要性と事業所で対応する業務範囲を確認します。吸引・創傷処置などは、医師の指示・安全な実施体制と担当者の資格・役割分担を確認したうえで実施します。すべての利用者にこれらの処置が必要なわけではありません。

家族がいる場合は生活上の注意点や本人の希望を確認しつつ、専門職としての安全な手順と事業所のルールに沿って支援します。

場所によっては家の中が散らかっていたり、掃除が行き届いていなかったりと、作業をするのに大変な場合もありました。
その時は先に部屋を片付けなくてはならず、入浴の時間が短くなる場合もあります。

利用者の更衣のサポート

利用者の更衣のサポート

浴槽を設置後、お湯が溜まるまでの時間は、利用者の体の状態の確認やコミュニケーションを取り、更衣のサポートに関しては看護師がメインで行う仕事です。

冬場の場合など、寒さで血圧が急に上がってしまうことなどもあるため、大きめのバスタオルで寒さに注意することや、全身が見えてしまうことでの羞恥心に配慮することなども、看護師の役割です。

麻痺がある場合は利用者の動きや痛みに配慮し、一般に脱衣は動かしやすい健側から、着衣は動かしにくい患側からなど、負担を減らす方法を本人の状態に合わせて選びます。

病院や施設とは違い、狭い空間での衣服の着脱の介助がとても多く大変です。
また、病院では着脱しやすい病院着を着ていることが多いですが、自宅ではもちろん利用者自身の衣服を着ています。
そのため着脱しにくい衣服も多く、利用者の衣服のため無理に引っ張ることもできず、慣れるまで大変でした。

補足説明

私が行っていた訪問入浴サービスでは、浴槽にお湯がある程度たまったら、介護スタッフが脱衣のタイミングを教えてくれました。

利用者の脱衣後に浴槽までの移動は、介護スタッフがメインで看護師も手伝い、(抱えていくことが必要な場合)抱えていきます。

看護師が介助に入る場合もあれば、入らない場合もありましたが、とても体力を使いました。

利用者の入浴介助

利用者の入浴介助

看護師の入浴介助の仕事は、基本的に利用者の顔色やその他体調の変化がないかを確認することが看護師の仕事内容です。(運営会社によっても多少異なります。)

また、利用者へ声かけなども行い、反応を確認していきます。

私の経験上、看護師の入浴介助は、利用者の顔色が見えるよう、頭を支えることが多いです。
利用者の顔に水がかからないようにねじりタオルを顎から耳、耳から頭に巻まずは仰向けに前面を洗体していきます。
その後側臥位を右左で交互に行い背部も洗体していき、陰部や臀部は介護スタッフが行っていました。

 

運営会社によって入浴介助のルールがあります

訪問入浴サービスの場合、「どこから洗うか」や「介助者が、利用者のどこを支えるか」などの決まり事が運営会社別にあることが多いです。

そのため、以下のことを行いながら、スタッフが入浴介助を行います。

  • 入浴時間(制限がある)の確認
  • 支える場所の確認
  • 洗い忘れの確認
  • 洗う順番の確認

(看護師が利用者の体を洗うことはありませんでした。)

入浴後の利用者の状態確認

入浴後の利用者の状態確認

利用者の入浴後は着衣介助を看護師が行い、状態の変化がないかの確認を行うことが仕事です。

さらに、更衣や創部の処置を指示書に従って行い、異常の有無を確認することや、バイタルサインの変動も看護師が確認します。

撤収と記録

撤収と記録

入浴に必要な物品の片付けを行い、移動車に運びます。訪問入浴に必要な重たい機材は、介護スタッフ等が運びますが、片付けは看護師も手伝い、仕事内容の1つです。

すばやく次の自宅に異動する必要があり、スタッフ全員で協力し、撤収は手早く行う必要があります。

次の自宅への移動者の中や、事務所に戻り、看護師は、

  • 特記事項などの看護記録の記載
  • 必要事項の報告
  • ナースバック(応急セット)の補充

などの仕事を行います。

訪問入浴は1人の利用者の訪問入浴が終われば、すぐにそのまま次の利用者の自宅に向かい次の訪問入浴を行います。
記録を記入する時間は移動車の中で行う必要があり、移動中に行う必要がありました。
そのため車酔いする人は、注意した方が良いです。

訪問入浴で働く看護師のメリット・デメリット

訪問入浴で働く看護師のメリット・デメリット

私が訪問入浴サービスで看護師として働き、感じたメリット・デメリットを紹介します。

訪問入浴は病院勤務とは働き方が大きく異なるため、向き・不向きが分かれやすい仕事です。

これから訪問入浴で働こうと考えている看護師の方は、ぜひ参考にしてください。

病棟勤務にはない開放感がある

訪問入浴で感じる開放感

訪問入浴で初めて働く看護師は、病棟とは大きく異なる環境に戸惑うかもしれません。しかし、病棟勤務との大きな違いは、利用者の自宅へ訪問するため外に出られることです。

仕事中に外の空気を感じながら移動できるため、病棟勤務にはない開放感や気分転換につながることが魅力だと感じました。

私は訪問入浴の仕事をダブルワークで行っていましたが、実際に病棟勤務にはない開放感がありました。

さまざまな利用者の自宅を訪問し、コミュニケーションを取ることや、普段とは異なる職種のスタッフと関われることも新鮮でした。

訪問入浴サービスの会社によっては、月に数回の勤務から可能な職場もあるため、副業やアルバイトとして始めやすい点もメリットです。

体力的にはきつい仕事

訪問入浴の体力的な負担

訪問入浴の利用者は要介護度4〜5の方が多く、ほぼ全介助が必要なケースも少なくありません。

浴槽への移動時に利用者を支えることもあり、ヘルパーや介護スタッフが中心とはいえ、看護師もチームの一員として介助に関わるため、想像以上に体力を使う仕事です。

さらに、複数の利用者宅を巡回するため移動時間も長く、身体的な負担を感じました。

体力に自信がある看護師や、腰痛などの不安が少ない看護師のほうが働きやすいと思います。

会社によっては浴槽設置や入浴介助が中心になる

運営会社によっては、看護師も浴槽の設置や撤去、入浴介助を積極的に担当するため、力仕事が多い場合があります。

介助技術が求められるため、慣れるまでは苦労することもありました。

特に夏場の入浴介助は喉が渇きやすく、浴室内も高温になるため汗だくになりながら仕事をしていました。その状態で次の利用者宅へ移動することは想像以上に大変でした。

介護スタッフとのチームワークが重要

訪問入浴で重要なチームワーク

訪問入浴は介護スタッフと看護師の3人1組で行動することが一般的です。

少人数で1日行動を共にするため、連携が取れないと働きづらく、チームワークが仕事のしやすさを左右します。

利用者の更衣介助は看護師が担当することも多いですが、拘縮が強い利用者など一人では難しいケースもあります。その際は介護スタッフとの協力が欠かせません。

そのため、移動中の車内なども含めて日頃からコミュニケーションを取り、相談しやすい関係を築くことが大切でした。

中には相性が合わない介護スタッフもいましたが、顔なじみの利用者やスタッフが増えるにつれて関係性も深まり、楽しく働けるようになりました。

利用者と信頼関係を築ける

利用者と信頼関係を築ける訪問入浴

訪問入浴サービスは、病院とは異なる環境で利用者と関わるため、自分自身の看護観を広げる良い経験になると感じました。

また、一緒に働く介護スタッフにはベテランも多く、介護技術や利用者との接し方など学べることも多くあります。

定期的に訪問することで利用者やご家族との距離が縮まり、信頼関係を築きやすいことも訪問入浴の魅力です。

入浴後に利用者の表情が明るくなったり、たくさん話をしてくれたりする姿を見ると、この仕事ならではのやりがいを感じました。

初めて関わる利用者には看護師としてのマナーが必要

訪問入浴をパートや派遣で行う場合、初めて関わる利用者を担当することも少なくありません。

利用者の自宅へ訪問する仕事だからこそ、礼儀や言葉遣いなど基本的な接遇が求められます。

実際に対応によっては事業所へ意見やクレームが入ることもあるため、利用者が気持ちよくサービスを受けられるよう配慮する必要がありました。

利用者の笑顔や感謝の言葉がやりがいになる

訪問入浴を楽しみに待つ利用者

訪問入浴サービスの利用者は、自由に入浴できない方も多く、毎回の訪問を楽しみに待っています。

入浴後に利用者から笑顔や感謝の言葉を直接いただけることは、大きなやりがいにつながります。

入浴後は表情が明るくなり、会話が増える利用者も多くいます。その変化を間近で見られることは訪問入浴ならではの魅力です。

また、利用者が自分の顔や名前を覚えてくれたときは、とても嬉しく感じました。

看護師としては比較的なじみの薄い分野かもしれませんが、実際に働いてみると利用者との関わりを楽しめる場面が多く、やりがいを感じやすい仕事でした。

入浴中止の判断をしなければならないことがある

訪問入浴で入浴中止を判断する看護師

訪問入浴サービスでは、利用者が楽しみにしている日であっても、血圧や体調に異常が見られる場合は入浴を中止しなければなりません。

看護師は利用者の体調を観察して入浴が安全に行えるかを評価し、異常があれば責任者・主治医等と連携して見合わせや受診の必要性を確認します。医師の指示や事業所の緊急時対応を超えて独断で医療判断するものではありません。

せっかく利用者が楽しみにしている入浴でも、血圧や体調が基準を満たさなければ中止せざるを得ませんでした。利用者の残念そうな様子を見るたびに辛さを感じましたが、安全を優先するためには必要な判断でした。

訪問入浴における重要な役割の一つですが、私自身は大きな負担というよりも、看護師として当然の責任だと感じていました。

未経験・ブランクがある看護師でも働ける?研修とケア範囲を確認

医療行為が少ない訪問入浴看護師の仕事

訪問入浴サービスの看護師業務では、医療処置よりも健康状態の確認や安全管理が中心になります。

採血や点滴などの処置は中心でない事業所がある一方、重度の障害・医療的ケア・急変への対応が必要な利用者もいます。看護経験が浅い人やブランクがある人は、研修や相談先、医師への連絡方法、事業所が受け入れる利用者の状態を確認して応募しましょう。

私が実際に行っていた主な業務は以下のとおりです。

  • バイタルサイン測定(体温・血圧・脈拍など)
  • 湿布の貼付
  • 軟膏処置・塗布
  • 簡単な褥瘡処置
  • 入浴前後の服薬確認

私が経験した職場では採血・点滴の機会が少なく、バイタルや創部の観察が中心でした。ただし、それだけできればすべての訪問入浴事業所で安全に働けるという意味ではありません。研修体制や医療的ケアの実施範囲を確認してください。

また、臨床経験が少ない看護師も勤務していましたが、大きな負担を感じることなく業務をこなしていました。

運営会社によって異なりますが、経験が浅い看護師は経験豊富な介護スタッフとチームを組むことが多く、安心して働ける環境でした。

訪問入浴は医療行為が少ないため、以下のような看護師に向いていると感じます。

  • ブランクがある看護師
  • 単発アルバイトや副業を探している看護師
  • 病院以外の働き方を経験してみたい看護師
訪問前後には水銀血圧計で血圧測定を行う場合もあるため、水銀血圧計の測定技術を身につけておくと安心です。

訪問入浴看護師のバイト・派遣・常勤求人の探し方

訪問入浴看護師の求人でスタッフの配置、利用者の状態、訪問件数と移動、時給・研修・雇用条件を確認する4項目の図解
編集部作成:訪問入浴の看護師求人を比較する4項目

訪問入浴の求人では、看護職員と介護職員の配置、医療的ケアが必要な利用者の割合、1日の訪問件数と移動・休憩時間、給与・交通費・研修を比較しましょう。利用者の自宅を訪問する仕事なので、腰痛予防のための介助方法・浴槽搬入の分担・訪問先への移動時間の扱いも確認すると具体的です。

訪問入浴と訪問看護は別のサービスです。訪問入浴は入浴介助と入浴時の安全確認を中心に行い、訪問看護は医師の指示書等に基づく療養上の世話や診療の補助などを担います。

訪問入浴には常勤・非常勤・パート・派遣などの求人がありますが、雇用形態の全国的な割合をここで示すことはできません。働ける曜日・時間帯、移動時間の扱い、時給・賞与、キャンセル時の賃金規程を確認しましょう。

求人を選択する注意点としては、私の経験ですが、以下の3つです。

  1. 看護師を含めた訪問する人数を確認する
  2. 1日の訪問件数を確認する
  3. 利用者の要介護区分の平均を確認する

訪問入浴は通常看護職員1名と介護職員2名が基本で、例外もあります。スタッフが多ければ必ず負担が小さいとは限らないため、実際の利用者の状態、搬入・介助・移動の時間、緊急時の対応体制を確認しましょう。

また、利用者の要介護区分が高ければ高いほど、全介助が必要になるため、初めての方は確認しておくと良いでしょう。

以下では看護師向けの転職支援サービスを紹介します。訪問入浴求人の取り扱い件数や派遣の紹介可否は地域・時期によって異なるため、各社と応募先の情報を確認してください。利用は必須ではありません。

紹介サービスに条件確認を依頼する場合も、勤務日数・給与・時給・交通費・勤務先の条件は最終的に採用先の書面で照合してください。

訪問入浴のバイト・派遣から始めるなら!レバウェル看護

レバウェル看護

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数 141,109件(2026年11月2日時点)
非公開求人 豊富
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態 常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤
対応施設 総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目 内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先 病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・看護師の転職求人が豊富
・転職支援サービスが手厚い
・転職の相談から行える
・院内・施設内情報に強い

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、訪問入浴サービスの勤務先雇用形態がすべてそろっており、正職員、派遣、パート・アルバイトすべて相談可能です。

そのため、訪問入浴の仕事を行いたい看護師の方は必ず利用しておきましょう。

また、看護師求人数はどの看護師転職サイトよりも多く、ハローワークもカバーしているため、希望条件に合う求人が見つかりやすいと言えます。

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/

正職員で転職・バイトなら!ナース専科 転職

ナース専科 転職

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 ナース専科 転職(旧 ナース人材バンク)
運営会社 株式会社エス・エム・エス
公開求人数 20万件以上
非公開求人 豊富(会員限定のレア求人あり)
対応職種 正看護師、認定看護師、准看護師、助産師、保健師、管理職
対応 勤務形態 常勤、常勤(日勤のみ)、常勤(夜勤あり)、常勤(夜勤のみ)、非常勤
対応施設 病院、クリニック、訪問看護、企業、保育園、幼稚園、学校、その他
【介護施設】
居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問介護事業所、介護老人保健施設、軽費老人ホーム、デイケア事業所、小規模多機能、訪問入浴事業所、看護小規模多機能居宅介護、有料老人ホーム、デイサービス事業所、グループホーム、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、ショートステイ事業所、訪問リハビリ事業所、介護医療院
対応 診療科目 美容、産婦人科、整形外科、眼科、外科、呼吸器科、循環器科、精神科/心療内科、小児科、皮膚科、形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、消化器科、内科、透析、その他
対応配属先 病棟、外来、オペ室、透析、その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・東証プライム上場企業
・支店が多く地域密着&チーム制で転職をサポート
・職場のリアルな情報を共有することも可能
・2025年オリコン顧客満足度®調査 看護師転職3年連続No.1
・LINE対応

ナース専科 転職は、正職員、パート・アルバイトの訪問入浴サービスの看護師求人を取り扱っている転職サイトです。

担当者が丁寧で的確なアドバイスを行ってくれるため、利用する看護師にはとても人気が高い転職サイトです。

相談から行いたい場合や、訪問入浴サービスの仕事内容に不安がある場合、利用すると良いでしょう。

公式サイト:https://www.nursejinzaibank.com/

訪問入浴の派遣大歓迎!MCナースネット

MCナースネット

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 マル マル 三角
サイト名 MCナースネット
運営会社 株式会社メディカル・コンシェルジュ
公開求人数 20,745件(2026年11月2日時点)
非公開求人 とても豊富
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態 常勤、派遣、非常勤・パート、委託
対応施設 病院、クリニック、訪問看護、デイサービス、訪問入浴、介護施設、企業、コールセンター、ツアーナース、巡回健診、学校・保育園、行政、イベント、薬局、その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・全国26拠点
・派遣と常勤(正社員)求人に強い
・全国の求人が豊富
・基本的にほとんどが非公開求人

訪問入浴をお試しで行ってみたい看護師の方はMCナースネットに登録しておくと良いでしょう。

派遣登録が必要になりますが、単発での訪問入浴サービスの看護師求人が豊富です。

まずは会員登録を行い、担当スタッフから説明を受けましょう。

公式サイト:https://mc-nurse.net/

訪問入浴看護師の資格・人数・バイトに関するFAQ

Q. 訪問入浴には看護師が必ず同行しますか?

指定訪問入浴介護の通常の提供では、看護職員1名と介護職員2名が基本です。ただし、利用者の状態が安定している場合などに主治医の意見を確認して看護職員を介護職員に替えられる例外があり、介護予防の場合は基準も異なります。

Q. 訪問入浴の看護師は未経験でも働けますか?

未経験者を採用する事業所もあります。ただしバイタルの評価、医療的ケアの範囲、入浴中止・急変時の連携、搬入・移乗などの研修・支援があるか確認してください。

Q. 入浴前の血圧が高い・低いときはどうしますか?

血圧の数字だけで一律に判断せず、本人の通常値、症状、医師の指示や事業所の基準を確認します。体調の異変があれば無理に入浴せず、責任者・主治医等と連携します。

Q. 訪問入浴看護師の時給・給与・働き方は?

常勤、非常勤、パート、派遣などの雇用形態があり、時給・日給・月給・手当は求人次第です。移動・待機・準備・記録に要する時間が労働時間として扱われるかも確認してください。

Q. 訪問看護と訪問入浴の仕事内容の違いは?

訪問入浴は専用の浴槽を持参して入浴介助を行う介護保険サービスです。訪問看護は利用者の療養生活を支援する医療・看護のサービスで、訪問の目的や必要な書類・人員の要件が異なります。

Q. 水銀血圧計を使えないと訪問入浴はできませんか?

いいえ。記事にある水銀血圧計は執筆者が過去に使用した経験です。電子式血圧計などを利用する事業所もあるため、現場で使う機器と正しい測定方法を事前に確認してください。

まとめ

訪問入浴サービスは、普段自由に入浴出来ない利用者の為のサービスです。

入浴することを心待ちにしている利用者が多く、入浴時にはたくさんの笑顔や感謝の言葉をもらえます。

ただ、入浴を喜んでもらうためには「安全」が守られなければなりません。

そのために、配置されている私達看護師は、ただ入浴のお手伝いをするのではなく医師の指示書に従い、その日の利用者の身体の状態を把握し、速やかに判断を下し、対処することなどが必要になり、仕事内容です。

「初めて関わる方(利用者)だから分からなかった」というわけにはいきません。分からないことや不安に思ったことは、一緒に回っているスタッフに速やかに聞くことも大切だと感じます。

興味がある看護師の方はぜひチャレンジしてみてください。

このサイトの運営者情報

運営会社 株式会社peko
会社ホームページ https://peko.co.jp/
所在地 〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F
代表取締役 辻󠄀 昌彦
設立 2015年6月
資本金 14,000,000円
事業内容
  • 有料職業紹介事業
  • キャリアメディア事業
  • インターネット広告事業
  • SEOコンサルティング事業等
許認可 有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509
(厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細)
届出 特定募集情報等提供事業:51-募-000760
連絡先 03-5324-3939 (受付時間:休日、祝日を除く10:00~17:00)
お問い合わせ お問い合わせフォーム
監修者情報 著者・監修者情報
規約等

参考文献等

監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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