転職活動の際、履歴書の書き方に悩むのは志望動機と自己アピールではないでしょうか。
志望動機では、志望する部署や病院などの施設に対して、選んだ動機や働きたいと思う理由、自分を採用してもらった場合どのように貢献できるのか、などを書くことが必要です。
ここでは、手術室を志望する場合の志望動機例文を複数ご紹介し、あわせて書き方のポイントも解説します。
監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。
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執筆・監修看護師
あおい 看護師
看護専門学校卒業後、大学病院の集中治療室(ICU・CCU)で8年間勤務。出産・育児休暇を経て退職し、様々な施設を経験。興味のあった在宅看護に携わりたいと考え転職。現在は看護師が立ち上げた小規模訪問看護ステーションに在籍する現役訪問看護師6年目。
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手術室(オペ室)へ転職する看護師の志望動機例文

手術室の志望動機は、熱意だけで押し切る文章よりも、周手術期看護の役割理解と、現場でどう動くかの再現性が伝わる文章のほうが評価されやすい傾向があります。
ここでは、状況別にそのまま使える形の例文を複数ご紹介します。
応募先の診療科や手術の特徴、これまでの経験を具体語に置き換え、ご自身の言葉として整えてください。
総合病院へ転職し手術室を希望する場合の志望動機例文
志望動機例文1
私は大学病院の消化器外科病棟で5年間勤務し、術前の不安軽減、術後の疼痛管理、合併症の早期発見など周手術期の看護に携わってきました。病棟で経験を重ねる中で、術後の回復に影響する要素が術中の管理や手術室の動きにも多くあると感じ、術中から一貫して患者を支える看護を学びたいと考えるようになりました。
貴院は複数診療科の手術を幅広く実施され、緊急手術にも対応している点に魅力を感じています。私は病棟で、患者の既往や内服、生活背景などを短時間で整理し、医師や他職種へ共有して治療方針が滞らないよう調整してきました。手術室でも、患者情報の要点を正確に把握し、外回りとして安全確認と進行支援を徹底することで、チームが手術に集中できる環境づくりに貢献したいと考えております。
志望動機例文2
私は地域の総合病院で整形外科病棟に4年間勤務し、人工関節や脊椎手術の患者を多く担当してきました。術後の離床やリハビリがスムーズに進む患者もいれば、痛みや恐怖で前に進めない患者もおり、術後看護だけでは補いきれない不安の根があると感じる場面がありました。手術当日、手術室へ入室する直前の短い時間にこそ、患者が抱える恐怖が強いことを実感し、その瞬間に寄り添える看護を身につけたいと思い手術室を志望します。
貴院は術前外来や入院前支援にも力を入れていると伺いました。私は病棟で、患者の理解度に合わせて説明内容を組み立て、納得感が得られるまで言葉を変えて伝えることを大切にしてきました。手術室でも、限られた時間でも患者の表情や反応から不安のポイントを捉え、必要な声かけと情報共有を行い、安心して手術に臨めるよう支援したいと考えています。
志望動機例文3
私は救急外来で3年間勤務し、緊急入院から手術へ移行する患者対応を経験してきました。救急の現場では、検査や処置が同時進行し、状況判断と優先順位付けが常に求められます。そうした環境の中で、患者の安全確保を最優先にしながら、医師や各部署と連携して動くことにやりがいを感じてきました。今後は、より安全管理の比重が高い手術室で、術中の安全を支える看護を専門的に学びたいと考えております。
貴院は救急搬送を多く受け入れ、緊急手術も多いと拝見しました。私は救急外来で、短時間で患者情報を集め、必要な準備を先回りして整えることを意識してきました。手術室では、タイムアウトや物品・体位・出血リスクなどの確認を丁寧に行い、緊急度が高い状況でも手順を崩さず安全に手術が進むよう、外回りとして確実に支えていきたいと考えています。
ポイントの説明
総合病院の手術室を希望する場合は、手術室で働きたい理由に加えて、なぜその病院なのかまで文章に含めると説得力が上がります。採用側は配属のミスマッチを避けたい一方で、手術室は教育コストが高く、途中離脱のリスクも警戒しています。そのため、現場理解と継続できる根拠があるかを見ています。
上記の例文では、次の要素を意図的に入れています。
- 病棟や救急で得た経験を、手術室の業務に接続して説明している
- 患者の不安軽減や安全管理など、手術室看護の価値に言及している
- 応募先の特徴に触れ、なぜその病院で学びたいのかが伝わる
- 外回りとしての動き方、情報共有、確認行動など再現性のある貢献が書けている
文章を自分用に整える際は、経験年数、診療科、印象的な看護場面、応募先の手術の特徴を具体語に差し替えると、読み手にとって現実味が増し、型どおりに見えにくくなります。
手術室(オペ室)未経験の場合の志望動機例文
志望動機例文1
私は内科病棟で4年間勤務し、慢性疾患の患者を中心に長期的な療養支援を行ってきました。その中で、手術が治療の転機になる患者を担当した際、術前に不安が強く眠れない患者が多い一方で、病棟側は準備や説明で時間が取れず、十分に支えきれないもどかしさを感じた経験があります。患者が最も緊張する入室前後の時間に、限られた関わりでも安心につながる看護を届けたいと思い、手術室を志望します。
手術室は未経験で、器械や流れを一から学ぶ必要があることも理解しています。だからこそ、事前学習を継続し、手術の流れや麻酔の基礎、感染対策を整理した上で現場に臨みたいと考えています。病棟で培った観察力と、患者の反応から不安を拾い上げる力を活かし、外回りとして安全確認を徹底しながらチームに貢献したいです。
志望動機例文2
私は産婦人科病棟で3年間勤務し、手術を受ける患者の術前説明や術後ケアを担当してきました。術後の回復過程で、術中の体位や出血量、麻酔の影響が患者の訴えや経過に直結していると感じる場面が多く、術後だけでなく術中の看護を理解した上で患者を支えたいという気持ちが強くなりました。周手術期を一貫して学べる手術室で経験を積みたいと考え、未経験ではありますが志望いたします。
手術室は病棟と違い、患者との関わりが短いこと、緊張感が高いことも理解しています。その上で、短時間でも患者の表情や言葉から不安の焦点を見極め、必要な声かけを行うことはできると考えています。病棟で培った報連相と、医師や他職種との調整力を活かし、手術が安全に進むための準備と確認を着実に行い、チームの一員として貢献したいです。
志望動機例文3
私はICUで2年間勤務し、人工呼吸器管理や循環動態の観察、急変対応を経験してきました。重症患者の管理を通して、わずかな変化を見逃さずに先手で対応することの重要性を学びました。一方で、術後にICUへ入室する患者の経過を見ていると、術中の管理や手術室での判断が術後の状態に大きく影響していると感じ、術中から安全を支える看護を学びたいと考えるようになりました。そこで、手術室未経験ではありますが、周手術期看護の専門性を身につけるため志望いたします。
手術室は業務が細分化され、器械や手技、感染対策など覚えることが多いと理解しています。私はICUで、手順を標準化しながらも例外を想定して準備する姿勢を大切にしてきました。手術室でも、確認行動を習慣化し、タイムアウトの徹底、患者情報の把握、異常の早期察知を確実に行い、安全管理の面で貢献したいと考えています。
ポイントの説明
手術室未経験の志望動機で重要なのは、未経験である事実を隠さず、その上で何を準備し、どう成長し、どこで貢献できるかを具体的に示すことです。手術室は教育と定着にコストがかかるため、採用側は、憧れだけで来ていないか、現実を理解しているか、途中で折れにくい動機かを慎重に見ています。
例文では、未経験者が弱く見えやすい点を、次の書き方で補っています。
- 手術室の厳しさや覚える量を理解していることを明言し、現実認識を示している
- 事前学習や確認行動など、入職後に取り組む行動を具体化している
- これまでの経験から、手術室で活かせる強みを一つに絞って言語化している
- 患者の安心と安全管理のどちらに軸を置くかを整理し、文章に一貫性を持たせている
未経験の文章ほど、抽象語が増えると薄く見えます。配属希望の手術領域、これまで担当した患者像、印象的だった術前術後の場面など、具体語を一箇所でも入れると、採用担当者が人物像を想像しやすくなり、読み手の納得感が上がります。
手術室(オペ室)へ転職する看護師の志望動機の書き方のポイント

手術室の志望動機は、例文を参考にするだけでは十分ではありません。
採用側は、文章のうまさよりも、現場理解の深さと継続できる理由、そして具体的な貢献イメージがあるかを見ています。この章では、手術室志望ならではの評価ポイントを整理します。
なぜ手術室なのかを明確にする
まず最も重要なのは、「なぜ病棟ではなく手術室なのか」を具体的に言語化することです。手術室は、患者との関わりが短時間であること、緊張感が高いこと、業務が細分化されていることなど、病棟とは大きく異なる環境です。その違いを理解したうえで志望していることが伝わらなければ、動機が浅いと受け取られる可能性があります。
例えば、次のような観点で整理すると書きやすくなります。
- 周手術期を一貫して学びたいというキャリアビジョンがあるか
- 術中の安全管理やチーム医療に魅力を感じているか
- 入室前後の短い時間で患者を支える看護に価値を感じているか
- 緊急手術や急変対応など、高い緊張感の中で働く覚悟があるか
抽象的に「スキルアップしたい」と書くよりも、「術後合併症の背景を術中管理から理解したい」「タイムアウトや安全確認を徹底できる看護師になりたい」といった具体性を持たせることが大切です。
応募先の特徴と結びつける
総合病院の手術室といっても、実施している手術の種類や件数、教育体制、緊急手術の割合などは施設ごとに異なります。志望動機では、応募先の特徴に触れ、その環境で学びたい理由を示すと説得力が増します。
例えば、
- 年間手術件数が多く、幅広い症例を経験できる点に魅力を感じた
- 特定の専門領域の手術に強みがあり、専門性を高めたいと考えた
- 教育体制やプリセプター制度が整っており、未経験でも段階的に学べると感じた
といったように、施設研究を踏まえた内容を入れると、配属への本気度が伝わります。
これまでの経験をどう活かすかを具体化する
中途採用の場合、採用側は即戦力性や成長の見込みを重視します。未経験であっても、これまでの経験がどのように手術室で活かせるのかを具体的に示すことが重要です。
考えやすい視点としては、
- 観察力や急変対応力を、術中の安全確認にどう活かすか
- 患者や家族とのコミュニケーション力を、入室前後の関わりにどう活かすか
- 医師やコメディカルとの連携経験を、チーム医療にどう活かすか
- 感染対策や標準予防策の知識を、手術室でどう徹底するか
単に「経験を活かしたい」と書くのではなく、「外回りとして患者情報を整理し、手術が円滑に進むよう支援したい」といった具体的な行動イメージまで落とし込むことがポイントです。
現実を理解していることを示す
手術室は人気のある部署である一方、業務の厳しさや覚える内容の多さから、早期に離脱するケースもあります。そのため採用側は、「憧れ」だけで志望していないかを慎重に見ています。
志望動機の中で、
- 覚えることが多いことを理解している
- 患者との関わりが短いことも承知している
- 緊張感の高い環境であることを理解している
といった現実認識を一文でも示せると、継続性への不安を和らげることができます。その上で、それでも挑戦したい理由を述べる構成にすると、文章に深みが出ます。
熱意だけで終わらせない
最後に大切なのは、熱意だけで締めくくらないことです。「頑張ります」「成長したいです」で終わる文章は多く、差別化が難しくなります。
締めの部分では、
- どのような看護師を目指しているのか
- その病院の手術室でどのように成長したいのか
- 最終的に患者やチームにどのような価値を提供したいのか
を明確にすると、将来像が伝わる志望動機になります。
手術室への転職は、専門性を高めたい看護師にとって大きな挑戦です。例文を参考にしながらも、自身の経験と応募先の特徴を丁寧に結びつけ、読み手がその姿を具体的に想像できる文章に仕上げることが、採用に近づく第一歩となります。
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病棟、外来、オペ室、透析、その他 |
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まとめ:手術室は志望動機の完成度が合否を左右する
手術室への転職を目指す看護師にとって、志望動機は単なる形式的な記載項目ではありません。手術室は専門性が高く、教育にも時間と労力がかかる部署であるため、採用側は動機の深さと継続性を特に重視します。そのため、なぜ手術室なのか、なぜその病院なのか、そして自分がどのように貢献できるのかを具体的に示すことが不可欠です。
特に重要なのは、熱意だけで終わらせないことです。手術室の現実を理解したうえで志望していること、これまでの経験をどのように活かせるのか、どのような看護師を目指しているのかまで言語化できているかが、他の応募者との差を生みます。
例文はあくまで参考です。ご自身の診療科経験、印象に残っている患者との関わり、応募先の手術の特徴などを具体的に盛り込み、あなた自身の言葉で組み立てることで、初めて説得力のある志望動機になります。手術室という専門的な環境に挑戦する意思と準備が伝わる文章を目指しましょう。
このサイトの運営者情報
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株式会社peko |
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https://peko.co.jp/ |
| 所在地 |
〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F |
| 代表取締役 |
辻󠄀 昌彦 |
| 設立 |
2015年6月 |
| 資本金 |
14,000,000円 |
| 事業内容 |
- 有料職業紹介事業
- キャリアメディア事業
- インターネット広告事業
- SEOコンサルティング事業等
|
| 許認可 |
有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509 (厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細) |
| 届出 |
特定募集情報等提供事業:51-募-000760 |
| 連絡先 |
03-5324-3939 (受付時間:休日、祝日を除く10:00~17:00) |
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